優しい人 11
親にも、子供にも、いろんな経験や出来ごとの中で心の形成が成されます。親になって初めて親の気持ちを味わうのが普通ですが、そうでない親もいるから驚きなんです。
経験した人は多いでしょうが、「親の心子知らず」、本当にそう思いませんか? また、「子供の心親知らず」、といった非常に無関心な親も最近は多いようです。 しかしながら、きちんと心の交流が図れ、親としての自覚をもって、親の責任を果たしている新米パパさん、新米ママさんも少なくありません。
何が違うのかは簡単です。人間としての優しさがあるということに他なりません。前に述べましたが、自分の息子や娘が中学高校に進むにつれ、親の知らないことがとても多くなっていく話をいくつかの事例で紹介しました。裁判官が自分の娘の帰りが遅い(夏休み)と、当時の私の会社に電話ですごい剣幕で文句を言って来たことなど、親が子供の行動を掴めていない良い例でした。
自分の子供に限って、となっているからです。当時はまだ携帯電話の無い時代です。それがここまで携帯の発達した状況下では尚更に、「内緒ごと」が多くなっているはずです。
親に嘘をつくような生活を絶対にしてはいけない。これは原則として受け取って欲しいものです。常識を超えた携帯の使い方の中で、「自分本位」が主となれば、将来きっと取り返しのつかない時代になります。
中国が悪いとは思いませんが、残念なことに、急激な発展とともにいろんな意味で世界進出を図り、また経済成長によって、ある資格の中でどんどん条件の良い企業に転職する若者の姿が。決して将来的に良い結果が生まれるとは思いません。
日本人には、世界に誇れる文化があります。感性が豊かで、相手を思いやる文化とでも言いましょうか、人としての常識をわきまえ、労わり優しくできる国民なのです。
時代や環境が、安全神話を崩壊し、外国人が見る日本も少しイメージが変わりました。これほど残念なことはありません。秋葉原も新しい文化だそうですが、儲け主義からくる新しい形には賛成できませんね。
最近になって、各テレビ局が、いろんな形で「昭和」を採りあげています。「忘れ去られた昭和」とか、「甦った昭和」とか、内容は様々ですが、その全ては良き時代を再現し、再認識させるためのものだと思います。
「昔は良かった」、という発言を奨励するつもりはありませんが、人の心を大切にして来た時代は時代として学ばなければならないと思う。昭和の時代に何がそこにあったのか?
ひと言で言えば、人と人との「絆」だったはずです。どんなに科学が発達しても、人は心という大きな財産を授かっています。(つづく)
■ 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■ 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
経験した人は多いでしょうが、「親の心子知らず」、本当にそう思いませんか? また、「子供の心親知らず」、といった非常に無関心な親も最近は多いようです。 しかしながら、きちんと心の交流が図れ、親としての自覚をもって、親の責任を果たしている新米パパさん、新米ママさんも少なくありません。
何が違うのかは簡単です。人間としての優しさがあるということに他なりません。前に述べましたが、自分の息子や娘が中学高校に進むにつれ、親の知らないことがとても多くなっていく話をいくつかの事例で紹介しました。裁判官が自分の娘の帰りが遅い(夏休み)と、当時の私の会社に電話ですごい剣幕で文句を言って来たことなど、親が子供の行動を掴めていない良い例でした。
自分の子供に限って、となっているからです。当時はまだ携帯電話の無い時代です。それがここまで携帯の発達した状況下では尚更に、「内緒ごと」が多くなっているはずです。
親に嘘をつくような生活を絶対にしてはいけない。これは原則として受け取って欲しいものです。常識を超えた携帯の使い方の中で、「自分本位」が主となれば、将来きっと取り返しのつかない時代になります。
中国が悪いとは思いませんが、残念なことに、急激な発展とともにいろんな意味で世界進出を図り、また経済成長によって、ある資格の中でどんどん条件の良い企業に転職する若者の姿が。決して将来的に良い結果が生まれるとは思いません。
日本人には、世界に誇れる文化があります。感性が豊かで、相手を思いやる文化とでも言いましょうか、人としての常識をわきまえ、労わり優しくできる国民なのです。
時代や環境が、安全神話を崩壊し、外国人が見る日本も少しイメージが変わりました。これほど残念なことはありません。秋葉原も新しい文化だそうですが、儲け主義からくる新しい形には賛成できませんね。
最近になって、各テレビ局が、いろんな形で「昭和」を採りあげています。「忘れ去られた昭和」とか、「甦った昭和」とか、内容は様々ですが、その全ては良き時代を再現し、再認識させるためのものだと思います。
「昔は良かった」、という発言を奨励するつもりはありませんが、人の心を大切にして来た時代は時代として学ばなければならないと思う。昭和の時代に何がそこにあったのか?
ひと言で言えば、人と人との「絆」だったはずです。どんなに科学が発達しても、人は心という大きな財産を授かっています。(つづく)
■ 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■ 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)