幸せ探しの部屋

お稽古をしてお稽古をしてその日を迎えました。
嬉しいことは、発表会を全員が心の底から楽しみにしていたということです。
実際にお客様の前どころか照明を当てた舞台など立ったことのない生徒さんが多い中、９月23日の浅草公会堂での合同稽古は異様な緊張感と興奮が入り混じって行われたのです。
楽しみなことに対する姿勢！これほど素晴らしいことはありませんね。お稽古場と違って音響さん、照明さん、着付の先生等々が見つめる中でのお稽古は、まもなく来る本番に向けて十分な高鳴りでした。
先生は、「お稽古場ではどんなに失敗しても構いません」「その為のお稽古です」と言い続けていました。
その成果なんでしょうか？本番のそれ（姿）はまったく別人のような美しさとともに会場を湧かせたのです。
出来ることなら、カツラや衣装を着けて臨んだらどんなに素敵でしょう！そう思いました。

しかし、日本舞踊というのはここが一番大変なんですね！　先生はプロとして、大劇場で20年ちかくその経験を積んで来ました。若い人たちが、なかなか日本舞踊の世界に飛び込めないのはそこに殆んどの問題があると言ってもいいでしょう！と常々語っています。
波島陽子日本舞踊教室の人気は、その費用が激安であること、指導力にたけていることがあげられます。
まるでお友だちのように気さくに接してくれる先生の元へ生徒さんが集まる理由が分かりますね！
そうは言っても、いつか衣装やかつらを着けて踊らせたいとの思いが「白塗り」の勉強会開催となります。自分でお化粧できたらそれだけ費用がかからない。これはお化粧に限らず衣装や小道具といったことも同じです。
今回生徒さんは一流のスタッフに囲まれて舞台に上がりました。これだけでもその出演料は大変なものです。実際にはどこまで理解されているかは分かりませんが、私はその分「感謝の心」を説明します。
先生は、「教えてやっている」などと決して思う人ではありません。こんなことでやっていけるのだろうかと思えるほど「普及」に徹しています。

その結果なんでしょうか！本番の舞台のそれぞれの踊りに涙がこぼれそうになったのは・・・！
まるでお稽古場とは別人の素晴らしい舞姿に客席からも万雷の拍手が湧きおこりました。
まだ５～６歳だから仕方ないか！？お稽古場での集中力と闘っていた先生を知っているだけに、どうかな・・・と思っていた本番！抱きしめたくなるほど見事な踊りを見せてくれました。
おとなしく静かな雰囲気で｢大丈夫かな？」と思っていた女性は会場全体を魅了したのです。初めての人がそうだから、ベテランに至っては逆にそれに引きずられるように「さすが」と言われる舞台でした。
中には、先生のようになりたいと波島先生を慕う生徒さんが何人もいます。彼女たちはもう中堅クラスのような自覚の中でその舞台にいました。

お客様が、「全ての踊りに、先生の人柄が表れていますね」と語っていましたが、心根はちゃんと伝わっていたんですね！
浅草に専用のお稽古場を開設して１周年を記念しての発表会！もう発表会ではなく「ショー」にしたらどうですか？とお客様の感想を頂きました。

「観客を魅了する！」という言葉がある通り、ベテランの踊りはまたひと味違うものがあって楽しい！

今回は割と舞台が初体験といった生徒さんが多い中、見事なおかめとひょっとこの入れ替わりを見せてくれた。



なんでも、基本が大事と言いますが、基本の出来ている人の踊りは観ていて美しさが際立つからうっとりもしてしまう！　　日本舞踊は、日本人の日常に欠かせない「しぐさ」や「振舞い」を身につけることのできる最高の習い事と言っていいでしょうね！
特に、若い人から割と陰を潜めてしまった和の形の美しさ！　舞台で観ることができましたね！
現在、一生懸命お稽古中の生徒の皆さんも、きっと学んでくれたことでしょう！

日本舞踊は美しい！　実に美しい！　惚れ惚れしますね！

■　大盛況の中で魅せた凛凛しい舞姿


男役に挑戦したい！　お稽古しているときと違い、衣装を身につけてお化粧して、スポットを浴びれるまでになりました。　勿論、お客様はため息まじりに最後は拍手喝采！
表情の大切さをみごとにこなした本舞台の経験は、更に腕を上げるキッカケになったでしょうね！
なんとも素晴らしい！

■　まるで映画の１シーンのような粋な姿が再現されました


ご存知「緋牡丹お竜」を見せたのはタレントのななさん！
このシーンを、らしく魅せるために藤純子の映画を何本も見たという努力家！　こうなるともうお芝居を観ているような錯覚におちいるから不思議です。
男性（ヤクザ役）２人を相手にまわし、立ち回りを入れた振付はさすが波島先生。最後は片肌脱いで緋牡丹の刺青を見せる念の入れよう！　お客様は大満足の様子でした。

波扇会が終わって何日か経ちますが、生徒さんはまだまだ興奮状態にいるようでした。
高校野球に甲子園があるように、日舞のお稽古にもこうした晴れの舞台は最高の場所で、特に初心者にはたまらない経験となったようです。

私が、本番少し前からしばらくブログを更新できない期間がありましたが、嬉しいことに多くのみなさんから、まだですか？まだですか？の催促！
しばらくは波扇会を振り返ってみましょうかね！　
ほんとに今回の会の評判の良いのに驚きました。　観る人にとっても新鮮な舞台をご披露できたようです。


■　ありがとう！感謝の心こそ幸せになれる秘訣です。素晴らしい人生を！
■　優しさや笑顔に触れて温かい気持ちになれるように、あなたの真心で！
■　ご感想は　shiawasekazokuyt@nifty.com まで

波島陽子日本舞踊教室　浅草稽古場開設１周年記念




会場いっぱいに華やいだ雰囲気の中、盛大に踊りの会が開催されました。
東日本大震災の被災地東北からもご家族連れで！　宮城・岩手・福島・秋田・新潟・茨城・千葉・都内はもとより、山梨・兵庫・大阪からも駆けつけてくださった皆さん本当にありがとうございました。
先生の感謝の挨拶で幕を開けさすが波島教室という雰囲気が漂っていて素晴らしかった。



なんとなんと、実は私も特別に出演させて頂き、その仲間入りを果たさせて頂いたんですよ(笑）。

踊りは楽しんでやりましょうね！の先生の指導の元、参加者全員初々しさとともに素敵な舞をご披露くださいました。
出演できなかった新人さんもさぞ次回はと燃えたでしょうね！

多くの皆さまから届いたメールやお手紙に胸が熱くなってしまいました。

熱くなると言えば、こんな素晴らしい生徒さんもいたんですよ！
この発表会が始まる数日前に、わざわざ遠方から浅草の観音様にお参りに来られたそうです。
たまたま用があって、発表会の翌日メールをしたんです。そこで若い生徒さんは観音様のお話をしてくれました。
「実は10日も浅草に居たんですよ！」、驚いたのは発表会の翌日だったからです。
「なんでお稽古場に顔を出さなかったの？」って聞くと、観音様にお礼に来ていたと言います。
知らず知らずのうちにこみあげてしまいました。　その本人が素晴らしいのは勿論のこと、波島先生の生徒さんはこんな生徒さんばかりです！
「心磨きも出来たらいいな～！」、そう言って指導に取り組んでいる先生もついついうれし涙でその報告を聞いていました。

殆んどの生徒さんは若く、素晴らしい人たちばかりです。　今回、会場でそのご家族にお会いできましたが、なるほどねって思える素晴らしいご両親やお友だちに納得です。

普段のお稽古以上に実力を発揮できた皆さん！　取り組み方の違いですよ！(^_-)-☆

本当にお疲れさまでした。
生徒の殆んどのみなさんから、次回に向けてがんばらなくちゃ・・・　とメールが届きました。
お疲れ様！
会場に足を運んで下さったみなさん！　本当にありがとうございました！