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 ありがとうのアンコール

もう何年になるでしょう! 感謝の気持ちやありがとうにいっぱい触れました。
今日はもう一度「ありがとう」についてアンコールにお応えしましょう!

感謝についていくつか述べました。これもまず家庭内からでしょう!新聞を取ってくれたら「ありがとう」とか、日常の中でどれほど感謝を添える機会があるか知れません。
勿論丁寧すぎる必要はありません。素直な気持ちで発すれば良いのです。結婚したら言わないようになったという声を多く聞きますが、基本的には家庭でのそうした環境にあったか無かったかの違いは大きいです。
仮に自分はそういう環境にはなかったとすれば、これから自分がやっていけば良いのです。親の責任は大切ですが決して親の責任にしてはいけません。何故なら今回でそれを知ったわけですから、今からスタートで十分です。
「ありがとう感謝の気持ちは惜しみなく」、先輩やお客様、お世話になった人にだけ持つ事柄ではありません。両親に、兄弟に、学校で、友達に、会社で同僚に上司に。デパートやスーパー等での買い物で有難うは店員の役割ではありません。選んでくれた店員に等々どこにでも「ありがとうの場」が待っています。
恋人が出来ました。その時だけ表そうとしても難しいものです。恋人から結婚へ、そして子供が生まれて親になる。その過程で何千、何万回もありがとうのチャンスは訪れます。
何よりも自分を生んでくれた両親に「私を生んでくれてありがとう」でしょう。そしたら自然とお墓参りも心がこもります。感謝するところに笑顔や穏やかな環境ができますが、そうでないと事故や不幸が待っています。事故の殆どがその感謝の心の無さからというのも本当です。
そして何よりあなたのありがとうを周りの子供たちがみんな見ているものです。人生の先輩としても役割があることを忘れないでください。悪いことこそ子供は真似るものです。
常に、自然に「ありがとう」が言えたら幸せですよ。私の家庭はそんな話を一度もしたことがありません。しかし、夫婦の間ではありがとうの空気でいっぱいです。ありがとうは優しくなれるから不思議です。
まして育った環境の違う二人が一緒になるわけです。一番大切なことは素直な気持ちで感謝できる心を養うことでしょう。優しさがあれば二人はうまくいくはずです。思いやるという心はこうしたことから生まれますから仮に年下であっても敬う心をもって行動してください。
人間は長所もあれば短所もあります。相手の欠点を覗くのではなく相手の素晴らしいところを探しながら過ごしてください。自分にも短所はあるはずです。生きていくということはそうした謙虚な気持ちも大切なんです。

  春の兆しが・・・

春1

今年豪雪だった雪国もその雪の下では春を待つ植物でいっぱいです。
私が子供の頃などあの雪の下に何度も春を見つけたものです。

雪の下には水仙やふきのとう、つくしなどが春を今か今かと待っているのです。これだけ大雪でも大地は間違いなく暖かくなっているんですよ。多くの人を苦しめた雪たちは、何も無かったかのようにその姿を消してゆきます。
そう言えば降るときも何の断りもなく音も立てずにやって来ましたね。

都会ではそうした感動は味わえませんがすぐ近くの公園で見つけた春についシャッターを押してしまいました。

春2

見方によっては雪国とはまったく違う春の顔を見せてくれます。
しばらく何にも考えず一足早い日向ぼっこをしながらおにぎりでも食べたい雰囲気につつまれ初春を味わうことが出来ました。
昨年の春にあの恐ろしい大震災に見舞われましたが、今年はきっと穏やかでいて欲しいと祈り静かに春を待ちました。
お願いだから今年は静かでいてください。笑顔がいっぱいの春にして欲しいから!




 日本の春

春を待つ

昨日、英国国営放送BBCの制作で「日本の文化の紹介」のひとコマを近くの日本庭園にて収録が行われました。波島教室から何人かの芸者(モデル)さんを出して欲しいと依頼され参加したものですが、危ぶまれた天候も撮影開始とともに春の陽射しと変わり素晴らしい撮影日和となりました。
この番組は格式ある放送局によってシリーズで放送されているらしいですが残念ながら日本ではご覧になれません。何人かリストを出した中から写真の女優さんが選ばれカメラの前に立ちました。

上の写真をよく見てください。彼女が見ているのは梅と松です。芸者さんのイメージは生粋の日本女性でまるで竹を割ったようなと表現されますがまさにこの3つを合わせると「松竹梅」なんですよ!

それはともかくとして、どうですか?素晴らしいでしょう!これが日本文化の最たるものですね。
世界中探してもこの美しさにはお目にかかれないでしょう!
波島教室の生徒さんが、こうした文化や伝統に憧れて門をたたく気持ちよく分かりますね。勿論、今回のモデルさんはベテランの女優さんですからもう全てがうっとりです。しぐさ、ふるまい、すべてにBBCのスタッフもすっかり感激し「また会いたいですね!」ということでした。

このまま外国の皆さんにこの写真を額の中に入れてお土産に差し上げたいですね!
自分でシャッター押しながら酔っています。なんと美しい(ため息!!!)(^_-)-☆

 時代劇 本物のスター

 月形龍之介こそ名優

水戸黄門

私がまだ子供の頃、時代劇の東映は日本中に娯楽を届けていた。
片岡千恵蔵と市川歌右衛門を東西の横綱とし中村錦之助、東千代之介、大川橋蔵、大友柳太郎が花形看板として年に何回か登場する。里見浩太郎や松方弘樹はまだまだ青二才といったところだ。
女優陣は大川恵子、桜町弘子、丘ひろみ、高千穂ちづる等が常に花を添える。ときどき登場する美空ひばりも最高だった。
顏馴染みで無くてはならないのが「悪役」。進藤英太郎、月形龍之介、山形勲、薄田研二、原健作、加賀邦男、吉田義夫等は常に憎まれ役の常連なのだ。
私はちょい役、極端に言えばすぐ切られて死んでしまう端役まで名前を覚えたものだ。当時時代劇と言えば大映という会社も長谷川一夫、市川雷蔵、勝新太郎を擁し活躍していたが東映時代劇の華やかさとは別物で私は殆んど東映フアンだった。
映画を観ては近くの山や河原で棒っきれを持った鼻たれ小僧が集まってチャンバラごっこ。私のちゃんばら歴は半端でなく同じ映画を5回も6回も観る始末(映画館が東映上映館で親戚だったせいで)
私の頭には直径5mmほどの傷跡がある(つまりハゲ)。これは石碑の上(1m)で戦いながら切られたらかっこ良く死ねと先輩に言われ、リアルに倒れたら1mほど下の砂利の上に頭から落ちてとがった小石で5針も縫った跡だ。
余談はともかくとして、それからずっと時代劇フアンだからその歴史(知識)は本物だと自負している。

ここで紹介したいのは私の一押しである名優「月形龍之介」についてだ。
イメージはきっと悪役のイメージが強いだろう。しかし、最近の時代劇を見ても月形龍之介ほどの名優は2度と出て来ないと思う。
どの役をやっても、まさにそんな人物がいるであろうと思わせる凄さだ。「憎っくき・・・・」である。昨年で長寿番組であった水戸黄門のテレビ放送は終了したが歴代のどの黄門様役を見ても私の心は納得できなかった。
私の中では月形龍之介こそ本物の黄門さまだからだ。副将軍としての貫録は気品に満ちしゃべり口調にさえ酔ってしまう。立ち居振る舞いも今の役者にはない素晴らしいものだ。まるでそこに本物黄門さまがいるように思うのも不思議なくらいだ!
東映映画は年に何本かオールスター総出演の娯楽大作が上映される。忠臣蔵や清水の次郎長、そして水戸黄門がそれだ。それぞれの役者に強烈なフアンがいてそれがすべて登場するのだからたまらない。
大川橋蔵、東千代之介を助さん格さんに従え、片岡千恵蔵、市川歌右衛門を向うに回してもその貫録は実に素晴らしい。立ち回りも本格派でチャンバラフアンにはたまらないのだ。
若い人には勿論知る人はいないだろうが、DVDを借りて観て欲しい。必ずフアンになると言っても決して過言ではないでしょう。まさに、これが時代劇だと思わせるからです。

これは月形龍之介が主役ではないが、中村錦之助主演の「一心太助」という作品がある。江戸の町で人気者の魚や一心太助の物語だが、ここでの月形龍之介(大久保彦左衛門)が実に素晴らしい。
心の通い合う人情娯楽大作と言って良い。中村錦之助の華やかさの中に月形龍之介がまるで父兄のような優しさを醸し出している。一度進藤英太郎が大久保彦左衛門を演じたことがあるがショックさえ受けるくらいだ。
もの静かでいて温かさがにじみ出てくる。私は月形龍之介の主役作品(DVD)を全て持っているがおそらく一番大切な作品だろう。もう二度と出て来ない名優を忍びながらのひとり言でした。

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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
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