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 心豊かな日本の四季

 梅は咲いたか
隅田の梅TBA

梅は咲いたか 桜はまだかいな
柳ゃなよなよ 風次第
山吹きゃ 浮気で色ばかり
しょんがいな

恋の浅草 二人で行こかいな
何を言問 都どり
末は千鳥で泪橋
しょんがいな


これは端唄でとても有名ですね。 美空ひばりが色っぽく唄う様は今では味わえない日本独特の作品。

春を迎える粋な調子に昭和の平和が浮かんで来ます。
隅田川周辺は数本の梅の木ですが、3月の終わり頃になると今度は素晴らしい隅田の桜並木にみなさん一喜一憂出来ます。
本来、梅には日本庭園や神社仏閣が似合いますが、この光景(写真)はいかにも令和らしい一枚となりました。



湯島2

浅草に近い梅の名所と言えば「湯島天神」が有名ですね。
コロナのこんな時期ですから、平日それでも朝早い時間にカメラ担いでその湯島天神へ。
合格祈願、合格御礼の絵馬でいっぱいなのもこの天神さんの人気のひとつです。桜と違って白梅はどこか上品な感じでその美しさも格別です。

浅草から天神さん、そして不忍池や上野公園は近いのでぶらりと散歩には最高です。
天神さんの梅は丁度今が見頃でした。

湯島1

上の写真をアップで写すとこんなにも綺麗です。

コロナで溜まったストレスは発散のしようがないほど国民を苦しめています。
これから全国に桜前線が移動していきますね。 そう言えば昨年の隅田川の桜も静かなものでした。
土日に動けば密集と言われ世間の目も悲しいことに冷ややかです。でも、心を潤おわせないと人間は干からびてしまいます。

もう少しすれば新緑でこの辺りで言えば鎌倉など最高です。それも昨年は全て我慢の連続でした。
少し行動の要領を得て、こうして人気(ひとけ)のない時間を選んで即行動。やりようはあるものです。

特に日本の四季は美しい。 中でも春は格別です。
今年の梅はもう終わりましたが、これからは桜に牡丹、薔薇や藤の花とまだまだ心を豊かにしてくれる花が待っていてくれます。

心が豊かになれる程度にゆっくりと、静かに楽しもうではありませんか!?





 夢をあきらめない

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東武線浅草駅から鬼怒川温泉まで乗り換えなしの1本。個室まである豪華な電車で鬼怒川へ・・・。
あれからもう4年も前になるのかな!? この旅行が最後でその後旅行には出かけていない。
旅が大好きな私にとってはストレスも最高潮。きっとみんな何かしらそう思っているんだろうな!?

カラオケに行きたい、食事に行きたい・・・は当たり前の生活だったのに一変してしまいました。
自らに、「動くな」・・・と言い聞かせもう1年になる。長い、実に長く感じます。

考えてみると写真の旅は私がヘルニアで手術の2ケ月前でした。
歩かない車内は個室でゆったりしているから大丈夫だと思っていたら大間違い。鬼怒川に到着した途端歩けない。
2時間座っていたのがいけなかったのだ・・・・!!辛い旅だったことが思い出されます。
それでもその後騙し騙し生活していましたが、とうとう8月に手術。術後は驚くほど痛みは消えたのに今度は歩けない。鬼怒川へ行ったのが6月末でしたから3ケ月も歩いていない。当時は人生初めての経験でしたね。

あれ以来旅には出かけていないので相当そういう意味ではストレスですね。そしてコロナです。
これは私個人の問題でなく世界中がそうなのだから恐ろしいとしか言いようがありません。

いかに当たり前が大切か本当によく分かった出来事です。

人生楽しみを奪ったら灯が消えると言いますが、まさしくこのことです。
人が動くことで世の中が回っていることも改めて肌で感じますね。
きっと、もう元の日本に戻ることはないのではないかと思えるほど人々の心も変わってしまいました。

感性や情緒、私は日本舞踊に触れていて特にそのことは心配です。
心にゆとりや優しさがあって初めて日本の伝統は成り立っていると言っても過言じゃないでしょう。

何故蒸気機関車が登場するのかそれひとつ取ってもそう思います。
郷愁という言葉がありますが、旅はその醍醐味に包まれて成り立っているようにも思えます。
自宅で味わえないおふくろの味!! そういう家庭も少なくないんでしょうね。
せちがらい世の中になったものです。

でも、決して諦めずに人生を楽しむことは続けないと。
そのために健康でいないといけないんですね。なにをするにも健康あってです。

旅の計画をしながらコロナの収束を待ちましょう。







  心の春の素晴らしさ

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若い頃は夏が大好き人間でしたが、この頃は春に芽を吹く光景に心奪われます。
故郷はまだ大雪になるかも・・・・などと流れるニュースに「ゆきぐにか・・・」とすっかり懐かしくなっています。

都内ではなかなか観ることの出来ない自然の美しさ。
少年時代は木に登り川で泳ぎ畑や田んぼが相手の遊び場。それは大自然との共同生活でもありました。
雪が解けたら何になる・・・の問いに「水です・・・・」と答えた思い出。大人になって「春になる」ことを実感します。それは生活と直接闘うのは大人だからですね。子供たちは今でもきっと雪が降れば大喜びでしょう。それは生活の大変さを知らないからです。

昔々、田中角栄氏が新潟の雪を関東に送ろう・・・・と群馬県との県境のあの山を削ろうとした話しは有名な逸話です。あの山があるから新潟は雪が多いんだ・・・と。それほど雪国の生活は過酷だったんです。
時代が変わり、新潟にも真冬に車が通る時代がやってきました。その頃から少しずつ人間関係がギスギスし始めたんですね。それまではみんな助け合うことが当たり前で町内の団結力は素晴らしいものがありました。

便利が人の心を変える!まさにその起点だったのかも知れない気がします。
それが、平成になってそれどころではありません。

ネットが普及し、今やスマホを持たない人は居ません。心ではなく、ゲーム間隔での人間関係!「あ~嫌だ嫌だ・・・」と私もすっかり昭和人間です。
しかし、昭和が古いんでしょうか!?心が通じ合い、心で仕事をした時代の功績は大きいと思う。便利はあの日本独特の接客販売のデパートの存在を失くしてしまいました。三越の包装紙で届いた贈物に感動したものです。

こんな話しは今や若者にはおとぎ話なのかも知れませんね。木の上で蜂にさされた子供時代。大自然の中で育った私は素晴らしい時代で良かったと思っています。

雪が解けたらこんな風景(写真)に出会える。春だな~・・・と心が躍ったものです。








  美しい日本の春(こころ)

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あっという間の2月ですが、あっという間に「ひな祭り」がやってきますね~今年もまた。
日本の素晴らしい伝統的な行事(文化)もまたまた色あせてしまうのでしょうか!? ご存知のように台東区は浅草の近くに有名な人形店が何軒もあります。特に「吉徳のひな人形」や「久月のひな人形」と言えば日本を代表する老舗です。

普通ならもう「あかりをつけましょぼんぼりに・・・・」と流れている時期です。悲しいかなそんなムードでなくなってしまいました。
本当は私たちが先頭になってこうした伝統や文化を守らなけれないけないんです。なにか、みんな大人の責任のような気がします。良いものは遺さないといけません。コロナなんかに負けている場合ではありません。

そんな時、つい先日中国の母子さんが教室を訪れました。
お嬢さんは今年小学校1年生になる6歳です。 ご両親はもう18年ほど日本に居ておそらく今後日本にずっと住むことになるでしょう・・・とのことでした。ですから、この少女は中国を知りません。
日本がすっかり気に入ったご両親。日本舞踊教室に通わせたい理由を「もうずっとこれからも日本に居るのだから娘には日本人の美しい仕草やお作法を身につけさせたい・・・」、それが理由でした。
何か私の方が教えられる思いとなんとも嬉しいその心根に心がが躍るようでしたね。

体験姿に2度びっくり!!姿勢の良さと形の良さは将来有望・・・と拍手喝采です。

近年は、インバウンドと称し誰もかれも日本文化を紹介する日本人の旅行関係者。私が一度そうした営業にハッキリ言ったことがあります。つまり、彼らはただ紹介をするだけです。さもさもご自分が日本文化は素晴らしいことを一番知っているかのような口ぶりで私たちと商談に入ります。そこで私のキツイひと言です。「みなさんは他人(ひと)のふんどしで相撲を取っているだけ・・・・」と。一瞬、真っ赤な顔になりますね。本当のことを言われ、図星に返す言葉が無いはずだからです。従って実に自分(会社)本位の話しになります。
そこで、真っ赤になり憤慨(顔には出しませんが)して帰る担当者。 いやいや・・・、「なるほど・・・・」と更にその気持ちを活かしたいと前向きな担当者。伝統は心です。軽い心でそれを商売にしようなんて虫が良すぎます。それではお客様に本当のご案内が出来ないからです。
それが証拠には、観光ブームで日本のあちらこちらにどれほどにわか芸能チームが誕生したことでしょうか!?
日本の代表的な京都大阪でさえそうです。私は5年ほど前にそうした受け入れ側の体制や実力がどうなっているのか見学に行ってきました。日本舞踊教室を運営している等は勿論伏せてです。

有名な撮影所では忍者ショーをやっていました。京都のど真ん中では剣舞ショーを!大阪の忍者ショーまがいの剣舞を。これでは外国人の観光客を騙していると一緒です。まるで高校生が忍者ごっこをやっているレベルに唖然としました。
それでも、それが本物と思い楽しんでいる姿に罪悪感すら思えます。

歌舞伎や狂言、それは日本舞踊とて同じです。伝統は厳しい芸の世界を象徴するようなものです。
こうして言葉で表現することは簡単です。 私も、そう言われないような取り組む姿勢と実力ある教室にと常日頃心を開いております。

中国のお母様が、「日本にいるのだから美しい日本の仕草や振る舞いを身につけさせたい」とする心に改めて責任を感じさせられました。



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これからの時代を担う子供たちに指導する波島陽子。 まさにピッタリのお役目ですね。
ちゃんと正座するなど今の20才代でも殆ど経験や体験は無くなりました。それが、浴衣姿になった途端気持ちがおしとやかに高揚するんだから魔法のようなものです。
本当に、こんな光景を総理大臣に見てもらいたいですね。私たちのお稽古場は江戸(とうきょう)は浅草のど真ん中にあるだけあってその注目度は大変なものです。逆に言えばそれだけ責任があるということです。 
すでに「令和の時代」。私たちには想像もつかない考え方の若者が増えるって決して不思議ではありません。それでも憧れるんですね!!着物文化、その振る舞いの美しさを象徴する日本舞踊に憧れる若者が居ることを決してないがしろにはできません。

見方にもよるんでしょうが・・・、写真の子供たちを見ていてまるでひな人形にさえ見えることがあります。

コロナで人の心が稀薄になりつつある昨今、決して失いたくない世界です。
発表会をやる為にお稽古しているのではありません。女優(やくしゃ)になる為にお稽古するのでもありません。立派な社会人、それも美しい日本の心を大切にするために修行するのが日本舞踊教室です。

波島教室は5歳くらいから75歳くらいまでとても幅広いみなさんが自分磨きに懸命です。
とくに、20歳代30才代が圧倒的に多いお稽古場、それだけに日本の将来も楽しみですよ。多くの外国人観光客のみなさんは、そうした日本の心に触れたくてやって来ることを忘れてはいけません。

1年間もコロナに苦しめられました。仮に、コロナが収束したとしても、おそらく押し寄せるであろうバブルに翻弄されないよう、しっかり地に足着けて本当に美しい日本を紹介し続けましょう。

これだけのコロナ禍にあって、不思議なくらい新しい生徒さんが増え続けています。みなさん、間違いなく日本が大好きなんです。
明るい日本を育てましょう。もうすぐ日本の美しい春がやって来ます。








 湯島の梅に魅せられて


湯島1

今年の湯島の梅は例年より遅いように思うが気のせいだろうか!?
昨年の今頃から少しずつ広まったコロナ騒動に、令和2年は全てが止まったように思うがここ湯島天神の梅はどうだったんだろう。
昨年はご存知のように隅田川の観桜会は初めての中止。日本の春が消えた瞬間でしたね。。

今年2回目の非常事態宣言が発令されても、自然は間違いなく巡ってくる。そう思っていたせいか、快晴下の梅はまだ3分咲きくらいかなとも思うが実に美しかった。

ここ東京の湯島天神は浅草から散歩コースくらいと実に近い。

梅は咲いたか?桜はまだかいな?
このあと、「ただひらひら・・・」と続くが実はこの歌は実に長い。しかし、「梅は咲いたか?愛はまだかいな?ただただひらひら華麗に舞い待ちわびる花‥‥」と結ばれている。

特に有名なのがなんと言っても「湯島の白梅」、泉鏡花の「婦系図」のお蔦の言葉ですね。
いろんなエピソード等を知っているとまたこの梅は格別に心に入ってきます。今は丁度受験等々での合格祈願で若者が多くなっていますが、そうした知識も心に留め置いたら嬉しいなと思うところ。


湯島2

あと10日くらいしたら満開の梅を楽しめそうだからもう一度来るぞと言い聞かせまだ数少ない花を楽しんだ。
勿論ここの梅の素晴らしさを知っていて訪ねるのだが、不思議ですね。その時々の顔を魅せてくれるからたまらないですね。


湯島3

今年は秋田の方でもなんと2mもの雪が一昨日計測されたらしいですが、本当に申し訳ないほどの青空。

梅が何か話しかけているようにも見えませんか!? それほど見事です。
このまま収束し世界中が安心できる日常に・・・ついついそんなことを祈りたくなるほど見事な梅です。

まだまだ蕾が多く、この蕾が境内いっぱいに咲き誇ったら言葉を失うほど美しい日本の春の始まりです。

何度通ったか分からないほど来るたびに別の顔を見せてくれるのも楽しみのひとつですね。
カメラ片手に、来たい訳分かるでしょう・・・♬







 波島教室の掲示板

掲示板TBA

「春を待つ」・・・・、響きの良いコピーですね。

波島陽子日本舞踊教室には、お稽古場の更衣室に掲示板があります。今回は特に「コロナのお知らせ」でいっぱいでしたが、できる限り「規則」や「お願い」ではなく嬉しい掲示にと開校以来心がけてきましたがお陰様で波島教室は明るいです。
出来るだけその明るさを壊さない掲示に心がけて来たのに、昨年から今日まではさすがに「コロナ情報」でした。

楽しみにしていた「湯沢公演」も決して色あせてはいません。
一般の生徒さんも開校当初からいろんな舞台に上げてきました。インド・ドイツ、台湾等々、そして国内でのディナーショーの数々。発表会は全て大劇場。その他様々に招かれる記念イベント。
踊れるようになれば、こうした大舞台に立たせる波島の心根。あり得ない行動ですね。素人さんがこうした舞台で舞うなど夢のまた夢です。生徒さんが喜ぶ姿をみて微笑む師匠。多くのみなさんから先生の感想をメールで届きますが、指導者冥利に尽きますね。

波島先生が意地悪をする、威張る、怒るなど1000%ありませんが、指導者の資質を深く感じています。

先般、国会の予算委員会で、ある野党の女性議員がとんでもない失礼な暴言を吐いていましたね。
さすがの菅総理も、「少し失礼じゃないですか!?・・・」と答弁していましたが、まさに人の心の醜さです。
問題があればあるほど、いたわり合い思いやる心をもって解決すれば良いのに、野党は「文句を言うのが仕事」かの大間違いでバッチをつけている。

感謝の心、謙虚な心は性格ではありません。私の経験から、この国会議員にしても「人間性」なんだと思います。
自分が中心でものを考えたら世の中不満だらけです。少し注意すれば爆発する今の若者。
自分に得なことは受け入れ、自分にマイナスなことは攻撃にも変わってしまう。

大きな舞台や諸外国での経験はとても一人ではできないんです。
教室もそういう意味では大きく成長しましたね。感謝の気持ちが持て、相手の心に寄り添う優しい心根の持てる若い生徒さんが増えたことに感動すら覚えます。

30周年記念の浅草公会堂での舞台は公演時間が7時間にも及びました!!
これは、なんとか生徒さんに多くの経験をさせてあげたいという師匠の心根(おもい)なんですね。大きく膨れ上がった今日での発表会。もし今まで通りの考えで計画したら10時間やっても足らない人数になってしまいました!!何か新たな考え方でないと開催できない規模に!!
若い皆さんがこんなにも日本の文化に触れたいとする心情はただただ嬉しい限りです。

運営者の私にとっての思いは技術の習得もさることながら、「人間性」の学びの場であることも開校当初からの願いですから野党の常識外れの罵声のような声が出ない道場にしたい・・・と。

感謝、謙虚、感動の3Kを身につけたら本物の日本舞踊が舞えます。

2月に入って今度は春到来です。
 「春を待つ心」、日本人ならではですね。

素晴らしい春にしましょう。















プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

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