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  若者の変遷

豪雪1
 
東京に何十年ぶりだと大雪のニュースが走った!

4年前の2月8日も驚くのような雪だった! 翌9日に波島陽子日本舞踊教室の発表会「光春譜」
を控え、出演者(生徒)はサウナに泊まったり急きょホテルに泊まったりと交通機関の乱れや道路
に積もったあの雪景色が今年のそれより鮮明に覚えています。

当日(9日)は家元波島の親戚までもが来れないほどの危険な状況。
果たしてお客様が来て下さるんだろうか・・・  もうその心配でいっぱいだったことが懐かしい。

ところが、ふたを開けたら超満員で立ち見がでるほど・・・! もし、雪が降らなかったら定員オーバ
ーで私(責任者)が消防法違反で始末書ものだったでしょう!!

写真に見るように、私の故郷の冬はおそらく今のみなさんは想像もつかないことだろうと思う。
間違いなく屋根の雪は大人の背丈ほどあるのが分かるでしょう!
道路の雪は1階の屋根の高さを軽く超えています。

豪雪2

知らない人はこの様子を「雪下ろし」と表現するかも知れませんね! 
違うんですよ! 我々故郷ではこれを「雪堀り」というんです。

でも、何か不思議に思いませんか!?
屋根から地上?に下ろせるように見えますか!?  そうなんです。こうしてだんだん1階の部屋
は真っ暗になってしまうのです。

確かに、平成の今は昭和の当時ほではなくなりましたが、加えて消雪設備が完備しているので
たいしたことないと思うかもしれませんね!?
しかし、毎冬の雪の量は今回のように大騒ぎするほどの比ではありません。

田中角栄元総理は、この雪の苦しみが分かるだけに、新潟県と群馬県の間にそびえ立つ山々を
削り、爆破してこの雪を関東地方にもプレゼントしようじゃないかと考えたのです。
「日本列島改造論」はこうしたことから生まれたんですよ。 素晴らしい政治家だったと思う!
国民を救うのが政治なら、まさに歴史に残る大政治家であったのですね。

自分の損得ばかりを考える姑息な人間が議員バッチを着けている今とは比べ物にならない。
山を削る大望はさすがに難しい問題でしたが、国民を思う心が成し得た日本全国への交通網。
高速道路・新幹線、飛行場の整備。
物流の革命も人の行動範囲も今では当たり前ですが、多くの反対勢力をもなぎ倒して現在がある
のです。

あれだけ反対していた反対勢力の面々が、新幹線に乗り、高速道路で各地元選挙区へ戻る姿は
しばらく滑稽でした。

豪雪3

よく、豪雪時は「電線をまたいだんだ!」・・・と私が口にする姿がこれ(写真)です。

田中角栄がそうであったように、雪国の人間の辛抱強さは想像を絶するところにあります。

田中角栄に少し触れましたが、この苦しい現状を喜びに変えようと立ち上がった当時の若者「田中
角栄」の夢の実現は世界中を驚かせたんですね。

憧れはとても大切です。
憧れや、「好き」という趣味の域から夢につながり、今も若者は夢を追いかけていることでしょう。

しかし、その夢も「生きていく」ことにつながらないことにはただのマスターベーションにしか他なり
ません。

この雪の中に、世の中を変えたいとする「列島改造論」があった。

歴史から学びなさい・・・・という言葉があるけれど、やれないのではなく「やらないのだ」と自身に
言い続ける勇気が必要。

怖いのは、基本(知識)がなっていないのに夢ばかり追いかける若者の多くなったこと。

前々から「便利さ」に対する懸念や忠告をしてきましたが、相手(ひと)の意見に素直に耳を傾ける
ことすら出来なくなってきた昨今を憂いるばかりです。

困難は、便利さでは解決できないことが多いことに気づかない若者が今後を心配するほどはびこっ
ているんですよ!

私は、「昔はね・・・・!」とは言いません。 今は昔じゃないんですから。
でもね! 人を思う心根が無ければ「列島改造」などというアイデアは決して生まれなかった筈。

私が、名古屋の会社に勤め若くして工場長になった時のことです。
名古屋名産・宮内庁御用達を看板の老舗でした。 知っての通り、工場など「生産性」の向上を図
らなければならない典型的な場所です。

当時、1日(8H)約1800個の贈答品を製品化していたと思います(懐かしい)。
入社以来、大変だな・・・・と思っていた製造という作業。 これをある改革で1日3500個までのし
上げたのです。 従業員数を変えずにです。

このアイデアはその後、10年ほどして現在のどのコンビニにも採用され、ドリンク陳列ケース
(冷蔵)になって普及しています。

従業員に、どんなに喜ばれたか知れません。
会社始まって以来の特別賞を頂いたことを覚えています。
それがきっかけで、全国に講演に招かれるようになったんだから不思議ですね。

現在の私の役割は「本物」を育てることです。
嬉しいことに、素晴らしい波島陽子という振付師がいることでその夢も叶いそうです。
勿論これから5年後くらいと想定していますが。

何故なら、主役は私ではないからです。
何も芸能人を育てたいと思っている訳ではありません。  日本の伝統を、この素晴らしい文化を
一人でも多くの若者に伝えたい・・・とする波島陽子の援護が出来たなら・・・・。

波島は、有名になりたいとか、TVに出演したいとかではありません。
本来の日本の美しい着物を通じ、これを舞いというドラマに若者の喜びを添えてあげたい。
彼女は心からそう思っている女性(ひと)です。

現代っ子が多いから、着物は着ていてもまだまだ本当の「挨拶」が出来ないでいる若者が多い。
勿論性格も手伝って素晴らしい挨拶の出来る生徒さんも勿論います。

何かを成し遂げるとき、相手を思いやれる心にこそその原動力があると言えますね。

人間と言うのは、とかく自分に得なことだけに走りがちです。

昨今、ご存知のように「東京オリンピック」も近いせいか、外国人観光客が異常に増えました。
「この時期(チャンス)を逃すな!」が激しいように思いますよ。

日本の文化の紹介とか、伝統を体験して頂こうなどと門戸を開いていますが、「金儲け」が最優先
のそうした関連会社の多いこと。
つまり、その場が良ければ・・・・なんです。 それが証拠には「全てに粗雑」が目立ちます。

勿論そうした仕事も夢のひとつかも知れません。

便利や簡単に・・・では心に残るおもてなしは不可能です。

3枚の写真からそれぞれ何を感じて頂けるかは人みなそれぞれです。

雪国の人は、この雪と闘わなければ我が家は潰れてしまうのです。

毎日、この豪雪と闘ってきた人たちの心こそ強さでしょうね。
それでも人懐っこい笑顔が飛び交い多くの思いやりが育ちます。 それが人間です。

夢に向かう若者よ! 辛いことから逃げるな! 自分の心で夢を掴むんだ・・・と言いたい。

本気になって立ち向かうことで素晴らしい春もやって来るのだから。












 日本の心こそ観光資源

体験A


2020年、東京オリンピックまでに年間4000万人の外国人旅行者を招きたいと政府から発表があった
ように、昨年も最高記録に達しましたね。

仕事柄、十分意識して浅草寺界隈を観ていますが確かに外国人の多いのに驚かされます!

私どもも着物を通し、日本舞踊を通してこの体験にはパイオニア的な役割を果たして来ました。
勿論、学ぶことだらけですがその「おもてなし」は非常に責任を感じているところです。

たまたま私どもは雷門通りに教室を構えている関係でとても多くの体験者が訪れます。
着物を着て浅草を散策は同業者が増えました。 それでも私どもが少しも驚かないのはどこにも負けな
い作品を提供しているからです。

観光ブームに便乗して「金儲け」が優先することへの危惧感は抜けませんがそれでも信念を持って本物
志向を貫き通せばきっと喜ばれる。  そう信じて迎え入れているところです。

正直を言えば、波島陽子日本舞踊教室として「日本舞踊」を教えるのが最大の目的で立ち上げたのです
が旅行会社の要請で「体験部門」もすっかりそのコースに定着しました。

昨年、京都での体験に2~3ケ所行って来ましたが、「ああ!これではいつか飽きられる」と思ったのが
本音であったことは実に残念でした。

つまり、それぞれにプロが居ないというのがその大きな理由です。 簡単な着付けで真似事のような殺陣
を見せられたときは驚きました。
確かに、外国人には伝統芸の真が分からない訳だから、着物を着せて刀を持たせたらそれだけで喜ぶ
ことは否めないんですね。

これが食品なら一発で分かります。
日本食を美味しく綺麗に盛り付け味わっていただく。  茶道など全くそうではないかと思います。
正しい作法に続き、不思議な美味しさが無ければ決してもてなしてはいけないんじゃないかと常々心配
しています。

言いたいことは、「ブームは必ず去る」ということです。
日本の伝統や文化はブームではありません。

多くの外国人が体験に来たときに、一番知りたいのは「何故日本に来たかったのですか!?」と聞きま
す。   必ず返ってくる答えは「日本は素晴らしいから・・・」「日本は綺麗だから・・・」「美味しいから」等
が殆どです。

何故綺麗なんでしょうね! どうして親切なんでしょうか!? そして、なぜ安心なのでしょうか!?
勿論その理由はひとつです。

勿論商売は儲けなければ成り立ちません。  しかし、この儲けたい心に問題があるのです。
私も、諸外国を旅してみて思うのは全くその通りでした。

グアムやハワイは日本人から何とか儲けたいで必死です。
沖縄に昔「海洋博覧会」がありましたね。 私は行ってないので分かりませんが、沖縄の友だちから聞い
たのはとても悲しい現実でした。

多くの観光客を見込んだ商法に問題が起き、海洋博が終わってから極端に沖縄への旅行者が減ったと
聞いています。
本当は、東京や大阪でなく、東北地方へでも旅行に行って頂きたいのが本音です。
それは日本人独特の素晴らしいおもてなしに出会えるからです。   正直言って受け入れ側の心根が
違います。   心のサービスが大であることが大きな理由です。

これはきっと、日本人が旅行してもそう思うはずです。

新年明けてもう2週間が過ぎました。
皆さんは、どれだけの友や知人に年賀状を書いたでしょうか!?  スマホ時代も手伝って少なくなった
んじゃないでしょうか!?
淋しいことですね・・・・! つまり、便利に慣らされた人がどうして日本人らしくもてなせるんでしょうか?

お客様(観光客)が多く来れば来るほどその受け入れは大変なはずです。

よく、こだわりの大きいお店が「今日は80人分で終わり」・・・と店を閉める話は聞いたことがあると思い
ます。
京都の美味しい漬物店で昔は午前中に店を閉めるところがありました。
つまり、美味しいのはそんなに大量生産出来ないからです。  お客さは居るのに店は閉める。
このこだわりこそお客様のことを考えての算段です。  逆に話題になりましたね。

上記の写真のように、正しい着物の着付けで楽しんで頂く。 写真ひとつポーズがあって記念になる
1枚をお土産に・・・の心が大切なんですね。

私どもは、一流の着付師が担当し日本舞踊の師匠がポーズをつける。   本人も最高の記念写真が
撮れるということです。

オリンピックが終わったら、それこそ口コミでまた浅草(日本)へ行ってみたいと言って頂けるおもてなし
をしたいと思いますね。

私もいろんな体験受け入れの業者を知っていますが、一緒に仕事をしてみて驚くのは着付けひとつ本当
にお粗末だということです。
そういう業者に限って自分のところは凄い・・・と豪語します。  本当に怖いですよね。

先日の成人式で着物レンタル会社の大変なニュースが流れていましたが、ブームや勘違いで儲け仕事
に手を出してはいけないという悲しい事例です。

商売が先ではなく、喜んで頂くことが先なんです。

これから東京オリンピックで関連していろんな商売がここぞとばかり動き始めるはずです。
政府も、一番心配しなければいけないのはそこだと思わないと。
日本に訪れる人が多ければ多いほどその「責任」も重要になってしかるべきです。

繁盛し潤うことは大切です。
前回の東京オリンピックの後の日本経済は大変だったそうです。 そこにはいろんな要因があった筈で
すね。  しかし、目先しか見ていない者がお客様を受け入れたらどうなるか、そんなことはやる前から
分かっているはずです。

日本に来た人たちがが口コミで、「日本はやっぱり素晴らしい」と一言言って頂けるだけでオリンピック
以降も観光客は途絶えないんじゃないかな!?

着物や日本舞踊に関わる者として、日本の伝統を心から楽しんで頂きたいとの想いで綴らせて頂きま
した。

日本人の心こそ観光資源と思いませんか!?  これぞ世界に誇れる財産です。



 

 2018年の運勢は吉

正月1

今年の浅草はその殆どがこのような素晴らしい青空に恵まれ、観光のメッカとしては素晴らしい日々の
中で2018年をスタートさせましたね。

私は例年三が日の初詣ではあまりにもここ浅草寺は参拝客が多いので、地元でありながら浅草寺は避
けて2日は待乳山聖天様にお参りしてきました。

勿論、近々に浅草寺へはと思っていましたが、昨日1月11日の数字の並びをゲンが良いので観音様へ
行くことが出来ました。
1年中お祭りみたいな浅草!!  2020年の東京オリンピックには4000万人を目標とした海外からの
観光客受け入れを政府は発表しましたね。 そこに国内からの観光客を加えたら一体浅草浅草寺はどう
なっちゃうんでしょう!!!

国内でも明るいニュースが聞かれましたね。 全国的に社員の給与が上がるとのこと。
そうした景気ででしょうか、すれ違うみなさんの顔がほころんで見えるのは私だけじゃないでしょう。

私も過去バブルの時代を真っ向から経験したものです。
なにか、どこもここも笑顔だったような気がしましたね当時。

お願い

浅草寺の境内を歩くとその殆どが外国人のみなさんでいっぱいです。
神社仏閣での「おみくじ」は一度やってみたいとのことで、日本人よりおみくじに挑戦者は多いです。

みなさんもやはり今年の運勢は気になりますよね。

戌年の2018年は「素晴らしい年になる」(良いことが多い)が占いの殆どです。
良い方向へ行くには「前向きに考えて行動すれば吉」が今年の根拠だそうです。

それぞれに自分に自信をもって歩きましょう。

前向きに考えて吉は120%当たっています。
私の人生はまさにそれでしたから生き証人が保証します。
私の人生を語ると本当に1冊の本になるから執筆して・・・とよく言われます。

この世に生まれてから「幼年期」「少年期」「青春時代」、それからずっとずっとそうでした。
これは両親から貰った明るい性格がそうさせたんだと思います。

人の心を大切にすることをずっとずっと説かれた幼年期。 無邪気に、天真爛漫に過ごせはしましたが
「挨拶の心」「感謝の心」を持ち続けられたのはまさに両親のお陰でしょう。

雪深い越後の山奥で育ち、最近の大雪で大騒ぎをしていますが、当時はとてもこんなものじゃありませ
んでした。  ひどい時は1週間屋根に上がり雪下ろしをしたものです。
それも4m・5mとの雪と闘うんですからね。  そこから生まれたのがあの内閣総理大臣田中角栄です。

我慢をしなければいけない! 頑張らなければやって行けない生活環境は今考えても想像を絶します。

田中総理は「あの三国峠(苗場)があるから大雪に泣かされるんだ! あんな山は削ってこの雪を関東
にもやろうじゃないか・・・・」と辻説法はしょっちゅうでした。
それは叶いそうもないのであの山にトンネルを掘ったんですよ。 関越高速道路や上越新幹線がまさに
その象徴です。

故郷を愛するが故ににじみ出る思い。 いや願いでしょう。
困ったこと、不便な事柄からは素晴らしいアイデアが生まれることの典型です。

ところが、最近のニュースに驚き以外ない事件を知りました。
あの「カヌー選手の薬物混入事件」です。  努力をしないで自分が代表になりたい・・・など前代未聞
の出来事に夢物語を聞いているような思いでした。

まさか、日本人選手の中から・・・!!  
私がずっと言い続けている「心の持ち方」の悪い典型的な例です。
まして、ライバルの飲物に薬物を混入させるなど言語道断で言葉もありません。

成人式の振袖事件もきっとそうだと思います。
商売は「心」でやるものです。 金儲けが出来るんなら誰でもやります。  相手を思う心があって商売
は成り立ちます。
よく、私は「聖職」と「職業」について講演等で話しますが、本当はみな聖職であればこれほど素晴らしい
ものはありません。
「会社の定義とは」・・・の正解は利益の追及が大正解です。 だからと言って利益の為なら何をしても
良い訳ではありません。
仕事を舐めていた典型があのような事件へとつながるのは120%そうです。

楽をして目的を果たせることなど絶対にありません。 夢に向かって血のにじむような努力がそこにあっ
て目標が見える訳です。
便利さが心を奪うと私は毎回のように危惧していますが、もう分からないんですねそうしたことが。

もっと悪いのはその親の年代じゃないかとも思えて悲しくなってしまいます。
骨が無いというか、根性が無いというか、指導や教育に自信が無いというか・・・。
確かに現代の若者は本当の厳しさを知らない人が多いような気がします。

学校でも先生は生徒を叩けない。 叩けば制裁を受け、父兄につるしあげられる時代。 
叩くことを奨励している訳ではありません。
周りに気を使い、ドキドキしながら教育などできません。 本当に愛情があれば本気で叱ることは出来る
はず。  ところが、怒られる、叱られる側にも大きな問題があって、何か言われればそこを避けようとす
る!!  もっと言えば去っていってしまう。
去ればいいと思います。  その若者が成長し大人になって指導者の真似事をする。 素晴らしい人材
が生まれる訳がありません。

このままでは日本がダメになってしまう・・・・。  その通りです。

日本人の一流アスリートがまして可愛い後輩の選手の飲物に禁止薬物混入など世も末ですね。

勿論、全ての若者がそうだ(だらしない)と言っているのではありません。
やはり、オリンピックの代表になるということは、自分に勝つことで代表に選ばれる訳です。
そうして頑張っている者が檜舞台に立てるのです。

私は仕事柄、教育者とも接点が非常に多いですが、「立派」と言われる教育関係者になかなか出会えて
おりません。
生徒を教育する前に、まず自分磨きをしなさい・・・と言いたい御仁でいっぱいです。

日本舞踊の関係で非常に多くの生徒さんと接しています。 原則「妥協」しない私はおそらく敬遠されが
ちであることは承知の上です。
しかし、私の指導には信念があります。 だから、素人でも大舞台で大喝采を浴びているんでしょう。

日舞(新舞踊)を通じて学びたい夢はその殆どを理解しています。
だから、その夢を実現させてあげたい。 ただそれだけです。 しかし、やるのは私ではありません。
本人が行動しないことには成長はまず無いからです。  ことある毎に、波島陽子の指導に触れますが、
波島はまずお稽古中に怒ることは皆無です。 芸術というのはとっても特殊で、誰にでも出来るものでは
ありません。

勿論、楽しむ程度であれば全く問題なくできます。
でも、上手になりたいと思うのは世の常。  そこが波島の指導の凄さでしょう。

中には礼儀を知らない若者もいます。  お稽古場では礼儀作法で言えば少し窮屈なんでしょうね。
日常の生活でやっていないからです。  だから習いたいと来ている生徒さんが多いんです。

誰だって嫌われてまでやりたくない・・・は本音だと思います。
良い意味で、嫌われ役が居なかったら月謝がもったいないと思えて仕方ないんですね。

もうお稽古場を開設して10年近くになりますが、心の分かるお弟子さんとしてキャッチボールできる人が
多いのは救われます。
自己中心的の性格はどこの社会に行っても見かけます。
褒めればつけあがり、怒ればふてくされる・・・・と昔の人はよく言ったものです。
それはいつの世も変わりません。 しかし、どんな人間にも良いところは本当に沢山あります。
まして、日本舞踊を習いたいと思うだけで素晴らしいことだと思っています。

「どうぞ今年は・・・・」とおみくじを引く心根はきっと世界共通でしょう。
夢は必ず叶います。

なぜ叶うか!? 神様が、仏様がそうさせているのではありません。
今年の運勢「前向きに考え行動して吉」・・・はあなたの心がそう導くということを忘れてはいけませんね。
自分の思う心のようになる。 これが運勢です。

前向きに、笑顔で、明るく過ごす2018年。 とっても楽しみですね。
それには、まず何と言っても健康です。 健康でなければ何にもできません。


私事で言えば、乱万丈な人生を過ごして尚、これからも素晴らしい夢に向かって歩こうとしている自分
自身に大きなエールを送りたいと思っています。

人生は本当に想像を超える出来事と遭遇しながら歩いて行かなければなりません。
明るく良いものの考え方がきっと今年の運を開いてくれます。

思い立ったら吉日。 自分を信じとことんやってみましょう。













 おごりという大罪

五つ葉

平成30年も明けてなんと本日はもう成人式を迎えました!!

晴れがましい日に心を穏やかにテレビをつけるとまだ日馬富士暴行事件を語っていた。
成人式の佳き日に楽しい話、夢のある話満載でいいじゃないかと思えてならない。

他人(ひと)のことをああでもないこうでもないと言うことは正直平和な証拠なんでしょうね!!
同じ時間でも、特に公共の電波なんだから「人間(ひと)の心を育てること」に使って欲しいと個人的には
いつも思っている。

なんでもそうです。
行動というのは100%その人の心です。
特に今日は成人式でもあり、年の初めだからこの「心」について語ってみたいと思います。

私はよく評論家のようだと言われますが、実はテレビ等で評論している諸先生と違うのは、私の場合
全て実体験だということです。
今日も、街頭インタビューで20歳になった新成人に各局からマイクを向けられていました。
それぞれに、「立派な社会人になりたい・・・」「人の役に立つ大人になりたい・・・」等々様々でした。
その気持ち大事にしてね・・・・祈るような気持ちでエールを送っている自分がそこに居ましたね。

勉強をしたとかしなかったとか!  もっとスポーツをやっていたら・・・とか
それでもまだ20歳は若い若い。 失敗なんて人生につきもので何にも心配はいらない。

そして、人生の成功者になれるのは実に簡単ですよと説いておきたい。
成功者とは、金持ちになることではありません。 勿論、お金が有ったに越したことはありません。
それよりも大切なことは、「人をいたわる」ということです。
 
よく、「謙虚な心」とか「感謝の心」という言葉を使いますが、これは教えられて出来ることでは決して
ないのですね。

つまり、「相手(ひと)を大切に」しようとすれば自然と「思いやり」や「感謝」や「謙虚な心」というものは
ついて来るということです。

私がよく、スマホが人間の心を奪うと言いますが本当にそうなんです。
便利なものは快感や優越感、間違った楽しさの世界に導いてくれます。 

昔からなんとかとはさみは使い様と言われています。 だから、スマホが悪い訳ではありません。
便利なものは便利です。 便利のように使いこなせば良いのです。
しかし、平均して言えるのはその使用頻度が異常だということです。
必ずこれらのスマホでとんでもない事故や事件が今後更に発生します。 そんなことは分り切っている
のです。
事実、昨年の暮れに大学生(女子)が自転車スマホで人一人死なせたじゃないですか!?
こうして悲しい事故や事件が沢山起きてからやっと国会で議論されその制約等々になる訳で、誰かが
その犠牲にならなければ改善されない悲しい現代です。

これも全て人間がやっていることです。

日馬富士事件と言いましたが、これこそは社会の縮図でしょうね。
理事長とか、何とか長が付いて本当に立派な人は少ないのが現実でしょう。

私は経験の中で語れると言いましたが、おごる心が全て周りを苦しめ企業や団体をダメにしている現実
に遭遇して来ました。
自分の都合の良いことに協力すれば良い人で、都合が悪くなると切り捨てる。 
バカな経営者に多く見ます。

いろんな職場を経験しましたが、なぜ社員等が辞めたかは実に簡単です。
はっきり言えば、当時の経営者やそれに準ずる者の人間性についていけなかったのがその理由です。

そこで学び、感じ納得したのが「経営者の心の持ち方」以外ありませんでしたね。
何とか周りが認めるまではと必死だったはずが、一旦社長や長になると可哀そうに錯覚をするんですね。

威張りまくっているのがその大きな行動であり証拠です。
従業員を親でも言わないような言葉で怒鳴り散らす。 こんなことは日常茶飯事です。
そういう経営者に限って女性に甘い。  従業員は俺が使っていると錯覚をしているのか女子社員を特
別扱いしたりそれは目に余る行動の数々。
そんなことをしていて会社が上手くいく訳がありません。

中には取引先に対するさげすましたような態度。 最近でも身近でよく見せてもらいました。

つまり、長になると勘違いするんですね!
まして自分の考え(方針)が最高なんだと・・・と押し付けてくる御仁にも遭いました。

悲しいことはそこの従業員です。
嫌なら辞めればと思っても、「生活」のために我慢をしているのが世の中の実情でしょう。
それを分からないのだから始末が悪い。

昨年から話題になっている日馬富士事件でも、ことの発端は横綱白鵬のおごりから端を発したと言って
過言ではないでしょう。
横綱らしからぬ行動は「勘違い」から来ています。  横綱らしい行動がそこにあればこの問題は決して
起きなかったでしょう。

ところが、問題はここからです。
この問題を解決するにあたり、新たに日本大相撲協会が多くを問われる問題にまで発展。
この解決に向けての対応から、「人間になりきれない」御仁が多く登場することになる訳ですが、こんな
ことには決して驚きませんね。 

会合に出席する各理事が「おごり」を捨て「謙虚」な心で広く協会に想いを馳せれば決してこのようなこ
とにはならない筈です。

大切なことは、それに加え「自己中心」にものごとを考えたら「あれが悪いこれが悪い」となります。

人を責めるのではなく、真意がどこにあるかを追求すべきでしょう。
報告しなかった、失礼だと言う前に、「報告出来る環境の整備」が必要なんじゃ」ないだろうか!?

今日が成人の日。
実は昨日からスタートしたNHKの大河ドラマ「西郷どん」(せごどん)を観ましたが、日本を救った第一人
者「西郷隆盛」を描いた超大作。
おそらく、原作者は今の日本に警鐘を鳴らしたいことが大きな目的ではないかと感じながら初回に目を
奪われていました。
つまり、「心の持ち方(理念)」が最後の最後で日本を救うことになったのではと思います。

人は与えられた寿命の中でどう生きて行けるか!? また生きて行かなきゃならないか!?
威張って歩くも一生、世のために歩くも一生。

綺麗ごとをさも自分の評価として周りに豪語する未熟な経営者の下で働くことの気の毒さ。
それでも人間は生活があり生きて行かなきゃならない現実に必死で会社にしがみつく姿は日本にどれ
だけ存在するのでしょう。

私は「日本の伝統」や「日本の文化」を日本舞踊というくくりの中で少しでも多くの人が、特に若い世代
の者が継承してくれるか・・・  それを案じて1日1日を過ごしています。

そんな教室に6日土曜日に一人の高校生が日本舞踊を習いたいとやって来ました。

「今年最初の体験者ですね・・・♬」と波島もとても喜んでいました。

体験の後、次のお稽古まで2時間があったのも偶然ではなかったようです。
体験を終えてその高校生とゆっくりお話しが出来ました。
彼女が3姉弟の一番上のお姉ちゃんであることも、すぐ下の高校1年生の弟をとっても可愛がっている
ことも知りました。

夢は、「将来外国の皆さんに日本の伝統文化を伝えたい」と目を輝かせて語ってくれました。

アルバイトをしたお金で大好きな弟さんにお年玉をあげたそうです。
仲良し姉弟なんだな~♬  新年にとっても得をした気分にさせられました。

波島は、この生徒を育てたいと思ったに違いありません。
この子の心根を、この子の夢を叶えさせてあげたい。 これが大人の責任でしょう。

いつまでもこの思いを忘れず素晴らしい青春時代にしてくださいね。 そう祈りました。、

写真は、前にもご紹介させて頂いた五つ葉のクローバーです。
散歩しなければ出会えないクローバー。  「いいことあるかな・・・・」と少し目を向けなければ決して出会
えないクローバーです。

私は40年も前から「四つ葉」を見つける名人と自称言っています。
全て心を優しく持っているときに出会ったものです。

自分一人では本当に何も出来ない小さな人間です。
生かされて歩いているから本当に感謝の出来事でいっぱいです。
どこまで出来るか分かりませんが、私で出来ることをコツコツやっていけたらな・・・と思いますね。

それでも勘違いされたり等々人生は悔しかったり苦しかったり悲しいことも多いのですよ。

お世話になった作詞家の「竹内秀秋先生」が昨年10月にお亡くなりになっていたのだそうです。
この仕事を始めて知り合い、もう14年ものお付き合いでした。 80歳をとうに超えた先生は片時もペン
を離さずいろんな歌を創られていました。

甲府の山奥に3度ほど会いに行きましたが素晴らしいおじいちゃんのお顔はいつもまるで少年の様で
したね。

前述のように、同じ一生でも「長」がついて人が変わってしまう世の中です。
感謝する心があれば、いくつになっても威張るなどということとは無縁なはずです。

私ごときが世の中を変えるなどとおおそれたことは出来ませんが、先ほどの高校生のように、夢の実現
に向けてのお手伝いなら出来そうです。 これを縁と言うのでしょう。

教室には、プロを目指す若者も少なくありません。
調子の良い人間を育てるのではなく、「心の通う」若者を一人でも多く育てたい。

これが平成30年に願った一番の想いです。

面倒なのは、人の本心はなかなか分からないということです。
便利さに惑わされ、自分を失わない1年にして欲しいと思います。

そして、今年も1年健康を過信せず元気な笑顔をたくさん振りまいてください。

謙虚であれば「おごり」とは無縁ですよ。  そう経営者に言いながらそれら経営陣に素晴らしい若者を
育ててくださいと祈っています。

若者だってそれぞれ頑張りたいんです。   夢を実現させてあげたいですね

(最後まで目を通してくれてありがとう)








 今年も宜しくお願いします

いぬ年 BG

        新年あけまして
              おめでとうございます

素晴らしい新年をお迎えのことと思います。  今年も昨年に倍しご指導賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

         春は花 夏ほととぎす 秋は月
                       冬冷やしかりけり

また今年もスタートラインに立ちましたね。

戌年生まれの守り本尊は「阿弥陀如来」です。 阿弥陀如来は一切の衆生を救うため四十八の誓いを立てた仏で、深い慈悲で極楽浄土に導いてくれると言われているようです。

今年は特にお寺や神社に足を運ぶと良いことがあると言われていますよ。

苦しいときの神頼み! 賽銭箱に5円玉ひとつ なんと願い事の多いこと。
たしか相田みつをさんの作品にあった一篇です。

良いことがあると思えば良い。 あると思って笑顔で歩けば良い。 健康でなければ笑顔は出ない。
つまり、心がけひとつでどうにでもなるってことでしょう。

今年の干支は11番目の巡り合わせ。 つまり12支の最後で平成が終わることになります。
気づいていましたか!?  あまりにも出来すぎなめぐり合わせなんですね。

新しい元号の最初の年は干支の最初からスタートだということです。
何か良いことがあるように思いませんか!?

占い好きな人は既に知っているかも知れませんが、来年2018年は恋と別れが交差する運気の波になっているそうです。  だからと・・・踊らせられないようにして下さい。

ワン・・・とは1のこと。 ワンとは始めのこと。
やはり全てものは考えようです。

楽天家の私でさえ昨年はいろいろ考え悩みました。  しかし、自分が正しいと思えば自分を信じて歩けば良いのです。  信念がしっかりしていれば迷うことはない。
お陰で2017年は私の「大腸癌騒ぎ」をきっかけに素晴らしいことが待っていました。 一生懸命な者を神は決して見捨てないってことですね。

人は勝手だから、自分に都合の良いことで行動しがちです。
少しでも自身がマイナスになると牙を剥いて来る人も少なくありません。 他人の親切も温度が高い内は平穏でいますがそうでないと「感謝」は消えてしまいます。

他人の喜びを自分の喜びと出来る心根を育てたい。
そう思って今年も一歩一歩歩いて行こうと思っています。

今年もまた想像もしない出会いが必ず待っている。 そう思うと心が躍ります。

韓国ドラマに「宮廷女官チャングムの誓い」というドラマがありましたね。
私は沢山の歴史作品の中でこんなに感動させられたドラマを観たことがありませんでした。

どこまでも世の為人の為が第一で行動出来るチャングムの生きざまは素晴らしいものでした。

波島陽子日本舞踊教室には一般の生徒さんは勿論、プロの役者を目指す多くの若者が教室の門を叩いてやって来ます。
そうした生徒さんお一人お一人に心を砕いて指導に当たる波島を見てそのチャングムに重ね合わせることがあるのです。

上辺だけではない波島の心根が分かったらきっとこの中から大舞台に躍り出る若者がきっといるんだろうな・・・と思えてなりません。

人は一人で歩いている訳ではありません。
若者が、そこを理解して今年もお稽古に邁進出来たらどんなにか素晴らしいことでしょうと楽しみにしています。

心に張りがあってこそ輝けるのです。

犬は知っての通り賢い動物です。 戌年生まれは勤勉家で努力家が多いんだそうです。

信念をもって素晴らしい年にしてください。

間近に控えた東京オリンピックを目指し、若者は命がけで頑張っています。
どこかに、しっかりとした目標を掲げ、それぞれの夢の実現に頑張ってもらいたいと思います。

そうした皆さんの縁の下の力持ちになれたらどんなにか喜ばしいことでしょうね。

気持ちの持ち方で素晴らしい人生になるんならみんなで頑張って歩きましょう。

 今年も素晴らしい1年で
          ありますように










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岡部俊雄

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