2ntブログ

  祈りの象徴 スカイツリー誕生の日

春の灯

2012年5月22日

2年前のこの日東京スカイツリーが開業しました。
前年の春(3月11日)は忘れもしない東北地方を襲った大震災が起きたことは記憶に新しいこと。
そして翌年、祈りにも似た光を放って登場したのが東京スカイツリーです。

自宅から毎日この姿(スカイツリー)を観ていますが、実にいろんな顔を見せてくれています。
今日は2年目の記念日ですが朝から雷に脅かされ夕方には浅草もどしゃ降りになってしまいました。
大震災以来、何が起きてもおかしくない世の中になってしまったと思えるほど地球上にはいろんな災害や事故が起きています。
それだけに、このツリーのライトアップは本当に祈りにも似た姿に見えるのです。

いつだったか、日蓮上人の話しを聞いたとき、荒れ狂う嵐を日蓮上人が鎮めるシーンがありました。
蜘蛛の糸にも天国と地獄が描かれていましたね!
すべて、心の持ち方の大切さを説いていますが、まさに韓国の事故などを見ていると「本当だ!」と思えてなりません。
人間には抑えることの出来ない欲があり、その欲によって様々な事件事故を起こしてきました。
分かっていても抑えられない弱い人間の性が、家庭内はおろか国と国の争いにまで発展し、いつになっても収まることを知りません。
どんなに立派なことを言っても、心の貧しさはあのような大惨事を招きかねないんですね!
考えてみたら、韓国も中国も日本に比べたら100年近くも遅れていると言って過言でないでしょう!

しかし、正しいことをやっていても、いつ自然災害に巻き込まれないとも限らない!
そう考えると恐ろしいと思うが来るときは来るのです!

20代の初めに、ある劇団での公演で化粧品のセールスマンの役を演じたことがありました(準主役で)。
板着きで私のセリフで物語はスタートしました。(作品は終わりの日)
(喫茶店でのシーン)「奥さん!・・・ 奥さん、もし今日でこの世界が終わってしまうとしたらどうします!?」こんな会話からの作品でした。
考えさせられる物語りでしたね当時は・・・。 それがひょっとしたら現実になってしまうかも知れない!

確かに、自然災害以外は人と人の心の持ち方で全て円満に解決することばかり。
それが、人間には欲という厄介なものがあって周りに大きな迷惑をかけてしまう。
韓国など、ニュースで知る限りにおいては政治家や公務員関係者までもが欲の塊になって今回のような悲劇を巻き起こしたのだ。  反省どころか逃げ惑う姿はその象徴でもありあまりにも醜くすぎる。

私は現在、波島陽子をマネジメントしているが彼女のそれはまったくの正反対で、この世の中にこんなにも素晴らしい人間っているんだろうかと思えるほど素晴らしい心の持ち主なのだ。
人を愛する心! 人を大切にする心! とてもここまでは真似できませんが、見習いたい人物です。 

5月22日とういうスカイツリーの記念日に、改めてこの灯が人の幸せを願い祈る灯に見えてならない。
春には春の夏には夏の四季折々の顔を見せ、まるで北極星のように輝きを放っている。

この姿を毎日観ている私は幸せをいっぱい頂いているようで幸せ者だと思っている。

 からたちの小径 (島倉千代子)

なつかしいうたを 誰かがうたってる
遠い日の思い出が よみがえる
駅から続く からたちの小径を
手をつなぎ 寄り添って 歩いたわ

        あぁ 恋のかほり残して あんたは消えた
        好きです いついつまでも
        涙が ぽろぽろり



島倉千代子があの世の花になって数カ月が経つ

何故か最近私はこの歌(からたちの小径)をときどき口ずさんでいる

もの心ついてから私には憧れの女性で「いじらしさ」や「おくゆかしさ」が似合う彼女が大好きだった。
ご存知のように「このよの花」は200万枚以上が世に出たようだがとても新鮮だったと亡き母が教えてくれた」ことを覚えている。
わたしの町の中学校にも来たらしくフアンは多かったと聞かされている。
母の影響で「東京だよおっかさん」「逢いたいなぁあの人に」「思い出さん今日は」「りんどう峠」この辺の作品が一番彼女らしかったんじゃないかと思う。

仕事は順調にいき、20代で都内高輪に一戸建ての家に住み、まさに歌謡界に燦然と輝く人気歌手になったのだ。
それから想像も出来ない人生が待っているなんて誰が想像しただろうか!?

金を稼げるようになるといろんな虫がつくのは今も変わりのないところだが、彼女の場合は美空ひばりとの東西の横綱的存在だっただけに想像を絶する害虫が集まったのだろう!

詳しいことは当然知らなかったが芸能界の仕事に縁が出来てからは想像すらできない話しを耳にすることになった。
有名な事件のひとつに「細木数子」に人生を狂わされた内容だ。12億円もの借金の原因が細木占師だというから恐ろしい。
結婚すれば、彼女の収入を充てにする旦那の失敗に巻き込まれ・・・
あんな素晴らしい詩を歌っている人が・・・ 
昭和はとても良い時代だと今でも思えるが、その中に島倉千代子から受けた影響も少なくなかったはず。

「人生いろいろ」がヒットしても私は素直に歌った記憶がない。
彼女の人生に被せた作品は面白おかしく取り沙汰されるが彼女にすれば止むをえない選択なんだろう!

20代で活躍した頃の島倉千代子が彼女だとイメージしてその後の歌は聞き流す程度になっていた。
ニュースに流れた「からたちの小径」 吹き込まれたその歌声に大泣きをしてしまった。

NHKの歌番組で制作者の南こうせつが歌いながら泣きだしてしまった。
歌手だから感情表現(演出)としてたまに涙する歌手はいるが、南こうせつの涙はそうでなかった。
島倉千代子を本当に知っていて、素晴らしい作品を仕上げたのだ。
まさに「からたちの小径」は本当の島倉千代子の心に触れることの出来る作品になった。
いつかCDを買わなきゃ・・・と思いながら、GWにやっと1枚手にいれた。

好きです いついつまでも
涙が ぽろぽろり

本当の歌とはこういう作品を言うのであろう!
もしかしたら、貴女が好きだったから、歌謡曲が好きになったのかもね。
貴女は、ずっとずっとお姉さんだけど、その奥ゆかしさは私が一番知っているような気がします。

私はプロではないけれど、心をこめて歌いたい作品です。 ありがとう


 波島流とは・・・!

波島陽子日本舞踊教室に体験としてやってきたらしい人の「日本舞踊教室」についての案内がネットに載っていました。
検索のキーワードは「日本舞踊を習うのにいくらくらいかかるのか?」というタイトルでした。
開いてみると「波島陽子日本舞踊教室」が基本で紹介されていましたが、ネット社会は本当に凄いと思う。

紹介されたことは素直に嬉しいが「大切な想い」については全く触れられていませんでした。
日本舞踊と新舞踊についても波島教室のホームページをよく見たコメントでしたが、私たちが求めている理念に関することも全く表現されておりませんでした。
世の中が便利になり、簡単に情報を得ることのできる世の中です。しかし、そのネットにも「心のありよう」が読みとれたらどんなにか便利でしょうね!

老舗の花柳流や西川・板東・藤間等々長い歴史ある流派はそれなりに重鎮と崇め奉られて来ただけに一般の人にとっては高嶺の花(習い事)だったのだろうと思う。
私も30代の前半頃にほんの少しだけ母の影響で花柳流のお師匠さんに手ほどきを受けたことがありました。
元々芸事が大好きだったので通い始めた訳ですが、お師匠さんは1回もお三味線を弾いてくれたことはなかったのです。
当時、生徒の殆どは芸者さんでしたが、将来舞踊家になりたい中学生の男の子も通っていました。
彼は確かに上手い! 「凄いな~・・・」と指をくわえていたのは言うまでもありません。
指導の厳しさと生徒の覚悟は芸者の比ではなかったことを覚えています。 私が直接触れる機会を得たのはその教室だけでしたが、東京での踊りの会などそれは華やかで煌びやか! ロビーには数えきれないほどの贈花が立ち並ぶ・・・!
それが日本舞踊や新舞踊の世界に見えましたね!

私だけでなく、浅香劇団に居た波島はその世界を数多く見て経験して来たはずです。
実際に自分(波島)が教室を運営するに当たり、当時のそのようなやり方ではこれからの教室は成り行かないことを肌で感じていたのでしょう!
波島陽子の心の内はここが違うのです。

発表会があっても決して強制ではない。 実際に出演する生徒さんにはこれでもかと費用がかからない考えで開催しようとします。(業界では在り得ない話しですね)
勿論、舞台に上がるのに浴衣では開催できませんが、この工夫こそが生徒さんたちへの思いやりになっているのです。

会費を安くするから優しいとか、決してそう言うことではありません。
実際にこの初春(2月)に開催した舞台も集まった参加費の倍以上は波島が負担しているでしょう!!!
舞踊界ではまずあり得ないことですね。
少しでも素敵な舞台で踊らせてあげたい!!  
つまり、出来るだけ多くの若者に気軽に通える環境を作ることへのその心根は大げさに言えば文化庁から一番に表彰を受けても決しておかしくないくらいなのです。

私はいつだったか、日本舞踊や新舞踊の師匠は本当に威張っている・・・と話したことがありました。
人の噂ではなく、私が企画という仕事を通じて直接見て感じた事実です。
日本舞踊(新舞踊)はお金がかかる!あげくの果てには上層部は実に横柄で威張っている姿を本当によく見て来ました。
実るほど頭を垂れる稲穂かな!!?? 残念ながらまったく別世界です。

最近でも老舗の某老舗流派を辞めた人(名取クラス)が私に相談して来るのですが、その殆どはまさに封建的な古い体質を暴露しているなにものでもありません。
私が思うに、そうした人(流派の関係者)たちは「名誉」と「醜い利益強要」からなる生き方が離れないのでしょうね!
それは残念ですが体質のようなものです。 これでは若者が離れても無理はありません。
従って、辞めたら「一切その流派の踊りを踊ってはいけない・・・」??? そう言われたそうです。
ナンセンスですね。 実にくだらない。(本人は気づかないから気の毒です)

波島教室にはいろんな流派の生徒さんも通って来ています。 どこが違うんでしょう!!? 何が違うんだろう!?
これは家元(波島)が意図的にやっているのではなく、どんな人へも胸襟を開き、心の交流の中で習いに来る人の気持を尊重し、波島の指導で良ければ…と実に謙虚なのだ。

言葉や口では何でも言える・・・とよく言いますが本当です。
一人一人の力量に合わせ、これほど根気よく親切で丁寧に指導出来る人はそうそう居ないでしょう。
波島に接しているだけで『日本の心』が学べると感謝する生徒さんが殆どです。
波島に至っては、「浅香流」をはじめ、「西川流」「花柳流」を学び、歌舞伎を勉強し波島自身の力をつけていきました。

波島の振付DVDを愛用して下さる全国の各流派の先生は100名を超えましたといつかお話ししたと思いますが、それぞれに多くの生徒さんを抱えるそれらのお師匠さんが何故波島作品なのでしょう!?
そこに波島陽子の凄さがあるのですね。
ネット社会ですから、誹謗中傷も簡単です。しかし、波島は他の流派の噂話(マイナスなこと)をしたことは1回もありません。  しかも、自身の作品を求めて下さる先生には常に謙虚で心から感謝しているのです。
時間あれば、歌舞伎を観たり映画(時代劇)を観たり、勿論多くの舞台に足を運びその研究努力には余念がありません。

「波島流」とは何ですか? ・・・と問われたら声を大きく説明させて頂きたい。
『波島流とは・・・、追求し続けた美しさと、舞う人間(ひと)の心の美しさ、そして実に歌詞に忠実であると!」つまり見た目上手そうに表現出来る人は多くいるでしょう! しかし、日本の伝統文化というのであればその心根こそが大切なのです。
人に優しい心!人を労わる心!人に感謝する心!つまり、人を愛する心あってこその表現師なのです。

まるで私が波島の宣伝担当のように映るとしたら、それは大きな勘違いです。
波島を支えるスタッフは4名ほどいますが、今年新たに4名の若きスタッフが誕生しました。
それらのスタッフは常に波島を支え波島を愛してくれています。
勿論、スタッフでなくとも、生徒さんの殆どが声を上げて「先生が大好きです」と唱えます。
日本舞踊(新舞踊等)界に限らず、ここまでの尊敬を受ける人間はそうそう見当たりません。
つまり、これが波島流なのです。

確かに、今まで教えてくれていた師がご高齢になられて指導を仰げなくなったからと教室を変えてくる人も後を絶ちません。 そしてその殆どの生徒さんは心から楽しんでくださっています。「先生が大好きです!」・・・と言いながら!

良い意味で業界の差別化を図りたいと思うのは誰しも一緒なんではないでしょうか!
しかし、人間性は必ずしも真似の出来るものではありません。
まず、営利を目的としたら絶対に成り立たないのが波島流なんだと思います。

上辺だけでホームページを閲覧し批評するのは簡単です。 体験だけではまずここまでを知ることは出来ませんが、1ページ1ページの一語一句をもう一度読み返し「波島流」を覗いてみてください。

なにか幸せな気分に浸れますよ!   なるほど・・・ と!
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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