暑い夏がやっと姿を消してくれたようでほっと一息といったところです。
誰に会っても「暑いですね~・・・」で始まった挨拶。長かった本当に長かった。
だらだらしてたら怪我をするとは昔からよく言われる言葉ですがお陰さまでこの夏は
本当に忙しい日々の連続だったので救われたかもしれない。
昨日は1年ぶりくらいに師と仰ぐ人に出会え心洗われる思いだった。
便りのないのは元気な証拠と言いますが段々年齢がいくとあまり会わないのは心配が
嵩むばかり。
ときにはやはり世間話として何かの報告ができると嬉しい。5~6年前に大きな病気
をされたので余計音沙汰のないのは心配でした。
しかし不思議なものです。一生懸命頑張ったその姿をまるで自分のことのように喜ん
でくださるのはさすが私の師です。
地球の変化だけでなく人の心までもがどんどん変わってしまう昨今、こうして大切な
人がいるということは実に嬉しいこと。
6~7年くらい前だっただろうか? 私がきっと何かで悩んでいた様子を感じとって
いたんですね。 昼食に誘われてその後近くの神社に立ち寄ったときでした。
大きな神木(杉)に両手をまわし静かに耳を傾けるのです。
「ほら何か聞こえない?」師は静かに大木と話し始めました。その時間は私には長く
感じましたが決して退屈とかではないのです。
心を落ち着けるコツを教えてくれました。一歩踏み込む勇気も与えてくれました。
どちらかと言えばプラス思考の私でしたから効き目は抜群です。
バタバタしているばかりでなくほっと一息つくことの大切さを教えてくれたのかも知
れません。
何がやりたいかがしっかりしていれば迷わなくなる。人が悩むその殆んどは相手がい
てこそ悩みとなるようです。
相手が夢ならぶれずにおれます。分かっているようでいくつになっても自分の心を奮
い立たせる訓練は不足です。
そんなことが分かってきたんでしょうか。頑張ってきた成果を披露する機会に恵まれ
たんですからね。
こういうときだからこそ更に謙虚でいなさい。そう言われているようでした。
多くの夢や希望をもって頑張っている若者に対し改めて責任の重さを痛感しています。
若者たちのために頑張れることがあるって嬉しいことです。
明日から10月。 区切りをつけて頑張りたいと思う。
読売ジャイアンツの原監督はペナントの優勝を逃し「慢心があったのかも」と語って
いました。
あのときの試合を落さなければと思える試合が浮かんでくるようです。
あのときの試合をもう3勝していたら優勝できたんだとこの時期で分かるわけです。
我々も人生をペナントレースと考えればもっと大事にしたかった日々でいっぱいでし
ょう!
そういう言い訳をしないように明日から更に頑張りたいと思う。
新しい日本舞踊教室で関係者に踊りの披露が行われました。
普段見ることのできない着付けの裏舞台から変身をし「鶴亀」のご披露
そしてお弟子さんやタレントさんと披露を続け最年少生徒さん(5歳)と多くの
拍手を頂きながら無事盛大のうちに踊りは進んでいきました
舞妓人形(5歳)はさすが圧巻! 子供さんには敵いませんね!
可愛い踊りがお披露目にしっかり花を添えてくれて素晴らしい舞台となりました。
この会場はまるで舞台を思わせる完成度の高いお稽古場でその瞬間お稽古場だって
ことを忘れてしまいます。
本物を伝えたいとする波島陽子の熱意がみなさんに伝わったようです。
これからこの教室で育つ生徒さんがとても楽しみです。
先生が初めて育てようとしているタレントさんがいますが今日の踊りに目を細めて
いました。
直に見本を目のあたりにして相当刺激を受けてくれるとありがたいと思っています
がすこしずつ進歩が伺えることに少し安心の感。
慌てなくても大丈夫だよがどこまで通じるか? 芸事の難しさを分かってもらいな
がら頑張れ頑張れのエール
自然体がどんなに強いか本当に分かってくれたら道が見えると楽しみにしています。
それぞれに大きな夢を持っている若者になんとかそのお手伝いができたらと今日そ
のお稽古場は本格的にスタートしました。
今回の尖閣諸島事件で改めて国民性というものを強く感じた。
逮捕された漁船の船長に対する国家的な綱引きを見て、日本は弱腰だとか様々な意見が飛び交いましたが結論は国民性なんですね。電車を待つときの行列。電車を降りて改札口に向かうときの階段に一列で並んで行動している姿。新幹線で車内販売のワゴンに注目したことありますか?販売員が不足の商品を取りにロッカーまで行ったときの取り残されたワゴンを! 持ち主のいなくなったワゴンの商品が日本ではいかに安全かということ。
譲ることの精神や思いやる心根はまさに日本の文化と言って良いでしょう。中国の報道官が政府を代表して述べているコメント。誰を責めることも出来ませんがこれこそ国民性なんです。
並ぶ事の出来なかった国民が上海万博で見せたあのぶざまな姿こそまだまだ日本とは数十年も遅れをとっていると言って良いはずです。経済発展という嵩の下で頭でっかちとはこういうことを言うのです。
それが証拠には日本でしっかり学んだ留学生は一様にみな日本を正しく理解しています。そして日本を尊敬すらしているのです。
報道規制が敷かれ偏った考えで国民を押さえつけている国と日本を比べることすら滑稽です。中国人にも立派な人物は沢山います。しかし共産党支配の元一色に染められながら来た経済の発展はまだまだ心の発展を封じ込んでいるとしか言えません。
「日本に無理を言えばなんでも通ると諸外国は思っているのでは?」。こう論じられ始めました。心、つまり常識の中で処理をすることが不可能に近い国。それが証拠にはディズニーの真似をした遊園地の人形や日本のブランドの領域を侵す自国の罪を正せないでいる国なのです。
北朝鮮など論外中の論外ですが考えてみると自分の懐のことしか考えられないまだ未熟な国に決して負けてなんかいないという自負と自信を持つべきだと思う。
決して非難や批判をしているのではありません。可愛そうな国の中に入るということです。
日本人も真似ることは器用な人種に入るでしょう!しかしその開発や発明は多くの世界の幸せに繋がっています。日本の技術開発は心の持ち方と共に誇りに思うべきです。
どんな時代が来ようが最終的には人間が持つ心にあるのです。まるで子供の喧嘩を見ているような尖閣諸島問題。解放された漁船の船長はまた同じように日本領域に来ると公言していました。
あきれて物が言えないのは私だけではないでしょう!
■ 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■ 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
猛暑で一面が枯れ草のようになってしまった隅田公園。この処の雨や平年並みの天候の回復でようやく息を吹き返したように新芽や青い葉が姿をみせてくれています。
一時は悲しくなるほど歩道の草花は全て枯れてしまっていました。残念だったのは枯れた花や樹木を毎日見ているであろう目の前のビルや商店の人々です。どうして水をやることをしなかったんだろうと不思議で仕方ありません。
私の家の花壇はお陰様で全て生き生きとして毎日青々とそして綺麗な花を咲かせてくれています。当たり前のことですがこの猛暑の中一日も欠かさず水やりを続けたので元気に笑顔を見せ続けてくれたのです。
枯れてしまってからでは取り返しがつかなくなってしまう。そのビルに出入りする女子社員も沢山見る。ここが肝心なんだと思う。言われたからするでは心も無い訳だから続きもしない。
夢中になってパチンコに興じて車内の幼児が高温で死亡した話。決して他人事ではないように思う。町を綺麗にするのは関係者(役所)の仕事ではない。会社勤めの頃連日職場の前を掃除し続けた話をしたことがありましたが綺麗だと実に気持ちが良い。
今度の日本舞踊のお稽古場はそんな想いを込めて綺麗を主眼に改装を施した。明るくて実に気持ちが良い。障子戸など実に美しい。ここでは心も磨こうが目標だから様々に工夫を凝らしてみた。
果たして会場入りして本当に心をこめて手洗いをしてくれるだろうか? 簡単なのはここが実際に自分の部屋だと自覚できれば問題はないのだが・・・!
思いやる気持ちや優しさこそこうしたところで学べると確信している。人が見ているから実行するは誰でも出来る。誰も見ていないところでこそ強い意志があるかないかに別れる。
初夏の頃まで青々していた草樹がすっかり茶色に枯れて目の前の人たちは何も感じなかったのだろうか?
この夏の暑さもいろんなことを教えてくれた。せっかく教えてくれたんだから是非応用してみたいと思いませんか?
今年の猛暑が心まで枯らしてしまったとしたら立ち直るのに相当時間がかかるような気がしますね。
波島教室の師匠はそこが違うと自信もって言えます。潤いある生活。優しさや思いやりは勿論のことこころを癒されながらお稽古できる環境は波島陽子という師匠が人に必要な水を与えてくれているように思います。
不思議なくらい生徒さんは「お稽古が楽しかった」と言ってくれるのはそうした心に触れることが出来たからに他ならないと思っています。
こんなせちがらい世の中に実際いるんですねこんな先生が!綺麗に出来たお稽古場は踊るためのものだけでなく心を美しくしてくれる道場として誕生したんですね。
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平成生まれの関取りが誕生しようとしている。
不祥事を起こした朝青龍に始まって野球賭博問題、弱い心丸出しで大相撲を揺るがして先場所は本場所のテレビ中継が無くなるという事態に。環境というのがどれほど恐ろしいかと言わざるを得ませんでしたね。
そんな中期待を背負って土俵に上がったのが白鵬、魁皇、高見盛といったところ。心の弱さがそうさせたのか高見盛は千秋楽にやっと勝って4勝目。せっかくのスポンサーからの懸賞金を殆ど手にすることができなかったのだ。
続いて大関魁皇。これほど多くの人に愛されている関取りも少ないだろう。高見盛のフアンとは大きく違う。傷だらけの体を土俵に上げ続け頑張っている姿が共感を呼んでいるのだと思うがそれだけではないことを相撲通ならみんな知っている。今年最後の地元九州場所に大関のまま向かうことのできたこと、なにか男の花道のように見えてならない。
そして横綱白鵬だ。同じモンゴル力士とは思えない紳士的な態度がそのまま連勝街道を突っ走らせている。イチローの快挙(連続10年200本安打)と比較されているが白鵬は力強く反論した。ベースボールは100年の歴史というが大相撲は江戸時代から200年以上も続いているんだと胸を張った。
本当に日本人より日本人らしい心を持っていると言って良いだろう。10日ほど前から日舞のお稽古に通って来ている中国人留学生の話をしましたがその素晴らしさは全て心の持ち方にあると言えよう。
イチローの記録樹立にしろ白鵬の連勝記録にしろ決して運などでは拓くことの出来ない偉業なのだ。地道な努力で素晴らしい健康管理を続けしかも精神統一が半端ではないのだ。ケガはスポーツ選手にとって致命的となることは周知の通り、今場所引退発表をした岩木山も悔し涙の会見で土俵を去った。脳梗塞で入院を余儀なくされていたが幸運にも退院することが出来たと喜んでいられなかったのだ。
もっと頑張りたかったのは本音でしょう!これからは後進の指導と言っていたがその悔しさは涙で分かる。
尊敬する大横綱双葉山に近づきたいと心に決めとうとう62連勝の全勝優勝。4場所連続全勝優勝は見事だったが勝利者インタビューはもっと見事だった。運は努力してやって来ない。私が途中で文章を止めた後の談話。本当にその通りだ。来場所は歴史の人物谷風の63連勝が初日だ。
年末に向け70連勝以上しそうな勢い。明るいニュースで1年を締めてくれることを期待したい。
心からおめでとうと拍手を贈りたい。
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国際理解重点教育海外派遣団報告会台東区桜橋中学校の体育館は子供等(中学生)の父兄やその家族、教育委員会や各校の
校長先生等大勢が駆けつけ真剣に子供たちの報告に耳を傾けていました。
出かけるまでは大丈夫だろうかと心配が無かったわけではありません。しかしどうでし
ょう!
経験や体験に勝るものはないって本当ですね。まるで別人のように堂々とデンマークで
の出来事を報告できていました。
中でもさすが17人が舞った日本舞踊は圧巻でさすが台東区の子供たちと引率の先生も舌
を巻いていたようでした。 波島陽子先生の振付で素晴らしい日本文化の紹介が出来ま
したと感謝をいっぱい
いただきました。
踊るだけでなく日本式の挨拶は美しくデンマークのみなさんにはとても好評だったとの
こと。
着物でも着ないとなかなかこのような挨拶は出来ないものですがこれだけ揃うと見事で
すね。
この経験を決して忘れることなく今後に活かしてほしいと思います。
みんなやれば出来るんですね。このような機会に恵まれた子供たちは本当に幸せでした
ね。
秋分の日の踊り初めは素晴らしい舞いを見ることが出来ました。お弟子さんも生徒さんもさすが緊張気味でしたが出来栄えはバッチと言っておきましょう。
今朝イチロー選手が10年連続の200本安打を達成したことがビックニュースとして報じられ、同じ日本人として誇りに思えましたね。 彼の心の持ち方は今更言うに及ばずでしょう!
21歳の時と30歳を超えた現在でも塁間の速度が変わらないと言うんだから驚きと言うしかありません。つまり本物のプロフェッショナルなんですね。
大相撲でも白鵬がとてつもない大記録に挑戦中。この記録が途切れる日は必ず来る訳だけど、勝ち続けている今の心境はきっと神業的な精神状態なんでしょうか? 無心になれとか、肩の力を抜けとかみんな言っていることは分かっているんだけどこうした精神状態を維持することは並大抵でないことは確かです。
実は今回の踊り初めでその素晴らしい心の持ち方に出会えて感動していたところです。
日本の文化や伝統を学びながら日本人としての心の持ち方を学びたいんですと仲良し姉妹が教室に顔を出したのは今年のゴールデンウィークを少し過ぎたころでした。
新しいお稽古場で初めてお稽古するからと二人とも足袋を新調してきたのです。それを聞いたとき、「もう二人は大丈夫だ。なんと心の綺麗な!」、波島もそう言って痛く感激していましたがこんな嬉しいことはなかったでしょうね。
何かに取り組むときの姿勢はあのイチローにも負けていないほど素晴らしいものでした。まさにこれこそ和の心と言って良いでしょう!段々と踊れるようになったら更に美しく変身してしまいそうで楽しみです。
この心あれば何も心配することはないですねと波島。踊れるように指導するのは勿論のことですが本当に伝えたいのはそうした心の持ち方だから、若者が多い波島教室にあっては素晴らしいお手本です。
優しいもの腰といい自慢の生徒さんですね。
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こんなに素晴らしい中秋の名月も珍しいですね!
まだ真夏のような暑さでしたが明日が過ぎれば秋の気配も感じられるんでしょうか?「暑さ寒さも彼岸まで」もが死語になってしまわないかと心配です。
今年は東北地方や新潟方面でも冷房なしでは眠れない毎日だったとか。そろそろ落ち着いてくれるといいですね!こんな状況が当たり前になったらどうなってしまうんでしょう!?そんな心配も必要なくらい地球がおかしくなってしまっています。
世の中が便利になったり、昔とはまったく変わってしまった地球上でこれからどんな若者がどのように地球を守っていくのか心配です。 世界各地を旅行して、ああイギリスのあそこは良かったとか思い出に浸っていても、日本が変わると同じように他の国の変化も知らないといけないような気がします。
私が訪れた頃のロンドンは夜中にコンビニに出かけることが出来るほど安全だったのに今では様子が少し違うようだ。あれからいろんな事件も起きました。それは他の国とて同じことだと思う。
尖閣諸島の問題で日中がこじれがちですが私はこうした過激な人間は一部なんだと思いたい。
現在日舞の教室に中国人学生が通って来ていますが、その学ぶ姿は日本人のそれより想いが強いように思います。
「世界には四つの幸せがあります」、彼女は一生懸命話してくれました。
1.中国の食は世界一素晴らしい
2.イギリスの庭園は世界最高です
3.フランスのワインは心を満足させてくれます
4.日本の妻は世界の中で最も美しい
それは人としての思いやりや立ち居ふるまい
この四つを手に入れたら本当に幸せになれるという例えがあるのだと語ってくれました。だから日本舞踊を通じてなんとか日本の心を学びたいというのです。
初めから一生懸命歩いたら疲れるのでゆっくりねと話しましたが日本人より日本人らしいかも知れません。彼女愛称「リリー」と言いますがこの子幸せ掴みそうで楽しみです。
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19日のブログにも多くのご意見を頂きました。「息子への贈り物」がそれです。
子供の心ほど純真で素直で好奇心に満ちたものはありません。子供とこんな接し方があったんですねとのご意見が多かったのですが私は決して難しくはないように思います。
結論は愛情があるかないかの問題であって大切な幼児期に親としてしっかり向き合えるかどうかだけだと思うんです。子供が生まれたときの気持ちを思い出せば分かります。この時の喜びはとても口になど表せるものではありません。特に父親になった喜びは女性とまた違うのです。
こんな大切な時に素直に喜べない男性もいますが照れているんでしょうね。しかし喜ばなければ生まれた子に失礼だとは思わないのだろうか?そして育児を全て母親任せにしたんでは奥さんもたまったものではありませんね。
誰よりも二人が愛し合って生まれるのが自らの子なんです。奥さんの手を握って「よく頑張ったね」そう言えたら子供を大切に育てることは出来るんです。自分たちだけが快楽に没頭し気づいたら出来ちゃったなんてことでは少しも子供の為になどなりません。
息子と、或いは娘としっかり向き合えるのはまず奥さんを大切に出来ることから始まっているんだと知るべきでしょう。愛し合うとは労わり会うことでもあるのです。その心を持ち続けることが出来れば子供を心から愛することができます。
子供は恐ろしいほどに親を見ているものです。正しい子育ては夫婦愛から生まれるとすれば、いい加減な付き合いで遊んだ末に「出来てしまった」とするようでは非常に難しいとしか言いようがありませんね。
私の知っている人に本当に仲の良いご夫婦はいっぱいいます。いつまでもいくつになっても微笑ましいその姿は本当に生き字引です。
子供と会話も出来ないような人生設計などもう一度作り直すべきです。忙しいは言い訳であってその間でも1日1日と子供は成長していきます。
私が息子にしてあげたオリジナルの話はきっといくつになっても忘れずいてくれるとおもいます。話しているときはそんなことを考えながら話してあげている訳ではありません。自分の息子や娘なら可愛いくて当たり前でしょう。本当に苦しんだ親の気持ちを知らずにいる子供たちもいるかも知れません。そこはどちらかの親がフォローする以外ないのです。亀裂の入った夫婦にそのフォローができなくなった時が一番恐いんですね。
愛し合って一緒になったのならずっと愛してあげるべきです。それができないのなら出来るだけ早く別れるのも選択のひとつのような気もしますよ。責任とはそういうものだから!
■ 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■ 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
多くの反響ありがとうございます。民主党党首選についてと息子への贈り物に寄せられたご意見をご紹介したいとおもいますが先ずは党首選からいきましょう!
私は民主党が嫌いで小沢元幹事長が嫌いで意見を述べてきたのではありません。しかし今までの経緯や動向を見ていて同調できるところが全くないのです。菅総理が勝利しないのはおかしい?そして菅総理が再選されました。これは小沢派と呼ばれる議員が今後結束を図って協力することで挙党体制が確立される訳ですが毛頭私は信じていませんでした。まったくその通りになりましたね。勝負が着き菅VS小沢会談があったそうですが何とその時間9分とか。周りの話を総合すると「君が好きにやったら良い」となったようだ。
そんな小沢氏の気持ちに輪をかけたように陰口をたたく反菅直人派。もうここまで来ると醜いとしか言い様がない。発言しているそうした議員諸氏は自分のそうした顔を見たことがあるのだろうか?分裂は絶対にないと言い切っている。こんなときだからそう言う以外ないのだろう。
何カ月かして菅総理の采配のミスを待っていると言って過言ではないのだ。選んだ総理が国のために力を発揮できる環境は到底感じられない。しかもそれらはすべて小沢軍団と呼ばれている議員の行動でだ。つまり国の発展を遅らせているのは君たちだということが全く分かっていない。
こうしたメールが本当に多く届いたのです。私と同じ意見だから正しいと判断はしません。政治がおかしくなっているのは今回負けた連中にその責任があると言って良いのだ。バッチを着けているから偉くまた言っていることが正しい訳ではない。
ノーサイドという言葉に救われはしたが少しもノーサイドになっていない。若者たちは今の実態を決して忘れてはならない。信念のない、フラフラと親分の言うことしか聞けない主体性のない議員がさも立派な発言をしている姿が滑稽でしかたがない。
菅総理も今まで何が弱かったのか、同じ野党連中に心の叫びを伝え指示命令をして動かすようでないとまた同じ轍を踏んでしまいかねない。同じ失敗は全体あってはならない厳しい姿勢で与党を束ねて欲しい。
手ぐすね引いている野党軍団ももう一度政治の在り方を考え直し非常事態に超党派ありと人としての行動を是非執ってもらいたい。
訳のわからない議員たちに政治ごっこなどされたらたまったものではないとメールが届いた。本当に同感だ。
これだけ政治に感心を持っている国民が多い中、先生を脱皮して本当の一兵卒からやり直してもらいたい。
こんな情けない予感が当たるようでは日本も危機だと言わざるを得ないだろう。
■ 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■ 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
ものには捉え方があってどんなことにもそこに注視するとそこから作品が誕生するように思う。「雨もまた楽し」、童謡などその典型であろう。
私は昔まだ息子が3~4歳の頃よく寝物語にお話をするのが常だった。私の話の面白さはそのお題を息子が決めるところにあるのだ。つまりリクエストストーリが生まれる訳だ。
「さて今日は何のお話がいいかな!」「んんん~・・・エンピツ!」となる。鉛筆で物語を作ることになる。構成を考える余裕などない。考えていると子供はすぐに飽きて騒ぎ出し待ってはくれないからだ。
「鉛筆のお話だね!」とゆっくりタイトルを口にする瞬間にすでに内容が決まるのだ。鉛筆を大切にするにはどうしたら良いかをテーマとする。するとお話はスムースに歩き出す。息子がついついお片づけをしなかったばかりに1本の鉛筆はゴミ箱に入れられ何も知らないママはそれを他のゴミと一緒に町内のゴミ置き場に持っていく。当然鉛筆は他のゴミと一緒に清掃会社の車に乗って焼却場へ行ってしまうという筋書きだ。
そこに息子も登場させる。つまりエンピツ君を探しに出かける旅に出るのだ。結果的にはだから物は大切にしようねに繋げるのだが自分で話していて偉いな~と思うことしばしばだった(笑)。これはすべて想像力の世界で作り上げるのだが話していても楽しくなる。
だから寝るときはいつもパパと一緒ということになる。子供のお題は様々で私の方はしごかれっぱなしだったような気がする。
どうして歯を磨いた方が良いかとか、どうするとママが悲しむかとか、好き嫌いをすると大好きなスポーツ選手のようにはなれないとか。話しの基本は子供を正しく育てたいということが全て原点だった。
私は仕事の関係でテレビの人気者ショーで使用するキャラクターを多く扱っていた。会社には120人以上のアクションバイト(高校大学)生も在籍していた。
体育館でのリハーサルは厳しいが子供には楽しいらしい。ぬいぐるみを着るところまでは見ているので中に誰が入っているかは息子には一目瞭然だ。なのにショーが始まると息子はその世界に引き込まれサイン会や撮影会で毎回毎回その列に並びヒーローと握手したがる。そしてその瞬間は本物のヒーローに会っている息子なのだ。
考えてみると子供の成長への親の責任は本当に計り知れない気がする。寝物語で「それから?ねえそれからどうしたの?」という息子。サイン会で300円をしっかり持って並んでいる息子を見るたびに抱きしめたくなるのだ。
■ 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■ 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
2~3日前生徒さんから写メールが届いた。「今京都にいます」と。私が大好きな京都だけに正直に返信した。「いいな~・・・」って!そこには清水の舞台が写っていた。彼女は素晴らしく感性の豊かな若者で文章力があり交信しているとなかなか楽しい。つまり頭が良いんだろうとすぐに分かる。今の若者は意外と知識に乏し中ユニークな表現に加えところどころにもの知りだと分かる。
昔友だち4人と車で東京から京都までドライブしたことがあった。まだ20代前半の頃だったが実に楽しかった。新潟県、福島県、青森県、東京出身者が乗った車内は実に楽しかったことを覚えている。
それは訛りが飛び交う会話にあった。飾りっ気のない若者からお国自慢の訛りが飛んでくるのだ。京都に着いたのは午前5時を回った頃。少し仮眠して京都観光だ。今のようにカーナビなど無い時代だから地図とにらめっこで悪戦苦闘。京都に入ると私が案内役を買ってでた。ある場所でたまたまお着物の女性に出会ったので目的の場所を訪ねたときだ。「ああそこな~!ここをまっすぐ行きなはったらどんつきがおますんや!」と京都弁で教えてくれた。そのときは目的地などどうでも良かった。あまりの言葉の美しさに聴き惚れた我々は1分も走らないのにまた道を歩く女性に同じ目的地を尋ねた。すでに行き先は分かっているのにあまりの京都弁の美しさに同じことを3度も聞いたような気がする。
車内は東北軍団だからいくら真似てもどうしてもおかしい!それがまた楽しかった。
今回の波島のお稽古場の工事に関わった職人さんの殆どがやはり宮城県、秋田山形の東北出身者だった。27~8の青年も岩手出身だという。勿論仕事中に本物の東北訛りが飛び交うのだ。不思議なことに実に温かい。
新潟弁は歌にもならないというが「やだおごった!ど~しょかね!な~したが~切ね~ね~」と言われても他県の人は全くわかるまい。「な~してるが~て~」ではドラマに使いようがないかも。昨年の天地人のドラマにその越後訛りが出て来たがぎりぎりのところで修正されていた。そのままだと理解不能だからだろう。
ところが秋田や福島の方言はドラマになるのだ。他で有名な訛り(方言)と言えば名古屋、大阪。岡山、広島、博多となる。私はこうした訛りは出来るだけ残した方が良いとする方だ。
奥会津の囲炉裏端で聴く語りべの話は東北弁でなかったら少しも面白くないと思う。味わいがありどこか懐かしく人間味豊かなその語り口調は東北弁だから聴けるのだ。
若いころ、倉敷から入った水島コンビナートで5歳位の女の子に言われたことがある。私が彼女と遊んでいるとお母さんが迎えに来たときだ。「やだやだ智ちゃんはまだお兄ちゃんと遊ぶんじゃ」。そい言えば名古屋時代和歌山出身の女性が言っていた「中(家)はぬくいけど外は寒いな~」!
ここまで鮮明に覚えているのは何故だろう!なんとも温かい言葉だからではないだろうか!お国訛りは大事にして欲しい。
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就職難という口実の元に少し甘えている若者を見ることがある。卒業が迫ってくる学生はそれでも何とか職にありつきたいと精力的に活動しているようだが、卒業をし1年がすぎ2年が過ぎてもバイトで過ごすそのスタイルに馴れてなかなか正規の就職にはありつけない者も少なくないようだ。
その点、目的を持ってアルバイトしている若者はそこが違う。同じアルバイトなのにとても輝いて見えるのだ。従ってまだこれといった目標や目的がない人でも何でもいいから職がないかではなく、できたらこれをやってみたいと言うように好きな何かに立ち向かう気持ちを持った方が良いでしょう。
なんでもそうだけど目標を立てて直ぐにその目標が達成出来たり夢が実現するなどなかなかあるものではない。それでも「夢を手帳に書いて歩きなさい」とはあのワタミの社長も言い続けています。書いた夢や目標が実現するたびにそれを赤い鉛筆で消していくのだそうです。
目標を掲げないで成功した人などまず存在しません。現在放送中の朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」で水木家の長女が学校の先生を目指し教員試験に合格する下りが放送されている。彼女は小学生時代性格のおとなしい女の子で周りからお化けの娘漫画家の娘となじられて育つ。
彼女は自分の気持ちを上手く表現できなかった当時を思い出し教員になろうと決心するのだ。何がなんでも合格するんだと相当な努力が実りとうとう採用試験に合格してしまう。物語は彼女の意のままにはいかずこれからどんな展開になるのか微妙なところだがやはりはっきりした目標は強かったと言える。
非常に厳しい意見だが目標は自分に厳しく課すべきだとつくづく思う。本気でその夢に立ち向かう姿は尊く応援してあげたくなるものだ。
まもなく完成する波島陽子の舞踊教室(お稽古場)は殆どその全貌を見せてきた。日舞のお稽古場でここまで素晴らしい環境と施設はそう多くはないと思う。彼女の長年の努力の結晶とも言えるお稽古場は来るべきしてその時を迎えたのだと言っても過言ではないでしょう。
あるプロデューサーからこんな賛辞を頂いた。「現実にはお稽古場が衰退している現状で新しいお稽古場の誕生など朗報の朗報ですよ。よほど頑張っているんだね」と。
多くの同業もそして関わるスタッフも驚き一辺倒だった。続けて言葉を添えてくれた。「今どきそんな環境で指導してもらえる生徒さんは幸せそのものだ」とも。
「私に出来ることってなんでしょう?頑張っている若者たちを何とか応援しそれぞれの夢の実現に対しお手伝いしたいんです!」波島はそう言い続けている。
全ての工事は今日をもって終了となる。彼女が会社を立ち上げて丁度3年が過ぎた。3年前の9月17日は何を隠そう彼女のお母さんが病気で亡くなった命日に当たるのだ。偶然でしょうか?
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熱い戦いが終わるとともに何と涼しい! 昨日は外に出ていてもとても爽やかな気分であった。やっと秋を感じ始めることができたかなってところだ。もう一度雨が降ったら完全に夏の気配は消えていくようだ。
圧勝した菅総理に対し反対派のコメントが面白い。人間というのは実に調子の良いところに身を置くものだとつくづく思う。
若者よ今政治に感心を持つべきだと数日前に話したが私の想い(考え)は一般国民の殆どが判断したと同じように民主党党首選は大差を着けての勝利に終わった。しかし、どんな形であれ今回の結果は国民の期待に応える内閣確立に進まなければ意味がない。
小沢元幹事長に付いていた若手議員が苦しまぎれにコメントを述べていたが「これからはノーサイドで」の言葉に救われて信念のない政治活動に移るのかと思うと心配ごとはまだまだ当分続きそうだ。
政治家にならなくても国の為つまり人の為に本当に一生懸命努力し頑張っている若者も多い。その人たちは自分の夢とともに現実の世界に下りて頑張っているんだから素晴らしい。
バッチを着けて先生と言われ錯覚の中で行動している若手新人議員とは大きく異なる。冷静にものごとを分析し勇気をもって行動できる先輩議員がいない訳ではない。
戦いが終わって合言葉はノーサイドだ。挙党体制と意気込んでいるが超党派で国の為に行動する時期が今なのではないか。今回の党首選が終わって野党第一党の党首はこう言った。「とにかく出来るだけ早く国会を解散させ総選挙に持ち込みたい」と。
今一番やらなければならないことは今回の選挙で学んだのではないのか?国民は本当に苦しんでいる。町工場の親父さんはこの不景気を考えないようにしていると語っていた。考えたら死にたくなるからだと言う。
戦いが終わってご苦労さん会をやっている姿が放映されたが国会議員はまったく分かっていない。親分の招集に出席しないとというような情けない若手議員に見ていて涙が出そうだ。
負けても挙党一致と言い切ったのだからここは敗軍の動向を注目したい。どんなことがあってもこれからしばらく菅総理を盛り上げ国の為に尽くして欲しいと願いたい。家庭が、学校が乱れていると他人事のように理屈をこねるのではなく社会全体で日本人らしい日本人、つまり社会に役立つ子供の育成に政治家が体を張って見本を見せてもらいたい。派閥だのなんだの言ってる場合でない。
緊急事態にその役割を果たさなければならないために国民から選ばれた議員であることを忘れないでほしい。
敗軍の将は「これからは一兵卒で」と言った。心からそうあって欲しいと願って止まない。
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いつだったか東京オリンピックの柔道競技でオランダのヘーシンクについてその美談を語ったことがある。
昨日の世界柔道ではあれから46年近くなる日本の国技とも言える柔道もまだまだ世界に伝えるのは難しいのかなと感じざるを得なかった。
礼に始まり礼に終わる。まさに畳の上は日本そのものなのだ。勝負は勝負、どんな厳しい戦いであったとしてもあのヘーシンクを思い出して欲しいのだ。
ところが男子無差別級決勝で世界選手権100kg超級3連覇のテディ・リネール(フランス21歳)が日本人無印グリコのおまけとまで言われた新人上川大樹(20)に敗れた時だった。 審判に勝敗を告げら「礼」と言われてもまったく無視、上川が握手を求めても無視、それどころか「どうして俺の負けなんだ」と言わんばかりの往生際の悪さだった。
対象的に上川は堂々と相手に頭を下げ畳から去るときも戦った場所に向かって深々と頭を下げた。
練習のときにどんなに修行をしても本番で出来なければ何にもならない。素晴らしい決勝戦に多くの観衆が贈った惜しみない拍手も後味の悪いものになってしまった。
宮本武蔵の巌流島の戦いを思い出した。果たし合いで先に待つ佐々木小次郎が武蔵に待たされじれるのだ。待っても待っても武蔵はやって来ない。小次郎は物干し棹と言われるほどの真剣で武蔵を待つ。武蔵は小舟で慌てずゆっくりと巌流島に向かうが何と舟で武蔵は木のカイを刀として削っていたのだ。
真剣に木のカイで立ち向かおうと言うのか!小説や映画ではその場面あたりからクライマックスに入る。
焦る小次郎に武蔵の舟が見えたと知らされる。そして武蔵は舟から飛び降りた。適当な距離をとって小次郎が刀を抜きサヤを砂浜に投げ捨てた時だ。「小次郎破れたり!」と武蔵は叫ぶのだった。
最初映画を見たときは瞬間分からなかったが武蔵の言いたいことはこうだ。大切な真剣を収めるサヤを捨ててしまうなどもはや負けたも同然というのだ。 後に彼が記したとされる五輪書をみたいと思うようになったのはその後だった。悟りの境地にまで修行を続けた武蔵ならではの剣法は今の日本人の大切な生き方を説いていた。もっとも日本人らしく人間らしいと言ったら良いだろうか。
人は戦う前に学ぶことのあることを教えてくれる。日本の礼法は茶の世界であろうが書道であっても実に美しい。和楽器の演奏を思い浮かべてもそうだ。昨日の試合でのあの瞬間そう思えた自分に拍手を贈りたくなった。口で礼を語ることは簡単。実践の出来ない者がいくら勝利を収めてもそれは真実の勝者ではないということだ。
勝った者が敗者の肩に手をやりお互いの健闘を称えられるのはまさに和の心が備わったと言えるだろう。
まだまだ柔道は大丈夫のような気がしてならなかった。
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「CMが決まりました。この頃僕とってもついてるんですよ!」と嬉しそうに報告に来たのはまだ20代の青年モデルだ。「モデルだけでなくドラマにも出たいんです」意欲があるのは大いに結構。そのために日舞を習いたいと懸命の努力をしている。
現在波島陽子のお稽古場にはそうした俳優さんやタレントさんが5人ほど来ているがどの子も三者三様で面白い。それぞれに特徴があってこの子はスムースにいくなと思える子やこの子は努力が必要だなと思う子、そうかと思えば素人だけどこの子をお芝居(ドラマ)に推薦したいと思う者が3人ほどいる。考えてみると未来の星の宝庫にも思える。
不思議なくらいどんどん教室に入会してくるがどの人も目が輝いている。これが趣味でやりたいという範疇だから凄い。全国でも屈指の指導力と言える先生に習うのだからその成長が楽しみだ。
今日福岡のお師匠さんから電話があり新お稽古場のお祝いとともに波島の素質に賛辞を贈ってくれていた。「教えることの難しさは勿論のこと陽子さんは心が優しく思いやりがあるからどんどん生徒さんは増えるでしょうね。実際に他のお稽古場に行ったら直ぐに分かること。きっと天性なんですよ」嬉しい電話でした。
現在習っている生徒さんはこれが当たり前だと思ってしまうから少しその辺が恐いように思うがそれぞれに師匠の想いが伝わってくれると素晴らしいスターが誕生するのだが・・・!
そんな中に一名本当に出来ることなら何とかしたいと思っているタレント候補がいる。最近素直な輝きを持つようになって来た。焦りのようなものが少し姿を消したのかも知れない。
よくプロ野球のコーチが腕の力、肩の力を抜くようにと指導することがある。これは一般社会でも同じことが言える。まして表現者となるタレントや役者は尚更のこと。自然体でどれだけ輝くことができるかだ。
力んでホームランは1本も打てたことがないという。 昨日の柔道世界選手権でもそれが顕著に見えていた。
当然金メダルを獲ると思われた福見と中村両選手はそれぞれ同じ日本人に敗れてしまったのだ。
周りから見ている者はなんとでも言えるが私の予想は二階級とも当たっていた。力が抜け伸び伸びと挑戦者の如く動きまわった者が勝利を得たのだ。
だからCMが決まったと有頂天になっていたら鼻っ柱をへし折ってやらなければならない。しぐさも大切だが心の持ち方がその子の将来に大きな魅力を備えさせるために私なりのアドバイスをしてあげたいと思う。
体全体から溢れ出るオーラのようなものはとても奥の深いものがなければならないことを。
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猛暑も少しずつ薄れていく感を受けます。日本という国は四季に恵まれた位置にあって世界どこにもない風情と併せて自慢でした(過去形?)。温暖化の影響ばかりではないと思うけど昔に比べたら変わりましたね。
特に今夏の猛暑は地球が崩壊の第一歩と思うくらいです。
そんな中、波島陽子日本舞踊教室の新お稽古場が10月より新装オープンします。
日本の文化や伝統をあまりにも知らなすぎるからと日本舞踊を通してその体験をしたいとする若者が急増しているのです。嬉しいことですね。
今回のお稽古場はそうした期待に応えようと様々な工夫が凝らされています。お稽古場がそうした生徒さんたちの居場所になって、更にお稽古場にいるだけでしぐさや振る舞いが体験できるということです。
生徒さんの中には海外出張や留学の経験者が多く、現地で日本を語れなかったことが相当ショックだったようです。
今回もまた来月からスペインに留学する生徒さん。上海に1年ほど長期出張される生徒さん。二人ともまだ20代と若く美人さん揃いです。いままでお稽古した経験がどれだけ役立つか分かりませんが、現地へは最高のおみやげだと思います。
インターネットを駆使する現代っ子が日本代表として外国で活躍されることは本当に素晴らしいことです。他にも沢山の生徒さんがいますが英語、フランス語、韓国語と流暢に話す生徒さんが多いのには驚きです。
お稽古着を脱げばまったくの現代っ子でカッコ良いファッションに身を包み他の若者と全く変わるところはありません。
何でもそうですが、特に日本舞踊など1年や2年ではその力量は特別な人を除けばそう簡単に身につくものではありません。着物を粋に着こなしている人もいますが昔はそれが当たり前の生活(文化)だったんですね。
私なども母の思い出はやはり白い割烹着です。ただいま!と泥んこで帰ると決まって真っ白な割烹着姿が待っていました。
着物なども全て自分で着れたんですね。親戚の結婚式や葬式などは着物の着替え室にいっぱいでした。日本人だから元々血の中にそうした日本の感性みたいなものが流れていて当然なんです。
時代が様々なものを壊してしまいましたが、若者にもまだまだ日本文化を大切にしたい若者が多いことに安心を覚えます。来月出発するお二人のお稽古はもう少しですが新しいお稽古場で1回でもお稽古させたい気持ちでいっぱいです。きっと素晴らしいおみやげですよ。
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いよいよ白鵬が千代の富士に並ぶ連勝記録を目指すときがきた。名古屋場所で涙の表彰式を目にしたが日本人より日本人らしい気骨や精神を見せてもらった。
その秋場所が今日から始まるのだ。野球賭博等の不祥事に関与したとして人気力士が何人か十両に落とされおそらく今場所の相撲内容ももうひとつもの足りなさを感ずるのは必至。相撲界はここまで世間知らずなのかと言われないよう今日から命がけで奮起して欲しい。
近年はまるで外国力士を見るために国技館に足を運ぶように見えるが日本人の相撲フアンの殆どが日本人横綱を期待し待ち望んでいるはずだ。
多くの外国人力士の中にあって横綱白鵬がモンゴル力士だってことを瞬間忘れることがある。つまり日本人より日本人らしいのだ。相撲に関する態度は勿論のことその心根は清々しくさえ感じてならない。
若くして立派な横綱になったと国を超えて拍手を送りたい。新記録樹立というのは強い上手いだけで達成できるものではない。
メジャーリーグで活躍中のイチロー選手が今回も素晴らしい記録に向かって突き進んでいるが、これとて結果が出るまでは勿論分からない。あと24試合で17本と言われている200本安打。普通から考えれば綱渡りだ。
そうしたことを彼はもう何年も続けて来ている。
白鵬が今そのイチローの心境に近いところで戦おうとしているのだ。双葉山を愛するモンゴル出身力士。私たちはあなたがモンゴル出身であっても心から応援したいと思う。それは日本人より日本人らしいとても大切なものを今の若者に伝えてくれそうな伝道師にも似たその姿に感銘を受けているからです。
「約束。1.絶対に花礼や野球賭博はいたしません。2.・・・・・3.約束を破ったら引退します」などと書かれた紙が相撲部屋に貼られているのを見た。なんとレベルの低いこと。
こんな方法でしか指導できない親方が多くなったからこそ日本の力士が誕生しないのも頷ける。
良い師に恵まれて育つ。良い指導者に恵まれたから成長する。決して嘘ではないだろう。しかし根本はいかに家庭内での指導がしっかり出来ていたかいないかが一番大きいように思う。
人間は3歳でその運命が決まると言われている。その後人間には人生に3度のチャンスがあると言われている。どんなチャンスが到来しても正しい心の持ち方でそのチャンスを受け止めなければそれもまた悲惨な結果のみ待つことになる。記録に臨めるのもそのチャンスのひとつでしかない。
9月の終わりに二人の若者の(イチロー・白鵬)記録達成に一緒に喜びたいと思う。
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現在民主党内ではその党首選に向けて熾烈な戦いを行っている。国内事情が逼迫した状況に政治はもう何か月も足踏みをしている。小沢前幹事長がまったくもって最もらしいことを熱弁しているがそれなら幹事長時代、或いは菅総理誕生に当たってその考えを提案実践協力出来なかったのか?
いつだったか「そんな素晴らしい考えがあるんなら教えて欲しい」と菅総理は言った。この情景が何を語っているか!結局小沢議員が総理になっても決して日本は変わらない。今までのような自民党政権当時のやり方ではと連呼しているが「君はどっぷり自民党に影響を与えていたトップだったではないか?」と町中の人が叫んでいる。
滑稽という言葉があるが全てあなたにこの言葉を差し上げようと言いたい。私は自民党支持者でもなければ民主党支持者でもない。どの党であれその人物(議員)が立派ならその人を応援したいと思うと何度も言っている。
もうひとつ滑稽なのが小沢ガールズと呼ばれる新人議員だ。オリンピックで金を目指していたころと比べたらまったく覇気を感じられない。現在柔道界では世界選手権を戦っている最中だがそこにまったく出場するでも顔を出すでもなく万歳の音頭を任され舞い上がっている姿が滑稽だということ。
政治は決して片手間でなどやれるはずがない。小沢議員は「自分の命をかけて・・・」と演説している。片手間で命をかけられるのか?かと思えばテレビのレポーターに囲まれて舞い上がっている若き男性議員も同じだ。まだまだ学ばなければならないことだらけの中で基本的なポリシーもなく情勢が有利に傾いた方へ就こうという魂胆が見え見えなのだ。どっちが党首(総理)にふさわしいかなど今の演説を聞かなければ判断できないなど考えられないことだ。
聞かなければ判断できないということは立候補者がそれほどその時々でぶれているということなのか?私は決してそうではないと思う。心に一貫性のない者が国の代表になど決してなってはならない。
1年1年若者の時代がやって来る。若いからと総理になれない訳ではない。しかし、このように固執した考え方ばかりだと誰が立候補しようが無駄な時間ばかりでいつまで経っても国会は空回り状態だ。
個人の利ではなく国益国益というなら信念をもった行動を国民に示すべきだと思う。小沢議員が総理になって国会が持つとは思えない。それは良識ある野党議員が黙っていないからだ。
今回の党首選に駆け引きすることなく堂々と自分の信念を貫いた行動を示して欲しい。そうしたことが出来ない議員を選んだ国民にも大きな責任がある。次回の衆議院選では例え大物であろうが間違った人間は引きずり下ろす必要がある。それが選挙なのだ。
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商売とは難しいものでもありまた面白いものだ。私が言いたいのは社員を見れば会社が分かるということだ。外食産業のように徹底したマニュアルで動いている作業風景にも見えるように考えなくても手順通りにやれば事なきを得るやり方もある。
もともと私が20代のときには「日本一の販売員になろう」といスローガンを掲げたのであらゆることの想定をし行動指針を作った。その最たるものは「販売員の心の持ち方」であった。
自分が買い物に行ったとき、どんな対応が嬉しかったか、或いはどんな対応が嫌だったか!今でこそ時は金なりで1人にかける時間(接客)を極力短時間で片付けて次の人のお相手となるのだが当時だってゆっくりのんびりしていた訳ではない。考えれば考えるほど良い案というものが考えつくものでその店がモデル店になるのは当然と言えば当然だった。他店がそうした努力をしなければ当然どんどん差がつく訳で面白かったと言える。
私たちは何でお給料を頂いているのか?それぞれの心にとても多くを投げかけたものだ。
時代とともにそうした気持ちで対応できている店(企業)はとても少なくなってきた。
「優しい心を運ぶ***」と看板を掲げたトラックが危険運転に近い走り方をしたり等、現場ではCM負けしている従業員は多いものだ。
今朝、日本舞踊関係の荷持を徒歩5分くらいの場所に運ぶのに運送屋に見積りを頼んだ。乗用車では運べる量ではないがかと言ってトラックでと大袈裟なものでもない(一番中途半端かも)。
先ず最初に電話をかけた業者の横柄な対応に楽しくなって、そうだ2~3件電話をかけて合い見積りをとってみよう思ったのだ。
女性の受付が出たり、ベテラン口調で応ずる者がいたり結構楽しめた。いつも宅急便をお願いしているスタッフに引越し担当に伝えて欲しいとも振ってみた。
どこでも馴れた口調で応対出来ている。ただまったくもって事務的なのが殆ど。それも全てテレビCMをバンバン打っている会社だ。つまり伝わってくるものがないのだ。
そんな中、非常に素晴らしい対応に巡り合えた。聞いていれば分かる。話していれば伝わって来る。すなわちそれは安心感に繋がる。仕事は人間がやっているのだということだ。見積りをとれば当然同じ金額は出て来ないと思う。しかし、他の会社よりそこが多少高いとしても私はそこに頼もうと思うのだ。
きっと彼は素晴らしい従業員なのだろう。お客様の立場に立ってとはよく使われる言葉だが実践できる出来ないは心の問題だということがつくづく伝わって来た。
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昨日は久し振りに小林愛子先生とお話ができ夢中で過ぎた時間は2時間があっという間でした。
長い猛暑も一段落と思いきやなんととんでもない土砂降り。少し落ち着いた時間を見計らって新大久保に降り立つ。前から一度伺いたいと思っていた先生のギャラリーを初めて訪問。ギャラリーの素敵なお香の香りに迎えられ約1年ぶりの再会。
先生が描いた作品が所せましと飾ってあり和歌の調べとともに落ち着きを提供してくれました。先生はとっても一途で純粋な女性ですが私より情熱があるかなって感じ。私よりどのくらい年上なんでしょうか?不思議な魅力を秘めた人です。
今回は日本とイタリアのかけ橋になる企画を計画中でその中に是非日本舞踊を採り入れたいとのことでした。どうしたら一人でも多くのみなさんに喜んでもらえるような内容に出来るかしらねと相談を持ちかけられ語り合うこと2時間。
情熱があって夢があって、それでいて素晴らしいこだわりを持っています。まだ来年の春の計画ですが考えてみたらそんなに日程がないんですね。愛と華の会は10周年を迎えるそうですがひと言で10年といっても継続できたことは凄いことだと脱帽です。
「私が生きている限り日本の伝統や文化は伝えていきたい」と言葉に力を込めていた愛子先生は燃えていました。こうした人に会うといつも思いますね。いわゆる青春時代は終わってもいつまでも青春をしている姿、人間はそれが大事なんですね。
静かな語り口調なのに熱いんだな。どちらかというと私も負けない方なので結局その場はとうとう燃え上がってしまいました。生徒さんやお弟子さんに参加させたらどんなに素敵だろうと想像しながら構成まで想像してみましたが楽しいものです。
ひとつのことをやり遂げる素晴らしさもさることながらこの情熱が人を動かすんだと改めて思い知らされた感じです。あまりの激論(笑)に外はすっかり日も暮れて土砂降りだった雨も止んでしまいました。
理解者と支援者が一人でも多く集まってくれることを願って新大久保までゆっくり歩を進め何故か来春のイベントに心を馳せている自分がそこにいました。
夢の実現に一歩踏み出すって何かわくわくしてしまいました。
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昨日のブログにさっそく反応してくれて感謝です。
本当にそうなんですよ。自分は可愛いとか美人だとか話術に優れていると錯覚している人が多いこと。日芸のアルバイトの鼻っ柱をへし折るとはとても勇気のいることでした。人は褒めて育てよと言って特に子供などが顕著です。その影響を得やすいので指導を間違えたらとんでもない大人が誕生してしまいます。
タレントの上戸彩が好感度部門も含め非常に素晴らしい人気を保っています。彼女のことでなにかスキャンダルを聞いたことありますか?そこが彼女の素晴らしさでしょう。しかし彼女もさることながら彼女の親が素晴らしかったと言った方が正解でしょう。
実際には彼女の母親は相当厳しかったようです。彼女の所属事務所はもっとしっかりしていたとも言えます。本人にその才能があっての話だとしても立派に一人の女優が誕生しているんですから学べるところだらけです。
日芸のバイトにみな同じことを求めても無理ですが、そうした意味では若い彼女らが「みんな元気~」と子供の前に立ったのは正解だったと言えます。その頃って大体自分の力でことが進んでいる錯覚を持った学生が多いんですが、当時私はアルバイト代にランクを付けました。1回のショーで5,000円からスタートしますが最高は同じ仕事でも1回20,000円までランク付けされているのです。
なかなか上がらない学生は疑問を抱きます。自分とそんなに変わらないのにとまず思うらしいのです。この子が可愛いとか等でえこひいき的な特別扱いは絶対にやってはいけません。どの程度が出来るとどうなることをキチンと説明する必要もあります。他のバイトとの違いは当時学生の殆どがアナウンサーになりたい、女優になりたい等の希望を持っていましたから本気モードに火を着けるのは簡単でした。
誰にでも失敗はあります。私はその頃自分でも多くを学びました。失敗は信用を失うことにもなり兼ねませんが一生懸命本気で行動したことでの失敗は許すことにしていたのです。
褒めることは当然です。そして大切なことは本気で叱り指導を加えるというところに行き着くんですね。それが信頼となり成功へと前進しみな巣立って行くのです。
全員がアナウンサーになった訳ではありません。就職先は様々でしたがみな輝いて頑張っています。
実践で学べた私どものバイトは学校での学びとはまた別のものがあって良い経験をしましたと言ってくれる人が殆どでした。別々のところに就いたということはそれぞれが自分を知ることが出来てのことです。感謝の心を素直に表せるようになったあの子たちの殆どが現在は立派に後輩の指導に当たっているようです。
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人間って何々をしたいと言った具合に夢や目標を持つキッカケがあります。勿論それは人それぞれですがその経緯は人それぞれで楽しいですね。
私も若者に特に当時学生たちに多く接していたのでいろんな夢を聞かせてもらいました。まだ決めかねている若者にはトコトン話し合いました。夢や目標に出会うキッカケを提供するのも結構楽しいものです。
日大の芸術学部放送学科の生徒(特に女性)には本当に多くの出会いがありアルバイトとして沢山手伝ってももらいました。
ところが、彼女等は先輩に有名なアナウンサーやタレントが多く何か特別な意識を持っていたようです。つまり自分たちは違うんだ的なところとでも言いましょうか。従ってアルバイトでありながら舞台裏では他の人が真似の出来ないような発声練習等に取り組むことがあるのです。これは私に言わせたら目立ちたがり屋にしか思えません。やはりステージで観客を掴む話術などはそう簡単に出来ることではないからです。
式典やイベント類でいろんな形の司会が待っていました。東村山市の幼稚園では自閉症の子供たちを楽しませるといったイベントもありました。こればかりは学園に外国人も多く英語やフランス語が必要でもあったのです。
中には驚くほど素晴らしい学生もいて大喝采を浴びることもありました。そうかと思うと得意気に立ち廻ろうとしている学生(司会)の鼻っぱしをへし折ったこともあります。それもカフを下げ音が聞こえない瞬間に一喝して瞬時にカフを上げるのです。彼女の目には涙でいっぱいでしたが強いですね。お客様には分からないように頑張り抜いたのです。
先輩や伝統が成せる技なんでしょうか?プロ意識はやはり持っていました。大学で習うことと社会での本番の違いはお客様がはっきりジャッジをくれるので嘘は通りません。
出来ない学生は子供ショーならと思うらしいですがとんでもない。子供が本当に喜ぶ司会ほど難しいものはありません。そこにウルトラマンが出て来ようが仮面ライダーが登場しようが、ショーが終わって司会のお姉さんに近寄ってくる子がどれだけいるかです。
そんなときつくづく思いますね。心の底から舞台に打ち込める情熱や意思の強さ。感性は別としてこの子は伸びる伸びないはそんなところから分かるものなんです。
輝くとは瞳よりも心が輝かないと観客には伝わりません。特殊な世界かも知れませんが以外と腹式呼吸のなってない者が「こんにちは~」と得意気に叫んでいます。
何かに打ち込もうとしている若者に遠回りはさせたくないのですが基礎が出来ていないと惨めだから意思を強く持って歩きなさいと肩をたたくのです。
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人はいろんな環境で育ち成長しています。子供の頃はいろんな夢や憧れをもって過ごしていますが、実際にその夢に向かって歩き出す若者はいるようで少ない気がします。
試行錯誤しているうちはまだ良い方です。Aが良いと思いながらBに出会うとBの方が良くなって見える。勿論いろんなことに挑戦することも悪くはありません。正直、私なんか人と接することが好きで迷わずサービス業を選び夢中な日々を送っていました。そんな頃、渋谷の劇団に通い始め舞台に立ったりテレビに出たりと青春を謳歌していましたね。演劇には踊りと歌が不可欠ということで渡辺プロで清水先生に歌のレッスンの手ほどきを受けていました。
上野美術館の地下はダンスのレッスン場でよく通ったものです。若い時って本当に何でもやってしまうような気がしますね。当時アパート暮らしでしたが千葉の叔母に健康管理がなっていないと引き取られるように叔母の家で居候することにもなりました。
イイノホールでの劇団公演に叔母家族が花束を持って応援に来てくれたのが本当に昨日のようです。
しかし、当時の私は俳優になろうとか歌手を目指していたわけでもなくその分欲もそれほど無かったようです。テレビに出たからと、舞台に立ったからとそれが将来の自分の姿では決してなかったことを何かどこかで感じていたのかも知れません。
しかし、どのひとコマでも決しておろそかにしないのは自分の生き方でした。ですからいろんなことを多く学ぶことも出来ました。いくつかの会社を経験し若い時期に制作会社を経営もしてみました。
こんな性格ですから本当に多くの皆さんに可愛がられ仕事も順調にいき自宅兼会社を建設もしました。成功も失敗もあらゆることを経験する中で会得したのが自分を知る力でした。
私はどちらかと言うと参謀役が適任だってことです。上京して縁を頂いたのがまさにそれだったのです。社長の参謀。これはとってもやり甲斐のあるものです。勿論その人物(社長)に惚れこまなければ前に進めるものではありませんが惚れこんだら強いですね。電気工事・設備と職種としては私にはまったく縁遠いものでしたがトコトン改善や発展に寄与できたと自負しています。いくつもの功労賞は私の励みでもありました。
ところがです。そこの経営者であっても二代目ということで本当に自分が何をしなければならないか等の強い意志は伝わって来ません。苦労しました。私が去ることでその大切さに気づいたようですが人間というものは誰もが自分は出来ると錯覚している節があるのです、。
野球が一番説明しやすいですね。投手を夢見ていたのに打者に変更したことで世界一のホームラン王になった話などあまりにも有名です。そこへ導いてくれたコーチは神様以上でしょう。
自分を知ることで方向性が変わってもそれは素晴らしいことだと思った方が賢明です。それにはあらゆる努力という裏付けがあってそこに到達することも忘れてはなりません。
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暑さにもめげず浅草は人・人・人の波! 照りつける太陽がコンクリートに反射して気が遠くなるような熱さにそれでも浅草を楽しもうと汗だくになっている観光客のみなさんでいっぱい。
雷門通りから見える東京スカイツリーは「俺たち(塔)も頑張ってるんだから暑さなんかに負けないで!」と言っているように見えます。
最近になって特に土日は4~5組のストリートパフォーマンスの芸人さんたちが演芸場付近で汗まみれになって頑張っています。芸どころ浅草だけに街並みとマッチしてつい足を止めてしまいますね。
日本舞踊の指導で頑張っている波島陽子先生もこの雷門に新たな教室を開設するために現在改装工事中です。
雷門から3分と近く、生徒さんのお稽古場だけに留まらず観光客の皆さんにも観賞いただけるような企画をと検討中とか!
日本の文化や伝統の発祥の地と言っても良いくらい外国のお客様は日本を求めに浅草に集まります。着物の着付や振袖催行は好評で仲見世通りを歩く外人さんの振袖姿はまた格別。日本の修学旅行生たちがカメラを持って追いかける姿、まだまだ日本は捨てたものじゃないなって嬉しくなりますね。
中国や米国に押されぎみになって足元が浮いているようにさえ見えますが日本舞踊は決して外国人の真似のできないジャンル。ゆかたが着れないんですがと入門される若い生徒さんが2週間もするとすっかり着こなしている姿。日本人の血がごく自然にそうさせているんだと思いますが本当に日本舞踊というのは奥が深くそれでいて美しく素晴らしいものです。
日本人なのに日本の文化を語れないからとか、日本人なんだから着物に馴れ親しむためにも日本舞踊からそれらを感じたいと若い人たちだけでも今年中に60人を超える勢いです。
モデルになりたい。演劇で舞台に立ちたい。ドラマに出演したいとする人たちが多く門をたたくのも浅草だな~ってつくづく感じます。本格的な道場(お稽古場)はそうした人たちのためにもこれからどんどん役に立ちそうですねと波島先生も目を輝かせていました。
この時代に新規で道場を開設するなどとても嬉しいニュースですよとNHKのプロデューサーにも称えられました。彼女の思いが通じきっと素晴らしい生徒さんが巣立っていかれることでしょう。
10月オープンしますので是非足を運んでみてください。
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なかなか一般の人が綴っているブログを目にすることは余程の機会がないとそれに巡り合えないものだが、今日はとっても楽しいブログをご紹介しましょう。
「Sogachapin Style」にアクセスしてみてください。私が以前建設業に関わっていたことから偶然見つけたものです。
彼は30代前半で建設業に従事している若者ですがとても好青年であることがそのブログから伝わって来ます。毎日更新されていないのでふと忘れてしまいそうになりますが私なりにきっと仕事が忙しいのだろうと勝手に解釈しています。
本当に忘れてしまいそうな頃に更新されますが文面が簡潔なのにとっても楽しい。ユニークな男性なんだとすぐに分かります。ものの見方捉え方が素晴らしく心が優しいんでしょうね。
私が綴っているブログの目的にピッタリ叶う人物と言っておきましょうか。人間は優しい心が何よりですが、人生は山あり谷ありでときには心も乱れることがあって当然だと思う。
職場でもきっと、家族でも、また友だちの間でも人気者に違いないというところが文面の随所に表れています。彼のブログをいくつかさかのぼって目を通してみてください。ときどき吹き出してしまいそうなオチに出会えます。
現在波島陽子のお稽古場が新装されるに当たって工務店の人と毎日接していますが、まずこの世界には珍しい人物でしょう。素晴らしいことだと思う。明るいということ、楽しいということがどんなに大切か彼のブログから学ぶことさえできるようなそんな気がします。
昨日、テレビで「高校生クイズ」を放送していました。今回は東京の開成高校の3人組がチャンピオンになりましたが、彼等の優秀さは驚きを超えるものです。
それぞれに東大に入りたいとかは当然ですが彼等はその先で何をしたいかの目標をもって日々勉強しているようです。見た人もいるでしょうがとにかく素晴らしい頭脳であったり応用力であったり勘であったりとその全てが備わっていないと頂点に立てない争いを制したのです。
私は感動もし拍手も贈りました。しかし人間というのはそうした中にユニークさや温かさがあって初めて素晴らしい人間が完成するのだと思っています。
紹介したかった彼の会社の社長は彼をどんなふうに観ているのか聞いてみたい気もします。能力は眠らせておくのでなく生かしてあげる環境も必要だから。
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爽秋の候と記さないうちに紅葉の季節がいきなりやって来そうな平成22年の夏だ。
私もここまで長い夏を経験した記憶がない。熱中症で亡くなった人も過去最高というが本当に地球の一大事なんだと思う。
人間って奴は誰もがそうだと思うが、事故が起きるまで、ケガをするまで、家が崩壊するまでまさか様々な災難がわが身に負いかぶさってくるとは思わないのだろう。
自分だけは大丈夫だ!みんなそう思っているに違いない。ところが最近の地球の変化(災害)は尋常ではないのだ。災害の規模も想像を超えたものが多く戦争が無くても地球は滅んでしまうかも知れない。
私が20代の頃舞台で演じた「終わりの日」のセリフがそろそろ役立ちそうな恐ろしい時代になった。
あの頃は空想の中で「今日限りこの地球が無くなってしまったら」と問いかけるセールスマンを演じたが、あのセリフが現実になりそうなそんな気がしてならない。
まさか当時は温暖化など世界中の誰もが考えもしなかったが当時演じた頃の犯人は平成の今人間であることが分かった。であるならこれは明らかに人災であり防ごうとすれば防げる災害ではないのか?
当時と違うのは人間の絆が薄れてしまい自分だけ良ければという風潮が横行しているのだ。これほど恐いものはないだろう。
心が乱れて殺人が日常茶飯事ではたまったものではない。民主党の党首選を戦っている今日、私はこれからの政治は心を正し、人(社会)のために行動できる人間を作るべき政治が求められて良いのではとさえ思う。
綺麗ごとを述べている政治家は聖職の最たるものと悟って行動して欲しいと願って止まない。
悪いことをしても見つからなければ正義では世も末でしょう。命令や決まりで行動するのでなく相手を思いやる心の中で世の中が明るくなってくれたらどんなに素晴らしいだろう。
どんな職業でも不必要というものはないと思う。自身の仕事にそれぞれが誇りと自信をもって世の中のために相手の為に・・・、それが自然破壊をも防ぐ力になってくれるのではないだろうか?
今回の党首選の討論会をみてもその心の使い方は卑怯にさえ感じてならない。相手を責める前に一緒に手を携えてといった姿が国のトップにも見えないのだから国が良くなりようがない。つまりそれは地球さえ守ることが出来ないのだと知るべきだろう。
自身の進む道に不安を感じている人も少なくない。しかし、正しいと思ったことを焦らずコツコツとやり抜いて行こうではないか。
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■ 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
戦後相撲界を支えた昭和の大横綱「初代若乃花」(本名:花田勝治)が癌で亡くなったそうだ。若い人には馴染みはないかも知れないが若貴兄弟には伯父に当たる人だ。
現役時代はライバルの横綱栃錦と栃若時代を築き、戦後まもない日本の復興の象徴となった。私でもこの土俵の鬼と呼ばれた話は知っている。
この人こそ壮絶な人生であったようだ。1928年の春、青森県弘前市の豪農に生れ10人兄弟の長男だった。豪農だった実家は大型台風で一気に奈落の底に転落したという。戦時中の43年に中学を卒業すると、北海道室蘭に移住した家族を支えるために港湾労働者として働いた。運命は太平洋戦争が終わった46年秋。地元で行われた大相撲の巡業で二所の関部屋関係者にスカウトされたことから始まる。18歳で入門したときから家族を支えることを目標とし人生は一変することになる。
体重75キロの小柄な体は猛稽古と約200キロを超える鉄鉱石をてんびん棒で担いで鍛えた足腰で克服。小さな体を感じさせない豪快な技で日本中を熱狂させた。土俵の鬼の異名を決定的にしたのが大関昇進後の56年9月場所。場所前に長男・勝雄くん(4)がちゃんこ鍋の中に尻餅をつき、大やけどで亡くなったのだ。
失意の中でも本場所への出場を決断。首から数珠を下げて土俵を務める姿が「土俵の鬼」と呼ばれた。この場所は初日から12連勝も13日目の朝に心労から体調を崩し入院し休場。日本中の涙を誘った場所は「土俵の鬼」として映画化されたそうです。
引退後は二子山親方として実弟の大関・貴ノ花、横綱二代目若乃花ら2横綱2大関を筆頭に19人の関取を育成。現在番付表は外国人力士で賑わっているが当時は二子山部屋(二所の関・花籠部屋)でいっぱいだった。
土俵に厳しく家族を気遣う優しい姿はあまりにも有名であった。
気骨のある人物がまた一人姿を消していった。素晴らしい昭和の時代がまた遠のいてしまった感じがしてならない。
土俵の鬼若乃花が教えてくれた日本の心。これも素晴らしい偉人伝として語り継がれることを願いたい。
魅力や人気はこうした本物の姿から湧き出てくるもので、現代のタレント等のように作られたものとは大きく違う。このように先輩が築き上げた素晴らしい日本の心。現在の貴乃花親方がその意を継ぎたいと改めて決意を語っていたが大いにエールを贈るとともに心から土俵の鬼のご冥福を祈りいたします。
■ 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
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子供の頃の夢が叶った話はそれが金メダルであったり、横綱であったり、総理大臣であったり、宇宙飛行士と様々だ。考えてみれば私は大工さんになりたいと思っていたことを思い出す。中学卒業したら大工になろう!それが高校へ行くとしばらくしてその思いはすっかり消えてしまった。だからと言って特別にやりたいことが出てきたわけではない。
人を笑わせ、喜ばせることが大好きで、とにかく人に接することが好きになっていったことは確か。いくつかの会社の経験が制作会社を興すことになるのだが今も尚そこには共通点がある。
だからといって建築現場でその作業を見ているとやはり嫌いではないのだ。中学の頃から離さなかったカメラは今でも活きている。ところがどれもこれも適当にこなせるようになって今の仕事がある。
デパートの催事企画などは集客できなければそれまでなのが次から次へとヒットさせる。電通にまで企画で勝ったことがあるから自分でも驚きだ。
仕事とて同じことで様々な職業を体験(経験)したが全てに自分の為になっている。やろう!経験してみようとその職場に飛び込み無我夢中になって仕事をするから経営者には喜ばれる。考えようによっては勘違いされてしまうのかも知れない。つまりずっと長く居てくれると思われるからだ。
しかし、振り返ってみると「こんなことをやりたい」と思えばついつい行動(転職)してしまうのだ。
今でこそ最後までやり抜いて素晴らしい作品を作るんだと燃えているが、ここまでくるのに自身の試行錯誤はとても語り尽くせるものではない。
私の友に有名な呉服屋に18歳で飛び込んだ男性がいる。彼はその店一筋で生涯を終えようとしている。凄いな~と尊敬すらしてしまう。伊勢丹に勤めた友も最後まで伊勢丹で終わりそうだ。
偉くなりたいとかの野心はなかったが長いこと社長を務め上京してからは専務取締役として建設業にその身を置いたことがある。指導者として経営陣としての行動は若い時のそれと違うが度胸があった。
つい先ごろ大相撲の琴光喜の地元後援会が解散した。琴光喜は会場に現れなかったが、両親とともに手紙を寄せ「社会人、相撲人として原点に返り、成長した姿を皆さんに見せたい」と言ったそうだ。後援者は「今どこにいるか分からない。何をそんなに人目を避けなければいけないのか。相撲と一緒で気が小さい。だから横綱になれなかったのだ」と苦言を呈していた。
大関まで行って立派じゃないかと思う人も多いでしょう。相撲が大好きな私も後援会の人と同じようにこの気の小ささはずっと心配の種だった。彼ははっきりと横綱を目指していたはず。つまり彼の道を遮ったのは何を語ろう精神力の弱さ、つまり心が中途半端であったのだと思う。いろんなことに挑戦してみたいと歩いて来た私の人生とは勿論異なるが、私とて自分の役割がはっきり分かったのはここ数年前なのだ。
でもそこに行き着いただけでも幸せに思う。
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