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 写真撮影の講師 3

シャガ

この花は何の花かご存知ですか!?
そうです。これが「シャガ(著莪)」という五月から初夏に向けて姿を魅せるアヤメ科の花です。この日曜日に鎌倉の東慶寺で見つけました。なんとも可憐で可愛い花ですよ!
多くの新緑に囲まれたその姿にしばらく佇みたい気持分かりますか!?
このお寺の初夏の紅葉がまた木漏れ日を生んでしばらくは別世界へと案内してくれました。
まして鳥の囀りはこれ以上ない効果音で本当に心を豊かにしてくれるんですね! 
ホーホケキョ!・・・ と一緒に

やっと気づきましたか?
シャガはおしゃれ感を漂わせていますが実はとっても恥ずかしがり屋で日陰育ちなんですよ。
私はこの花を見て、シャガって野草ではないのか・・・と思うのですがこの花は花屋さんに行くと種が売っています。

鎌倉を散歩していると借景も手伝って余計それぞれのお花を引き立たせているのを感じます。
前のブログでもお話ししたと思いますが今頃の植物は本当に雨が似合います。
前日の露を含んだ新緑ほど目に優しく鮮やかなものはありません。

この写真を見てホーホケキョって聞えてきませんか!?
カメラ散歩はこのように時期や時間、そして雨上がりと言ったようにそのタイミングが決め手です。

タイミングと言えば最後にこんなエピソードをお聞かせしてこの頁を閉めましょう!
「写真の撮り方を勉強しているときに、ある雑誌(カメラ)にこんな話が載っていました。それはもう30年も前だったと思いますいが、アメリカの経済紙に日本を代表する経営の神様として松下幸之助氏を自由の女神をバックに撮影したいとしたときの話です。超人的なスケジュールで行動している松下氏を拘束できる時間は30分も無かったそうです。そこで、カメラマンは1ケ月も前からその準備に入ったのです。
それは、本番の日が雨なのか、風が強いのか、曇っているのか快晴なのか?それによって写し方が変わるからです。つまり、どんな条件であっても最高の1枚を押さえる大切な作業だったのです。」

テレビカメラのリハーサルに立ち会った人なら経験があると思いますが、例えば歌手がリハーサルで本番衣装は着用しません。しかし、横で本番衣装を持った付き人が居るのです。瞬間カメラマンはその衣装に焦点を合わせ色の調整をしているのですね。
各家庭で常に素晴らしい映像を目に出来ているのはそうした準備がしっかり成されているということです。

一般の人でも、せめて天気予報はしっかり押さえその状況を把握してから出かけるのとそうでないでは大きく違うんですね。
一般的には、プロのカメラマンと違う訳だから専門的(機材等の)な準備は出来ないと思いますが、そうした予備知識が多少でもあるかないかで大きく違うことは確かです。

ちなみに、掲載したシャガの花ことばは「抵抗」「決心」だそうです。
カメラを通じて多少勉強(薄学)にも役立ちませんか!?

専門家ほどの準備は出来ないにしても、気持(こころ)でシャッターを切るんだということだけでも知って頂けたら嬉しいですね。

これから夏本番を迎える今が、植物(新緑)を狙うには最高の季節です。
雨でも、今度の休暇にはカメラ担いで出かけてみませんか? 心が豊かにもなりますよ!
プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
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