波島陽子の舞台 こだわり
伝承ホールの舞台から丁度1ケ月が経った!
その間にまた大雪になったりご存知のように春とは名ばかりの寒い毎日が続いている。
しかし、それでも尚熱かったのは嬉しい限りだ! つまり、今回の舞台の反響だ!
良いものは良い! ひとことで言えばそう言った方が正しいだろうか・・・!
出演者の映像編集を進めなければならないのに、その反響に対する応対が続くから編集が遅れているのだ。
あれから1ケ月の間に、DVDの注文が50本に届かんとしていること、そして連日の体験希望者の予約が後を引かないこと。
昨日は元宝塚劇団に男役として活躍されていた女性(ひと)が体験にやって来た。
長い宝塚の女優さんにして波島陽子の魅力に取りつかれて「どうしても波島先生から習いたい・・・」と言うのだ。
「どうしてなんでしょうね!私は先生のような踊りに憧れていました!」と続ける。
新舞踊はあまり好きじゃなかったのに・・・ そう言って笑う。
写真に載っている女の子は現在小学2年生! 5歳の頃から通い始めて約4年になろうとしているが実に形が美しい。
今回の舞台で他に「すみだ川」を彼女に踊らせた。
「あなたが二十歳、私が十七歳のときよ・・・ 」というあれだ。
おひきずりを着てきちんと踊れる! そして美しい!
実際に渋谷の舞台で観たお客様はさぞ堪能できたことだろう! つまり、この美しさこそ波島陽子が求めている波島流なのだ。
新舞踊でいて、まるで日本舞踊の舞台を見ているようですと絶賛である。
当の家元は至って謙虚だがそこがまた生徒にはたまらない魅力なんだろう!
長い芸能活動の経験にたゆまぬ努力が実った典型と言ってよい。
岐阜市から毎週駆けつけてお稽古に励んでいる生徒さんがいると過日お話しをしたと思うが、長い宝塚の舞台を踏んだ(退団して数年経っているが・・・)彼女にして「美しい」と言わしめる。
「いえいえ、私も宝塚には子供の頃から憧れていて・・・」とあくまでも謙虚だがこの謙虚さの中に誰にも真似のできない謙虚さがさらに人間性に磨きをかけ美しい作品が生まれているのだと思う。
この女の子が、東京オリンピックに、何かの形で関われたならどんなに嬉しいか知れないのだが・・・
波島のこだわりが理解でき、多くの若者が育っていくようでとても嬉しい!