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 ありがとう 高倉健 !

高倉2

訃報を知ったのが今日写真編集しているときだった!!!
この10日に亡くなっていたんですね (涙)
偶然にも映画の前売り券を買いに銀座に行っていました。 吉永小百合の「ふしぎな岬の物語」です。
高倉健と吉永小百合の作品もありましたね・・・ 。 みんな観ました!

悲しくってしかたがない! 悔しくってしかたがない! 泣きたい気持でいっぱいです(涙)
あの頑強なイメージの高倉健も悪性リンパ腫には勝てなかったようですね。  
享年83歳だったそうです。

昭和の大スター高倉健 !  今考えると放映当時のヤクザ映画は殆ど観ていなかった!
任侠ものを卒業し、山田洋次監督路線に入ってから急激に好きになった。

「幸福の黄色いハンカチ」は今までに何度観たことだろう!
山田監督と言えば例の「寅さん:男はつらいよ」でこの大フアンであった私は庶民的で自然なままの人の心を表現する山田監督は私にとって心の支えであったのかも知れない。

後に、平成に入ってからまるでフアンであるご褒美のように作曲家の山本直純先生に会うことになる。
ただ会うだけなら何も語るほどの内容ではないのだが、実は仕事(作曲)を依頼したのが縁で平成2年頃から山本先生には亡くなるまで個人的にとても可愛がってもらいました。。
ご存知の様に、山本先生があの「男はつらいよ」の主題歌を作曲したのはあまりにも有名。

「あ・うん」「鉄道員ぽっぽや」「八甲田山」「南極物語」「居酒屋兆治」等々その殆どを観た。
「遥かなる山の呼び声」のラストシーンでの列車の中、涙が止まらなかったことを昨日の様に覚えています。

高倉3
(これが例の唐獅子牡丹の入墨で高倉健の本当の背中です)

私は日本舞踊教室の生徒さんの舞台演出や演技指導を手掛けるようになってからですね「任侠路線」作品を観る様になったのは。
この2年ほどは、毎晩のように東映映画を観るようにしています。
中村錦之助・大川橋蔵等々の時代劇、そして観る様になったのが高倉健のヤクザ映画です。
藤純子・鶴田浩二等々、物語もさることながらそのかっこ良さ痛快感は言葉では言い表せません。

油の乗り切ったこの時代の高倉健をずっと見ていたら本当にまだこの若さなんだと錯覚すらしていましたね。
そして、女優陣の着物のさばきにいっぱい教えを乞う毎日です。

映画館で観た最後の作品は「あなたへ」でした。 あれは一昨年だったでしょうかね!
味がありました。 素晴らしい役者になっていました。
順番に言えば、ヤクザ路線があって、山田作品があって、「鉄道員(ぽっぽや)」から「あなたへ」は実に人間味のある素晴らしい役者でした。

山田作品への移行は時代の流れもあったようです。 つまり、高倉健は映画界になくてはならないスターだったんですね。「幸福の黄色いハンカチ」は日本中に大きなメッセージを送ることの出来た素晴らし作品でしたが、この時ほどドラマ(映画・舞台・TV)は脚本とキャスティングで良否が決まるものだと感じたことはありませんでしたね!
任侠映画は東映を去ることでピリオドが打たれましたが、素晴らしい監督が待っていたんですね!

ヤクザ映画は昭和の真っただ中! 山田路線は昭和の終わり頃から平成の真っただ中!
二つの時代を映画で生ききった大スターでした。
不器用です・・・!!  ひとたび「死んでもらいます」と言うとこちらも手に力が入ったものです。

虫の知らせだったのでしょうか!?  昨年あたりから「東映チャンネル」で高倉作品の殆どを録画していたのです。
その作品こそ高倉健全盛の任侠映画です。 こんなスターは2度と現れませんね。

今夜は勿論のこと、当分はもう一度毎晩「高倉作品」に酔ってみたいと思っています。
私にとっての心からの追悼だから・・・  きっと、止まらない涙を覚悟の上で・・・

ありがとうございました。  合掌




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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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