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 自分勝手 6

世の中には、断腸の思いで子供を別れた妻の側に渡した男性(夫)も少なくはありません。またその反対もあります。そうかと思えば裁判で親権を争いドロ沼の醜態を見せる夫婦もいます。それぞれが子供の心を無視した自分勝手な主張で親権を勝ち取ったことに一喜一憂している者もいるようです。
親権を失った者が必ず悪いとは限りません。そもそも結婚という在り方の責任は必ず双方にあるからです。一番正しいのは両親揃って子供を育てることですが、どちらが欠けても子供たちにとっては不幸です。極端な暴力等で苦しむ例は別として、本来の姿で子供たちは育てるべきなのですが結婚して初めて分かる相性や相手の性格。燃え上がっている頃に見えない世界ということですね。
ここで離婚理由のベスト5をご紹介しておきます。
  ◆ 離婚理由のベスト5
    1位 性格の不一致
    2位 暴力、DV(ドメスティックバイオレンス)
    3位 異性関係(浮気・不倫など)
    4位 生活費を渡さない(経済力の無さ・働かない)
    5位 精神的虐待
離婚理由の一位が「性格の不一致」です。全離婚原因のうち男性の62%以上、女性の41%以上の離婚理由がこの性格の不一致でした。2位が暴力、3位が異性。私が心配し指摘していることは図星ですね。
「離婚したい」と考えている女性に聞いてみました。「夫は我がままでジコチューで人の話に耳を貸さないから」がその理由でした。ところが、それではどんなところが良くて結婚したのかと聞けば、「つべこべ言わず黙って俺について来い!っていう男らしいさにぐいぐい魅かれて・・・」とか!
でもこれってよく考えてみると、同じように思いませんか?ですからこの場合夫は「結婚して変わった」とは言えません。というよりもともとこういう性格だった訳で変わったのは、話してくれた妻自身による「夫を見る目」だったと言えるのではないでしょうか?
夫は子供が嫌いな訳ではない。自分の子供です。手放すことは身を切るより辛いはずです。醜く争う様を子供に見せたくない。子供は母親が育てた方が幸せだとする心を彼女は知らなかったそうです。そうした人は世の中にとても多いようです。
きっとこの人ならと夢みて一緒になりたいと心が動く。全てはここから始まる訳ですが、選んだ相手と交わすのは体が先でなく心が先だということを他人事と思わず真剣に考えてください。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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