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お誕生日おめでとう

波島誕生日

まずは波島先生、お誕生日おめでとうございます。

多くの素敵なお弟子さんに囲まれた家元は本当に幸せですね。
写真は「つくばエキスプレス開業10周年記念」の式典に招かれて出演した波島陽子社中。

10周年と言えば、波島陽子が会社を設立して今年が丁度10年の年に充ります。
これらもきっとご縁なんでしょうね。

今月は特に体験者(入会申し込み)の多い月でしたが着実に生徒さんの数は右肩上がりで順調に増えています。
この教室の特徴は若いということですが、当然中には波島よりも先輩の方が何人かいらっしゃいます。
若い生徒さんにはそうした人生の先輩からも学ぶことが多く、調和のとれたお稽古場だと思っています。

小学校の頃からNHKの大河ドラマが大好きで「将来は役者になりたい・・・」、そう決意しての芸能界入り。
浅香光代先生に師事したことは波島にとって大正解であったことが独立できた大きな要因でしょう。

浅香劇団は当時超人気劇団で全国はおろかアジア諸国を網羅するほど多くの舞台経験が出来ました。
事務所では芸養女としての活躍で師匠の相手役を多く務めた関係で人脈も膨れ、たくさんの経験が出来たようです。
何から何まで先生のお世話をしなければならなかったことが更に多くの修行となり、尊い経験(ざいさん)となったのです。

ただ、ここで評価できるのは、彼女が人間的にとても素晴らしい心根をもった女性だと言うことです。
これはその心根が人脈を作り、人としての信用を築き盤石な指導者への道を歩むことになるのですが、勿論それは彼女の人を思いやる優しさや謙虚さ。 常に感謝しながら歩いて来た人生はなかなか真似の出来ない人間道と言って良いでしょう。

この写真に見るように、まったくそのままなんです。
やっていることは厳しいのですが、それが信念でありその思いは着実にお弟子さんたちに伝わり本当に良い環境を築きあげていると言えます。

優れた技術(振付指導)力だけでなく、間違いなくその人間性が魅力と化して通常のお稽古だけでなく、全国各地から指導を仰ぎにやって来ます。 遠くは台湾から!! お師匠さんがお弟子さんを連れて年に4回ほどやって来ます。
私は事情(家元の忙しさ)が分かるだけに、その都度さらに驚かされそれが尊敬へと変わっていくのです。

お弟子さんの為にここまでやれる師匠はまず居ないでしょう!!
言い方を変えれば、「お人好し」すぎる面が否めません。 しかし、そこが裏表のない波島陽子なんですね。

私が驚くことは、まず波島は怒りません。
どのジャンルの指導者でも、人間なんでしょう!! 時にはやはり怒りますね。
師匠(せんせい)が怒るとその場の空気は一変します。 それほどどの世界でも指導者の影響力は大きいのです。
ここで、怒らない理由を説明しましょう!!
簡単です。 よく怒ると叱るの違いを語る人が居ますが、これは子供さんを育てるときによく例えられますね。
叱るは愛情で怒るは感情だと・・・! その通りです。
怒るということは自分が思うようにいかないときに顔を覗かせる厄介な代物です。

つまり、指導力があれば怒らなくて済むという理屈です。
まさに、波島陽子は抜群の指導力があります。

私がその凄さを垣間見る機会が何度かあります。 
それは、振付DVDを制作するときの撮影現場です。  全国の各依頼者からの振付作品が完成すると、それをDVDにして商品化するのですが、その際、「解説」という収録があります。 前から見た映像、後ろから見た映像。 そして最後にその作品の踊り方を「解説」コーナーとして収録するのですが、これが圧巻です。
その作品の踊り方をカメラに向かって約30分近く解説して行きます。「ハイ!スタート!」がかかって1度も間違えることなく一気に喋りまくる(解説する)!!!  脱帽ですね!

これは本当に日舞のイロハを知らなければまず出来ません。
その解説は隣りにいるお弟子さんに語りかけるような口調で最後まで行ってしまうのです。

そして、基は古典からくる正しい日舞の所作を網羅した作品ですから、歌謡曲や演歌を舞う新舞踊であっても、波島の手にかかると素晴らしく美しい日本舞踊に仕上がるんですね。
他の先生が創る新舞踊とはそこから違うことがよく分かります。
これは身内が言えばひいき目に聞こえますが、その美しさは私が言うのではなく、全国の振付作品愛好者が感想を述べるのですから間違いありません。

全国から習いにいらっしゃる皆さんは、「浅草に直接通える生徒さんが羨ましい・・・」、そう言ってくださるのがとてもよく理解できます。

日舞を教える前に、「人としての優しさ」「謙虚さ」そして誰に対しても心からの「感謝の心」をもって歩く姿はまさに素晴らしい指導者と言えるでしょう。
人を押し除けても前に出るという女性(ひと)ではないのでもしかすると「損」をすることも多いでしょう。
ところが、周りのお弟子さんを見ればそれは違うのですね。  素晴らしい人たちに囲まれ、陽子先生陽子先生と慕われる、こんな幸せな人はいないのではないでしょうか!!??

写真は一部のお弟子さんですが、その他数えきれない素晴らしい人たちに囲まれ日本の伝統文化を伝える伝道師としてこの世界にいる波島陽子は日本にとって大切な存在となりました。

結婚をし、出産があったり、遠方に転勤になったり等でない限りまず辞めないというのがこのお稽古場の空気を作り出している波島の凄さでしょう。
周りをみても、社長になったり、師匠になったりすると威張ったりする人を本当に多く見かけます。
自分を知ることの出来ない者が人を指導するなどとんでもないことなんですね!

私がこのブログを見せたら、「止めてくさい!」・・・と必ず言います。
その謙虚さが多くのお弟子さんに伝わるといいな~・・・!  いっつもそう思っています。

春の気候のように、やさしいそよ風がその人のように思えてなりません。

お弟子さんの晴れ舞台(10月)の為に、陰で努力している姿。 感銘を受けます。
そんな指導者の下でお稽古に励むお弟子さんたち!!

きっと素晴らしい舞台になることでしょう。
気が張っている分頑張れているようですが、体調を崩さないようにしてください。

今日の日を、心からお祝いしたいですね。

お誕生日おめでとうございます。

プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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