2ntブログ

 健康で明るく楽しく

浅草寺

今年も1年間本当にありがとうございました。

2017年は私にとって実にいろんなことが凝縮されたような珍しい年でしたね。
そんな中でも、私の一番のニュースと言えば何と言っても「大腸がん」が見つかったことでしょう!!
まさかと思い、嘘だと思い、一瞬言いようのない不思議な不安もよぎったことが今でも脳裏を離れません。

見つけると同時にポリープも一緒に全て取り除かれた写真を見たときの安堵感。
本人しか分からない心の闘いを1冊の本ににまとめたかったくらいです。
つまり、病院のベットの上で考える時間が多くあったからね・・・。  でも、観音様のおひざ元に暮らして
いて救われたのかも知れません。

人間はときにはどこかで立ち止まって静かに考える時間も必要なんだと今更にハッキリと感じたことも
事実です。
世の中には、良いにつけ悪しきにつけ、誰もがどこかでときには休み休み歩きなさいというお告げかもね。

全国の神社仏閣にこの年末年始にどれほどの人が訪れるんでしょう!
観光地浅草のような地へは、その殆どが観光客かもしれませんが、どうみても1年の締めくくりに・・・と多
くの日本人の姿も見受けられます。

苦しいときの神頼みなんでしょうか!?  
「お賽銭に5円玉ひとつ・・・、なんと願い事の多いこと」、こんな句を詠んだ人がいましたね。
とっても的を得ていてよく分かります。

多くのこの人たちを見ていて、それぞれ今年はどんな1年だったんだろうと思う。

自己本位というか、見えない心の底は「自分さえ良ければ」の人が多くなったんじゃないか!?の懸念。
時間の作り方を知らない若者が右往左往する姿。 まだまだ目標が定まらないで無駄な動きの多い若者。

圧倒的にスマホで見るように、便利さにかきまわされている若者の多さ!!
まったくもって人間としての歩き方の欠如に将来の不安を隠せないでいるのも事実です。

便利なことは確かに素晴らしいことです。  私が昔奈良の薬師寺へ行ったときのことでした。
当時の館長「高田 好胤」の法話に便利さが人の心を奪うという説法がありました。 私もまだ若い頃でし
たが、とってもよく分かります。

日本人の心の奥底にあるおかあさんの優しさに対する感謝の心が大切・・・と。  つまり、この優しさこ
そ「愛情」なんだと。


今夜恒例の紅白歌合戦が始まりますね。
今の若者には伝えても伝えきれない部分がはがゆさとなってしまうのは私だけではない筈です。

極端な言い方をすれば、昭和で日本が終わってしまったと言っても過言ではないような気がします。
何故昭和の歌が国民に愛されたのか!? そして、なぜ昭和の歌が心に響くのか!?
今の歌を歌っていたら日本舞踊もいつかきっと廃れます。  歌謡曲や演歌には日本の心を代表する
人としての心が宿っています。
そのことが、人に対する痛みや愛情を知る最大のものだからです。  詞を耳にするだけで日本の、故郷
の風景が思い出される。

可愛いとか、かっこいいとかも憧れのひとつかも知れません。 しかし、真心が感謝に変わるような出来事
をもっと若者に体験させ伝えていかなければ本当に日本は沈没してしまう。

礼儀を教えようとしても、押しつけになってはいけない・・・などと遠慮なのか諦めなのか迷うことしばし。

これも大切な礼節でしょう。 日本にはお中元やお歳暮、暑中見舞いや年賀状という風習があります。
奨励はしませんが、大切ですよは伝えたい。
つまり、これらは義務でもなんでもなくその人の心(きもち)だからです。
確かにスマホで「ハッピーニューイヤー」の時代のようです。 しかし、これでは本当の心は伝わりません。

結婚して幸せになりたいと思うことはいつの世も変わりはありません。
しかし、結婚して幸せになれた人の殆どが素晴らしい心を持っていたからに相違ありません。これだけは
断言できますね! お金も無ければ生活もなかなか思うに任せないかもしれません。しかし、極端に言え
ばお金より思いやる心(あいじょう)です。

これらも全て便利さが崩壊を招く要因だと言い切れます。

感動し、感謝の心が湧き出てくるのは今の世(かんきょう)では難しい時代になってしまっている。
横断歩道どころか、一般道でも歩きスマホや自転車をこぎながらのスマホ!! つい先日大学生(女子)
が自転車スマホで歩行中の女性にぶつかり、相手が死んでしまうという悲劇が起こりましたね!!。

私が言いたいのはスマホを言っているのではありません。 つまり、人としての常識が、その殆どが失わ
れているという現実を言っているのです。
年始だからとりあえず神様に(初詣)お願いする!!!!? しないよりは良いでしょうが、願いが叶う
のは自身の心の持ち方だと言う事を知って欲しいのです。

調子にのって良い話をしがちな経営者。 そのことでどれだけ多くの人が困っているかわかりません。
分かっているようで分からない(人の気持ち)経営者がいることも事実。 これも人間性です。
社長は偉いと思っている経営者。 私も多くを知っています。
成功する経営者はさすがに謙虚です。 それは従業員(ひと)を宝だと思っているからです。
会社とは違いますが、波島陽子は日本舞踊の指導者ですが、その前に人間(ひと)として実に謙虚です。
誰よりも生徒(ひと)を大切にしています。
そこで感謝の心を持てる生徒(ひと)とそうでない人に分かれるのです。

どこの企業でも、どこの団体でも辞める原因の最大の理由は人間関係(こころ)です。 その他があると
すれば精神力の欠如でしょう。  何でも簡単に出来ると思った心の甘さです。

まもなく、「どうぞ今年は夢が実現しますように」・・・とか、「夫婦仲良く幸せでいれますように」等々初詣
で手を合わせるんでしょう。

間違いなくその夢が叶う方法があります。
それは、流行に流されるのではなく、心からの愛情を多く注ぐこと。 そして何よりも謙虚で人を大切にで
きる優しさを持ち続けることでしょう。 そして何より健康です。 心の健康も実に大切です。

注いだ愛情は必ず還ってきます。 
還ってこないのは、相手が便利さで心を失くしたのが原因と言っても過言ではありません。
私が最近久しぶりに便りを送った若者がいます。 今は遠いところで頑張っていますが、何の便りもあり
ません。  淋しいですね!

人間(ひと)はそうした愛情で一喜一憂していることを決して忘れてはいけませんね。

新しい年を控え、年の暮れに思うことは、私も「同じ轍を踏まない」ということだと思っています。

また来年も「若者の為に」はきっと変わらないんだと思う。 人一倍お人好しと分かっていますが夢が実現
したときに感動のあまり抱き合えるような素直な人生の1ページを刻み込みたいと思っています。

笑顔の中にも確固たる厳しさを失わず相手(ひと)の為に生きていきたい。

そう思っている自分に、来年はどんな出会いがあるんだろうと楽しみでなりません。

医師(せんせい)が言っていました。 「あなたは本当に運の強い人ですね! 頂いた命(運)を大切に
これからも歩いてください」・・・・と。

少なからず一人でも本気で歩きたいという若者(ひと)の手助けが出来たらいいな。
そう思って初詣は手を合わせて来ましょう。




この1年間、本当にありがとうございました。

平成30年も、健康で明るく楽しく歩いて行きましょう。    
                                          
感謝










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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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