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 おごりという大罪

五つ葉

平成30年も明けてなんと本日はもう成人式を迎えました!!

晴れがましい日に心を穏やかにテレビをつけるとまだ日馬富士暴行事件を語っていた。
成人式の佳き日に楽しい話、夢のある話満載でいいじゃないかと思えてならない。

他人(ひと)のことをああでもないこうでもないと言うことは正直平和な証拠なんでしょうね!!
同じ時間でも、特に公共の電波なんだから「人間(ひと)の心を育てること」に使って欲しいと個人的には
いつも思っている。

なんでもそうです。
行動というのは100%その人の心です。
特に今日は成人式でもあり、年の初めだからこの「心」について語ってみたいと思います。

私はよく評論家のようだと言われますが、実はテレビ等で評論している諸先生と違うのは、私の場合
全て実体験だということです。
今日も、街頭インタビューで20歳になった新成人に各局からマイクを向けられていました。
それぞれに、「立派な社会人になりたい・・・」「人の役に立つ大人になりたい・・・」等々様々でした。
その気持ち大事にしてね・・・・祈るような気持ちでエールを送っている自分がそこに居ましたね。

勉強をしたとかしなかったとか!  もっとスポーツをやっていたら・・・とか
それでもまだ20歳は若い若い。 失敗なんて人生につきもので何にも心配はいらない。

そして、人生の成功者になれるのは実に簡単ですよと説いておきたい。
成功者とは、金持ちになることではありません。 勿論、お金が有ったに越したことはありません。
それよりも大切なことは、「人をいたわる」ということです。
 
よく、「謙虚な心」とか「感謝の心」という言葉を使いますが、これは教えられて出来ることでは決して
ないのですね。

つまり、「相手(ひと)を大切に」しようとすれば自然と「思いやり」や「感謝」や「謙虚な心」というものは
ついて来るということです。

私がよく、スマホが人間の心を奪うと言いますが本当にそうなんです。
便利なものは快感や優越感、間違った楽しさの世界に導いてくれます。 

昔からなんとかとはさみは使い様と言われています。 だから、スマホが悪い訳ではありません。
便利なものは便利です。 便利のように使いこなせば良いのです。
しかし、平均して言えるのはその使用頻度が異常だということです。
必ずこれらのスマホでとんでもない事故や事件が今後更に発生します。 そんなことは分り切っている
のです。
事実、昨年の暮れに大学生(女子)が自転車スマホで人一人死なせたじゃないですか!?
こうして悲しい事故や事件が沢山起きてからやっと国会で議論されその制約等々になる訳で、誰かが
その犠牲にならなければ改善されない悲しい現代です。

これも全て人間がやっていることです。

日馬富士事件と言いましたが、これこそは社会の縮図でしょうね。
理事長とか、何とか長が付いて本当に立派な人は少ないのが現実でしょう。

私は経験の中で語れると言いましたが、おごる心が全て周りを苦しめ企業や団体をダメにしている現実
に遭遇して来ました。
自分の都合の良いことに協力すれば良い人で、都合が悪くなると切り捨てる。 
バカな経営者に多く見ます。

いろんな職場を経験しましたが、なぜ社員等が辞めたかは実に簡単です。
はっきり言えば、当時の経営者やそれに準ずる者の人間性についていけなかったのがその理由です。

そこで学び、感じ納得したのが「経営者の心の持ち方」以外ありませんでしたね。
何とか周りが認めるまではと必死だったはずが、一旦社長や長になると可哀そうに錯覚をするんですね。

威張りまくっているのがその大きな行動であり証拠です。
従業員を親でも言わないような言葉で怒鳴り散らす。 こんなことは日常茶飯事です。
そういう経営者に限って女性に甘い。  従業員は俺が使っていると錯覚をしているのか女子社員を特
別扱いしたりそれは目に余る行動の数々。
そんなことをしていて会社が上手くいく訳がありません。

中には取引先に対するさげすましたような態度。 最近でも身近でよく見せてもらいました。

つまり、長になると勘違いするんですね!
まして自分の考え(方針)が最高なんだと・・・と押し付けてくる御仁にも遭いました。

悲しいことはそこの従業員です。
嫌なら辞めればと思っても、「生活」のために我慢をしているのが世の中の実情でしょう。
それを分からないのだから始末が悪い。

昨年から話題になっている日馬富士事件でも、ことの発端は横綱白鵬のおごりから端を発したと言って
過言ではないでしょう。
横綱らしからぬ行動は「勘違い」から来ています。  横綱らしい行動がそこにあればこの問題は決して
起きなかったでしょう。

ところが、問題はここからです。
この問題を解決するにあたり、新たに日本大相撲協会が多くを問われる問題にまで発展。
この解決に向けての対応から、「人間になりきれない」御仁が多く登場することになる訳ですが、こんな
ことには決して驚きませんね。 

会合に出席する各理事が「おごり」を捨て「謙虚」な心で広く協会に想いを馳せれば決してこのようなこ
とにはならない筈です。

大切なことは、それに加え「自己中心」にものごとを考えたら「あれが悪いこれが悪い」となります。

人を責めるのではなく、真意がどこにあるかを追求すべきでしょう。
報告しなかった、失礼だと言う前に、「報告出来る環境の整備」が必要なんじゃ」ないだろうか!?

今日が成人の日。
実は昨日からスタートしたNHKの大河ドラマ「西郷どん」(せごどん)を観ましたが、日本を救った第一人
者「西郷隆盛」を描いた超大作。
おそらく、原作者は今の日本に警鐘を鳴らしたいことが大きな目的ではないかと感じながら初回に目を
奪われていました。
つまり、「心の持ち方(理念)」が最後の最後で日本を救うことになったのではと思います。

人は与えられた寿命の中でどう生きて行けるか!? また生きて行かなきゃならないか!?
威張って歩くも一生、世のために歩くも一生。

綺麗ごとをさも自分の評価として周りに豪語する未熟な経営者の下で働くことの気の毒さ。
それでも人間は生活があり生きて行かなきゃならない現実に必死で会社にしがみつく姿は日本にどれ
だけ存在するのでしょう。

私は「日本の伝統」や「日本の文化」を日本舞踊というくくりの中で少しでも多くの人が、特に若い世代
の者が継承してくれるか・・・  それを案じて1日1日を過ごしています。

そんな教室に6日土曜日に一人の高校生が日本舞踊を習いたいとやって来ました。

「今年最初の体験者ですね・・・♬」と波島もとても喜んでいました。

体験の後、次のお稽古まで2時間があったのも偶然ではなかったようです。
体験を終えてその高校生とゆっくりお話しが出来ました。
彼女が3姉弟の一番上のお姉ちゃんであることも、すぐ下の高校1年生の弟をとっても可愛がっている
ことも知りました。

夢は、「将来外国の皆さんに日本の伝統文化を伝えたい」と目を輝かせて語ってくれました。

アルバイトをしたお金で大好きな弟さんにお年玉をあげたそうです。
仲良し姉弟なんだな~♬  新年にとっても得をした気分にさせられました。

波島は、この生徒を育てたいと思ったに違いありません。
この子の心根を、この子の夢を叶えさせてあげたい。 これが大人の責任でしょう。

いつまでもこの思いを忘れず素晴らしい青春時代にしてくださいね。 そう祈りました。、

写真は、前にもご紹介させて頂いた五つ葉のクローバーです。
散歩しなければ出会えないクローバー。  「いいことあるかな・・・・」と少し目を向けなければ決して出会
えないクローバーです。

私は40年も前から「四つ葉」を見つける名人と自称言っています。
全て心を優しく持っているときに出会ったものです。

自分一人では本当に何も出来ない小さな人間です。
生かされて歩いているから本当に感謝の出来事でいっぱいです。
どこまで出来るか分かりませんが、私で出来ることをコツコツやっていけたらな・・・と思いますね。

それでも勘違いされたり等々人生は悔しかったり苦しかったり悲しいことも多いのですよ。

お世話になった作詞家の「竹内秀秋先生」が昨年10月にお亡くなりになっていたのだそうです。
この仕事を始めて知り合い、もう14年ものお付き合いでした。 80歳をとうに超えた先生は片時もペン
を離さずいろんな歌を創られていました。

甲府の山奥に3度ほど会いに行きましたが素晴らしいおじいちゃんのお顔はいつもまるで少年の様で
したね。

前述のように、同じ一生でも「長」がついて人が変わってしまう世の中です。
感謝する心があれば、いくつになっても威張るなどということとは無縁なはずです。

私ごときが世の中を変えるなどとおおそれたことは出来ませんが、先ほどの高校生のように、夢の実現
に向けてのお手伝いなら出来そうです。 これを縁と言うのでしょう。

教室には、プロを目指す若者も少なくありません。
調子の良い人間を育てるのではなく、「心の通う」若者を一人でも多く育てたい。

これが平成30年に願った一番の想いです。

面倒なのは、人の本心はなかなか分からないということです。
便利さに惑わされ、自分を失わない1年にして欲しいと思います。

そして、今年も1年健康を過信せず元気な笑顔をたくさん振りまいてください。

謙虚であれば「おごり」とは無縁ですよ。  そう経営者に言いながらそれら経営陣に素晴らしい若者を
育ててくださいと祈っています。

若者だってそれぞれ頑張りたいんです。   夢を実現させてあげたいですね

(最後まで目を通してくれてありがとう)








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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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