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 仲間たち(クラスメイト)

クラスメイト

    帽子まるめて いるあいつ
   リンゴをかじって  いるあいつ
   記念写真は とぼけていても
   肩をならべた ツメエリにゃ
   夢をだいてた 仲間たち



ただただ懐かしい写真だ。  これは私の親友の自宅内にある贅沢な一画(広大な庭!?)です。
いつだったか、「花の咲くころみんなで俺の家に来ただよ・・・」といつも飾らない口調でこの写真を送ってくれました。

この写真で、「えっ!・・・・」と面影に触れながら「分る分る・・・、いや誰だっけ・・・・」と。 しかし、みんなそれとなく面影のあるクラスメイトだ!!  女性軍は高校のときの制服姿しか知らないのですっかりおばちゃんになったこの1枚に時代の流れを感じましたね(笑)。
まあ、自分もおなじように年齢を重ねている訳だがそれにしてもよくここまで年を重ねたものだ(まるで他人ごと)。

高校の頃から性格というものは変わらないもので親友の行動は手に取るように分かる。

いたずら坊主は「社会に出て人の役に立つ」と言うが彼がまさにそうなんだな・・・と思えてならない。
私が社会に出て、同じころ、お互いに名古屋に居た時期があってよく行き来していました。

私よりずっと早く結婚してチョンガーの私はよく新婚家庭にお邪魔したものです。

「え~・・・・っ!!!」と思う程素敵な女性(奥さん)だったことを覚えている。  「えっ!!なんでなんで・・・!!」「なんでこんな素敵な奥さんを・・・、まさか騙したんじゃないだろうな(笑)」 本当にこれが第一印象でした。
心の中でただ一言、「大事にしろよ・・・」間違いなくそう思いながら帰ったように思う。
あまりにも学生時代わんぱくだったものだから、「おい、昔の話はするなよ・・・・」(笑)・・・・とすぐさま口止めされて納得(笑)。
そんな友のこと、今日はこのブログで全てバラシてみたいと思う(笑)

先日も朝の忙しい時間に「おい、ブログ読んだよ・・・・」と電話が・・・。  なんと24分もしゃべり続ける!!
まるで女子の会話時間のようだ・・・・と思いながら、良い友をもったな~・・・と改めて感激。

上の写真は、彼の庭にクラスメイトを招待したときの写真ですが、なかなか出来ないことです。
ここには写っていませんが、縁側を囲む時折々の花はそれは見事です。  自宅もときどき自身で改装しながら生活をエンジョイしていてその生活ぶりはNHKTVで取材に来たほどです。  やはり大自然で育った典型的な男ですね。

私も上京する前は100坪の庭を妖精の棲家にと生活をエンジョイしていました。 まあ、まさに2人ともロマンチストなのかも知れません。
話しは戻りますが、私は彼との付き合いはず~っと続いていましたが、他のクラスメイトと会うことはまずありませんでした。
いろんな仕事に就いていて、まるでゲルマン民族のように様々な仕事を経験しましたが、その日を必死で生きていたせいか同級生とは音信不通でみんなには一時住所不明状態で同級会や同窓会等は全く無縁でしたね。

それでも親友だけはおそらく私の歩いて来た道程を一番知っていたんじゃないかな!?
私が演歌の大御所のディナーショーを全国で展開出来たのも彼のお陰でした。  
そして10年後、今の仕事を立ち上げてから、ただがむしゃらに月日を重ねて来ましたが、2年ほど前の波島陽子の舞台が芸能生活30周年ということでなんと彼がクラスメイトを15人ほど浅草公会堂まで引き連れて来てくれました。
公演の途中(空き時間)に全員(それぞれ)に高校以来初めて会いました。
上手く言えませんが、浦島太郎状態であまりの懐かしさに今でも言葉にならなかったことを覚えています。

冒頭で述べたように昔を思い出すのに少し時間をかけながら・・・・「ああ!お前か~!!?」  喧嘩をした奴も、ふざけっこばかりしていた奴も、会いたい・・・と思っていた奴も。 あのときの瞬間は忘れられませんでしたね。
それぞれどんな人生を歩んできたのかな~ !!   でも、笑顔いっぱいの仲間に会えたことでいっぺんにあの当時へタイムスリップ。
優秀な子ってなかなか恩師は覚えていなく、やんちゃでいたずら坊主(つまり手のかかった奴)ほど覚えているんだと聞いたことがありますが、そうしてみると彼はとっても先生の記憶に鮮明にその記憶(思い出)があったんでしょうね(笑)。
まあ、そのうちの一人が私でもありましたが!

高校2年の冬、教室のだるまストーブに鍋をかけ午前中に仕掛けた「どじょう鍋」、豆腐を入れ、ゴボウを入れ、ピチピチしていたどじょうを熱湯の鍋に入れる。 醤油で味付け、多少の日本酒を加える。料理の時間ではありません。好きなやつらが集まって作るどじょう鍋の匂いは3限の授業が終わるころは出来上がり。 生物の先生(柔道の顧問)がその美味しそうな匂いに惹かれ、「んんんん!!、なんだこれは・・・」と蓋を開ける。  どじょう鍋を見て「俺もお昼に弁当持って来ていいか!!!!」となる。これ、授業中の話です。  まるで映画のシーンみたいですね!  今なら新聞沙汰でしょうきっと。
そうかと思えば新婚の担任の家で知った新品のステレオを見て、「先生、このステレオ貸してください・・・・」「どうするんだ!!?」「校内でステレオコンサートをやりたいんです・・・・!」
全校に宣伝し我が3年E組でいよいよステレオコンサート。  先生も当然喜んで参加。
コンサート始まって30分もすると、「おいおい、何時から始めるんだ!?」
先生はベートーヴェンやバッハの曲が流れてくると思ったんでしょいうね。 つまり我々は演歌をかけて楽しんでいたからです。
われわれのコンサートは当時流行の演歌オンリーでそれは楽しかった(笑)

その中心人物が彼だったかな(笑)
その彼にも当時ほのぼのとした恋物語がありました。 こうして綴っているとまるでタイムスリップしたように当時が鮮明に思い出されますね。  どこの地域もそうかも知れませんが、小・中までは町内の生徒が一緒。 高校になると裾野が大きく広がっていろんな中学の生徒も一緒になりますね。
私が小学校の頃から一緒のそれは可愛い人気者で当時はお人形さんのようにとっても可愛い女の子がいました。
小学校でも中学校でもダントツで人気者でしたね。
私は彼女とは町内で幼馴染。 高校も一緒でした。  しかし、親友(かれ)は高校で初めて会った訳です。
いつだったか私に「おい、彼女を紹介してくれ・・・・!!」と彼。 んんんんん!「高望みだ~・・・・」と心の中で叫ぶ私(笑)
それでも彼女にその話をすると意外や意外「いいよ!!」・・・・・だったんです。
奥手の私にはあまりよく分らなかったですね。  さて、最初どこで会うか・・・です。  私は当時体操部に所属していたので全く時間がなく、「どうしたら良いのかな・・・・」と無い知恵を絞っていました。
当時私の家の近くに「末広座」という映画館があってその頃「ゴジラ」の映画を上映していました。 田舎ですから数年前の作品でしょう。
何と二人は私の手配で映画デートに成功。 今考えると彼は実行力もありましたがおませさんでしたね。

その後、どうなったかというと二人がデートという話は一切なく、ほのぼのとした仲も消滅したようでした。
観に行った作品名が「最後の逆襲」・・・とかいうタイトル。  なるほど~・・・・と大笑い。懐かしいな~!!

豪雪地帯ですから、新婚旅行から帰ってきた女の先生(化学の)をクラス全員で祝福!? 「おめでとうございま~す」の掛け声とともに教室(2階)の窓から先生を放り投げ我々も一緒に飛び降りて「おめでと~う」
雪国ならではのいたずらも即校長室に呼ばれてお説教。   数え上げたらきりがないほどの思い出(いたずら)の数々。
まとめたらきっと素晴らしい本が書けます。  今の学生が聞いたら想像もつかない学生生活でした。


ふるさと


雪国という閉鎖された田舎の町で、語り尽くせないいろんな思い出。  そのやんちゃな男がやはり一番優しい心の持ち主でいてくれました。
温かい心根が心の奥底にあって今でも人を魅きつけている。 分かるような気がしますね。
だから、奥さんには本当によくしてもらったんでしょうね。  それもとってもよく分ります。 家庭が平和だから、家庭が温かいから、多くの人が集う。 今考えるとそれは人間として一番大切なものを持っている証じゃないだろうかとも思います。
おそらく、会社勤めをしていた時期(ころ)は経営者は一番大切で重宝がっていたと断言できますね。
私がどの会社に勤めてもやはりどんどん出世する。 どこか似たようなところがあったんでしょうね!!

人間、夢が無くなったら終わりです。
私の持論に「青春時代はとうの昔に終わりました」、しかし「青春」ならいつまでも出来る。 そう思っています。その通りだと思う。
今の若者に覇気の無い子がたくさんいます。  我々には考えられないことですね。
当時の3年E組は、夏休みに入ると全員(ほぼ)で三国の山に1泊の登山。  本当に映画の世界、青春真っ只中でした。
クラスマッチがあれば優勝。 男女とも本当にまとまりのあるクラスでした。 おそらく私の親友(とも)が知らず知らずのまとめ役だったんだと断言できるような気がします。
今考えると彼が級長だったと言ってもおかしくなかったですね。 とにかく周りを動かすんだから!!

最初の写真をもう一度見てください。 なんとも言えずみんないい顔してるじゃないですか!?
「おい! あのな‥‥」と言って今でもこうして送って(写真)くれます。

この年齢になって、仲間を招く彼の心根。 もっと言えば、それを理解されて快く招き入れてくれている奥様の功労だと言えますね。

私が彼の新婚時に「なんて素敵な奥さんを・・・・」「大事にしろよ・・・」は大当たりでしたね。

大袈裟に言えば、なんだかんだ言って男なるもの本来なんにも出来ないものなんです。 いかに素晴らしいパートナーと出会えるかですね。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を代表するように、あの3英傑でさえ奥方の影響なくして天下は奪れない。
それほどの参謀だったんでしょうね。  「大事にしろよ・・・」



塩沢


まさに私たちはこの風景の中で育ちました。  この写真は最近の写真ですから、我々が学生の頃は右の赤い旗の上の部分が道路だったと思ってください。


       言葉もいらない  仲間なら
     こころのふるさとで
     今、いま青春してる
     昔の歌でも唱おうか
     まぶたの奥に 夕日が見える
     ときにはひととき  少年に帰ろう



先の歌は舟木一夫の「仲間たち」、この歌は千昌夫の「乾杯しようぜ」

友の中に、癌と闘っている幼馴染みも笑顔で浅草に来てくれました。 彼は高校でなく、小学校からずっと一緒でよく喧嘩もしました。 しかし、病魔と闘う彼の生き方は見習うべきものでいっぱいでした。  今は理屈抜きで彼が大好きです。 高校卒業して以来なのに、すっかり気を許せる心情に素直な私が居ました。  そして、一番会いたいと思っていた奴にも会えました。


そうしてその場を提供してくれたのが親友のKAKUでした。  本当にいい奴です。私には財産ですね。

遠慮がいらないから友なんだろう。

集まればいつも目の前にビールや酒が並ぶ昨今。  しかし、この光景はいつまでも変わらないようだ。
豪雪地帯で、共に支えあって来た仲間たち。
私はあまり回顧しながら歩きたいと思わない人間ですが、彼と付き合うには大切なことかもしれない。

どうだい友よ! 今度集まるときはカラオケ館に集合しては。
どこにも行かず、歌で綴る人生も、歌えば分る仲間同士だと思うんだが・・・

そして、いつまでも幹事でいてあげてくださいな

温かな心があってこそ出来ることなのだから    な!

故郷は今日から「雪まつり」です。
そう思ったらついつい仲間を思い出していました。










プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

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