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 あいさつ 18

◆ 挨拶は先手必勝
 挨拶の解説は終わりがないくらい重要な項目です。特に感情の起伏の激しい人は周りが戸惑うほど昨日と今日の挨拶に変化が表れます。捉え方としては自分がどんな挨拶をされたら嬉しかったかを思い出すことでしょう。逆に言えばどんな挨拶が嫌だったかを考えれば良いのです。
人はそれぞれ性格も違い育った環境にも大きな影響をもって大人になったはずです。しかし、どんな環境で育とうがどんな性格であろうが人間関係に挨拶を抜きにして語ることの出来ないことばかりです。
私が時間をかけて「挨拶」の項目を語っているのは、人間関係で最も重要な位置を占めるのが「挨拶」だからです。挨拶には語りつくせないほど多くの事例があります。例えば挨拶によって会社の仕事が捗り生産性が上がる。挨拶が素晴らしかったために店の信用が大きく膨れ上がった。心をくすぐられ友達としての付き合いがスタートした。挨拶によって自分の子供たちが幸せになれた。勿論、挨拶によって夫婦が円満に過ごせている等は周知の通りです。
そうでないのはまったくこれと反対であるということです。気分で挨拶が変わるなど周りに対する迷惑を考えていない典型です。誕生した鳩山総理の素晴らしさを挨拶に置き換えましたが、つまり挨拶のできる国の代表は国民に安心感を与えてくれます。「実るほど頭(こうべ)を下げる稲穂かな」まさにその通りですね。
前政権担当までは、いわゆる先生と言われ威張っているという姿勢がそのまま政治に表れていたと言って過言ではありません。勿論前政権担当大臣の中にも舛添大臣のように心から挨拶の出来る人物もいました。国民が何故そのような人物に魅かれるのかをもう一度考える時期なのかも知れません。
これが企業のトップともなると間違った感覚で生活している経営者も少なくありません。私が事例として紹介するケースは実際に遭った話ばかりですが、まず平均して言えることは威張っている人間が社員の士気を弱めているということでした。人としての思いやりがあれば挨拶は心をこめてこちらから出来るのです。つまり先手の挨拶です。従業員からかけられた挨拶に口先で「おう!」などととんでもない情景ばかり。業績の上がっている優良企業はここが違います。
先に声を掛けられて悪い気のする人はいません。合わせて言うなら、挨拶は愛情(好意)の表れだからです。前にも述べましたが追いかけてでも挨拶の出来る人間関係が素晴らしいですね。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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