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 親の愛に育まれ 6

よく、昔は良かったとか、自分が若い頃は・・・等々を耳にした人は少なくないでしょう。時代が変わったのだから、今の若者にあまりそれを表面に出して語るのもどうかと思います。
ただ、ここで大切なことに触れなければなりません。確かに昔はねと言いたいことも昨今は重要な問題としてあるということです。
私が子供の頃は、家に施錠をしなかったことの方が多かったように思います。近所のおばちゃんや、親戚の人など「居ましたか?」と言いながら家に上がりこんできます。そうかと思うと朝に収穫されたのか、採れたての新鮮な野菜などが玄関の板場に置いてあることもあります。
両親の帰りが(旅行等で)遅いと知ると、隣りのお母さんが夕飯に誘ってくれます。そして尚、今の祭りと昔の祭りに大きな違いを見ます。
祭りには当然町内中が参加をし、準備にしろ本番にしろ本当に楽しんでいました。終わるとみんなが集まって大人たちは酒盛りです。その周りで子供たちがどう振る舞っているのか想像してみてください。
笑いの中に優しさや安心を感じたものです。それぞれが分けあって楽しんでいたように思いますね。
ある種のそうした伝統のようなものを昔の人が守り続けて来たのではないでしょうか?子供ながらに誰にでも元気に挨拶していたのを覚えています。
CMに、電車の中で子供に注意しているシーンを見ます。「駄目でしょう!ちゃ~んと譲ってあげなきゃ」とお母さん。昔の名残りを見るようです。
最近は一生懸命そうしたことを取り戻そうと一生懸命の見えます。ですから、まだまだおじいちゃんやおばあちゃんの影響は大きいのです。
若いママやパパでも、必ず老いていきます。それは同時に息子や娘が大きく成長している証拠です。怖いのはその成長過程ということです。
親になる前に、結婚する前に、今から出来ることは沢山あります。責任を果たせる親になるためにも、結婚相手に心から感謝してもらえるように、課題を見つけて行動することです。
昔賑やかだった駅前商店街がシャッター通りと化し、元気を失うばかりか生きてゆく原資まで失ってしまう。
将来に危機感を持たずにいた弊害だと思ってください。そうした苦境を常に他人(ひと)のせいにする人がいますが、それは大きな間違いです。元々祭りとは元気を呼び起こすためのものです。自分だけというのではなく、世の中が幸せであって欲しい祈りを込めて腰を上げてください。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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