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 相撲界の体質 1

純粋な相撲愛好者としては非常に残念で仕方ない報道が連日紙面や画面を賑わしている。もっと他に流すニュースはないのか?小惑星から戻ってきたはやぶさのその後はどうなったんだろう?
子供の頃、竹刀を持った兄弟子が稽古中にビシっと乾いた音を立てて指導している光景を巡業のテントの奥で何度か目にしたことがあった。
稽古をして稽古をして立派な関取りになろうと頑張る力士を応援する。いつの時代にも花形人気力士というものがいて奇数月の本場所はとても楽しみだった。
それなのに今回の本場所(名古屋)のテレビ中継が中止されるかもしれないのだ。
おいおい!決して他人(ひと)ごとじゃなだろう!宙に浮いた感のある理事長他みな顔が冴えない。ここまでの不祥事をどの理事・親方としてハッキリと弁明できない姿も哀しくなってしまう。
「一人よがり」という言葉があるが、ある意味あぶく銭を手にしてきた彼等にとっては金銭感覚ひとつとってもマヒしてしまっているのが分かる。後援会や支持者はともかくとしても、日本中に多くの大相撲フアンがいることを軽視していると言われても仕方ない。「ごっつぁんです」が道を間違えてしまったのだ。
ここまでの問題であれば理事長自ら職を辞してしかるべきなのが「改善してから」と居直っている。まだ分からないのだ。おそらく職を辞したら責任を逃れられたとする中で部屋に戻る訳だから改善など決して期待できない。それが証拠にはもと人気力士だった人物が相撲のニュースに必ず登場するコメンテーターとしての発言だ。見ていて聞いていて本当に情けなくなってしまう。つまりものの考え方が常識とはやはりかけ離れているということだ。考えてみればそのコメンテーターを招いているテレビ局にも問題ありなのだ。良い時は持て囃し、悪ければ我先にとコケ落とす。
稽古以外は昼寝他ブラブラとやることがない!なんと時間の無駄なこと。よく堂々と「心・技・体」などと言い放っていると思う。相撲界全体がこの「心」がまったくなっていなかったことをどう反省するのか。
外部から理事が入って来てと話題になっているが、本質的にはそれは違うと思う。相撲に命を賭けた者が外部の有識者から真摯な気持ちで教えを乞いながら自らを犠牲にしてでも相撲界の為にという気概がなければならないのだ。過日の理事選ひとつ見ても古い体質丸出しだった。そんなことで良くなる訳がないと思っていた矢先だ。古い新しいは関係なく本当に相撲を愛する者がリーダーになるべきである。
芋づる状態で賭博に関係した者が出たが今に始まった訳ではないはず。日常化されている生活を改善しないかぎり「なんで?」となってしまうだろう! 俺たちは他人に迷惑はかけていないとまだ思っている関係者もいるんだと思う。相撲が大好きなフアンを裏切っていることすら気づかない面々。先ず意識改革に取り組むことだ。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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