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 命は大切に 1

いよいよ秋葉原の無差別殺人の裁判が始まりました。人権という配慮や立場から被告人にも弁護士が就きます。おそらくそれらの弁護士によって様々な手法(指導)が施され「なるほど」と思う発言が出て来ていますがそれを情状酌量にもっていくのはどうかと思う。こうした話になると思想にも似た発言と受け取られるかもしれませんが、例えどんな理由があろうとも人を殺して良いなんて話は絶対にあってはなりません。
確かに親の躾けや先生の指導、友だち等の人間関係は一人の人間に与える影響は実に大きいものがあります。仲間はずれにしたり、いじめたりされることで性格が歪んだり人を避けるようになったりは現実にあるようです。そうあってはならないという観点からいじめる側の指導も不可欠の筈です。
いくら明るい性格が素晴らしいと言ってもそうでない人が悪いわけでもありません。おとなしい人はそれなりにそういう人が好きだって人たちもいます。
なかなか人と馴染めないからといって自然が大好きで動物が大好きって人もいます。これはそうした周りの様々な環境があって当然なのです。そうした中で自己形成に着手しなければなりません。
遠い昔に少女だけを狙った連続殺人事件がありました。こんなものはどんな理由も通りません。愛情いっぱいに育てた家族たちの気持ちを思ったら許すとか許さないの問題は飛び越えて、「ああ!殺人犯はこの世に生れて来るべきではなかったな」って思わざるを得ません。
どんな発言もただ身勝手でしかありません。どうしてこうも簡単に人が殺せるのかも私では理解できません。悔しくて憎くていっそ殺してやりたいと思った人はきっと数えきれないほどいるはずです。でも、血の通った人間である以上それが出来ないのが普通なんです。
今年大騒動になった九州地区の口蹄疫の問題で多くの家畜が殺傷処分されました。確かにいずれ商品化されるために殺される訳ですが、それとあの処分だけでも大きく違います。見ている私たちでさえ牛や豚が可愛そうで仕方ありませんでした。小さな虫でさえ殺すとなると考えてしまうのに・・・
そうかと思うとこれも最近増えてきたのが自殺です。死ぬということはどんなことを言ってもその本人にしかその気持ちは分かりませんが、人は間違いなくそのとき(死)はやって来ます。生きている間にどう過ごしていくのかが一番大切で自ら命を断つなど親不幸も良いところ。人間は誰でも望まれてこの世に性を受けたのだと思うべきです。「生れて・生きて・生かされて」と言われますが、真ん中の「生きて」のところで自らが死を選ぶなど決してあってはなりませんね。必ず生れてきて良かったと感謝する日(生かされて)がやってきます。 悩みの内容にもよるでしょう・・・と言われるかも知れませんが自らその日を早めることだけは絶対にしてはいけません。結婚できない人でも幸せな人はいます。子宝に恵まれずとも幸せなご夫婦はたくさんいます。命を大切にとは「人を大切に出来る心」がそうしてくれるのです。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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