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 都会の春

手を差し出したら小鳥が飛んで来た! まるで童話の国のようだったイギリスでの体験。
人間が破壊してしまった美しい自然。小鳥も動物たちもいつの間にか住みづらい世の中になった。彼等もきっとそう思っていることだろう!
春とともに羽を広げて喜んでいるのは人間も一緒。公園に行って、鳥たちがさえずる様は何とも嬉しいものだ!
わざと森林の中を歩くと小さな巣箱を見つける。そこに集まる鳥をみて、まだまだ人間も捨てたもんじゃないなと改めて感じる。
私の家のベランダにも毎日飛んでくる。そして育てた植物(花や野菜)を次々と食べて行く!(ガ~ン!)
今年も去年に負けずにトマト等を育てようと思うが、実がつく頃はみんな食べられてしまう。でも、いいっか!鳥が飛んで来てくれるだけ儲けもんだ。そんな気になってくる。
これからはメジロがやって来るから楽しみにしているが私も巣箱を作ってあげようかななんて思ってるところだ!
子供の頃は、犬や猫は当たり前!うさぎや鳩の小屋を作って動物たちと遊んだものだ。
子供はお祖父さんやお祖母さん、また動物と一緒に生活をすることで情操教育も合わせてとても大切なことだと身をもって経験している。
私の周りの生徒さんたちを見ても、お祖父さんやお祖母さんと一緒に育った人はその人柄でよく分かる。
街のカラスのように限度もあるが、一般的にはベランダにやって来る小鳥たちには声をかけたくなるから優しい気持ちにもなれる。
巷では梅の花に春の香りを感じ、メジロなどはさしずめ春の伝道師の様で心が躍る。
大きなビルが建ち並び、まもなく世界一のスカイツリーも完成するようだが、これらの小鳥たちの存在を決して忘れてはいけないんだと改めて思う。
春は暖かくなってくるだけの問題ではない。田舎に行けばつくしやふきのとう、あの鮮やかな菜の花畑に柔らかい空気とともに春を感じることが出来るのだ。
それでもこの住みづらい大都会にあって、決まってメジロたちがやって来てくれる。傍で遠慮がちに雀もはしゃいで見せる。やっぱり巣箱は作ってあげるべきだろう!
毎日どこかに遊びに出かけ、夕方に帰ってきたら立派な家族だ。都会の春を守ってあげたいと思う。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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