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 東日本大震災 3年目の復興

忘れもしない「2011.3.11.14.46.18.01」

9階で仕事中だったあの瞬間! ビルごと崩壊するんじゃないかと思うくらいの揺れは体験したことのない恐怖を超えていた。
これが東京都台東区の9階。後で聞いた話だが1階はなんともなかったというからビル内での地震は怖い。
しばらくして電気が切れなかったので傾いたテレビの映像に目を通して言葉を失った。
家が・・・車が・・・流れてる。
そのとき、これは大変なことになったと事の大きさを知る。

あれからまもなく3年目を迎えることになる。
大震災自体が1000年に一度くらいなら、後1000年は大丈夫だろう・・・という時代もあった。
それはもう遠い神代の昔ばなしのようだ!

当事者でないと、この苦しみや切なさ!悲しみや不安さは実感として受け止められないかもしれないが、私たちは東北地方の犠牲者の皆さんがいてこそ学ばなければいけないことを多く持ったはずだ。
学ぶということがどんなことか!?金でだけでは解決できない多くの問題だ。

その中に風評被害というのも実際福島の人から聞いた。聞けば聞くほど心の狭い人のいることにも気づく。
まさかと思うほど無責任極まりない話しを耳にする。
のど元過ぎれば・・・・という言葉があるが、決して忘れてはいけないことだ。実際には忘れようがないはずだ。東北の人達だからこそきっと世界中の人たちが感銘を受けたに違いない情景が報道されたのも記憶に新しい。

それは心の持ち方だ! 大パニックの中で争いがあっても決しておかしくないのに、そこに映し出されていたのは助け合い譲り合っている姿だった。私もその映像は今でも忘れることが出来ない。
決して風化させてはいけない。あの震災で学ぶことが出来たのなら、せめて周りにいる人達との人間関係や出会いを大切にすることを改めて教訓に変えて生活したいものだ。

つい先ほど、私の携帯にこんなメールが届いた。
「今でもよみがえりますあの時を  あと何十年も復興にかかりますが、わたしも何も出来ませんが、精いっぱい生活していこうと思います。 あの時間になったら、小さく手を合わせようと思います」

生徒さんからのメールでした。

東京は今、雲ひとつない春日よりです。

浅草寺 桜

浅草の浅草寺では一部桜も満開になり今日という日の献花のようにも思えました。
いつまた襲ってくるかしれないあの忌まわしい大震災!  まだまだ時間のかかる復興も、一人でも多くの暖かい春の陽ざしのような心で復幸に心を寄せようではないか。

改めて多くの犠牲者の皆さんのご冥福をお祈りいたします。
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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