おもてなしの心 5
「実るほど首(こうべ)を垂れる稲穂かな」
いくら若者でもこのくらいな言葉はどこかで聞いたことはあるでしょう!
勿論、経営者として君臨している人なら一度ならず何度か耳にしたことがあると思います。
昔の偉人(ひと)は本当に的を得たようにうまいことを言いますね。これを例えの格言としたらその意味も十分分かりそうなものですが、恋は盲目のように熱くなってしまった人には冷静に理解できないのでしょうね。
つまり、威張る!威張っている経営者や上司、学校で言えばそうした先輩が現実に多いということです。
まして権限を悪用するなど言語道断ですが悲しいかな本人にはその姿が見えないようですね。
この威張るを紐解いてみると「自分勝手」とも「わがまま」とも受け取れます。
まして、自分が雇ってやっている、自分が教えているという間違った気持の持ち主になど会おうものならたまったものではありません。
少し脱線しますが、最近全日本柔道連盟の不祥事が後を絶ちませんね。これひとつとっても皆さんは体質とか言いますがそれは違います。全て「個」の問題でしょう。
友達が泥棒すれば自分もやるかと言っているようなものでそうはいかないでしょう。なぜなら、人にはそれぞれ理性というものがあって決して負の連鎖に流されないものなんです。
仮に、悪いこと(いじめ等も含め)をやった人を棚卸ししてみて分かることがありますね。
それはいきなり悪いことをするには至らないはずなんです。
原因は残念ながら家庭環境であったり友達関係が影響していることも否めません。
思いやりや優しさの中でいぱいの愛情を受けて育った子供たちが悪い方向へ進むといったケースは非常に少ないはずです(無いとは言えない表現)。
ものごとの善悪は教育で学ぶのではなく愛情で育まれるからです。
ただ、いくらそうした素晴らしい環境で育ったからといって全ての人が明るいわけではありません。
血液型や生年月日で出てくる占いのように、それがもって生まれた性格として身に着くものはなかなか難しい。
素晴らしい子供に育てたいとしたら、「生後3歳でその方向性(能力)は決まる」とさえ言われていますね。
これはほとんど正しいです。
3歳までに徹底して何かを叩き込まれた子供とそうでない子供はその違いが顕著です。
だからと言って、自然の中でのびのびと育った子供はまた別です。梨園という言葉がありますが、歌舞伎のような世界を環境に持つ子供はこれもまた別であることは周知の通り。
それと同じように、そうした中で経営者の質は決められてゆくわけです。
従って、中小企業の二代目といわれる御曹司?は面倒な人が多い(勿論良い事例もたくさんありますが)。
私が考えるに、つまりチヤホヤされて育った子の岐路が問題なんですね。
立派なご両親に英才教育を受けて二代目に引き渡された人も実際に多くいますね。
ところが、この真逆だと全く手に負えません。
つまり、「俺は社長の息子だ!」とそう思っただけで違って来るわけです。
子供が可愛くない親などそういるものではありません。ぐうたらな息子ほど可愛いというのもそのものずばり。
さて、問題はこうした様々な人が従業員(ひと)の上に立つという現実。
今まで紹介した事例は決して良い事例とは言えませんね。 それは「自分が、自分が・・・・」で歩いて来た証拠です。
ごまをすって機嫌をとるなどというケースは五万とあります。
自分(経営者)に反発などしようものなら一巻の終わりなんて話も五万とあります。
つまり、経営ではありませんね!
びくびくしながら本領を発揮できるなんてまずあり得ません。
平均台の上で演技しようとする選手に、「いいか!絶対に落ちたら承知しないぞ!」等では力の発揮のしようがありません。
自己中心的な人物が上に立つと昨今の「日本柔道連盟」のような失態が起きるんです。
立場を利用し何でもやって良いという最も卑劣な人物の集大成がそこにあるだけですね。そこに弱い性格の人間がいたらまさにそれは氷山の一角でしかないも同然です。
如何でしょうか!? それってみんな「心の持ち方」で全て解決できていた出来ごとだと思いませんか?
それでは次回は私自身はどんな職場でどんな行動をしていたのか、その実践編でご説明してみたいと思います。
「おもてなしの心」の一角が見えるのを是非ご期待ください。
(つづく)
いくら若者でもこのくらいな言葉はどこかで聞いたことはあるでしょう!
勿論、経営者として君臨している人なら一度ならず何度か耳にしたことがあると思います。
昔の偉人(ひと)は本当に的を得たようにうまいことを言いますね。これを例えの格言としたらその意味も十分分かりそうなものですが、恋は盲目のように熱くなってしまった人には冷静に理解できないのでしょうね。
つまり、威張る!威張っている経営者や上司、学校で言えばそうした先輩が現実に多いということです。
まして権限を悪用するなど言語道断ですが悲しいかな本人にはその姿が見えないようですね。
この威張るを紐解いてみると「自分勝手」とも「わがまま」とも受け取れます。
まして、自分が雇ってやっている、自分が教えているという間違った気持の持ち主になど会おうものならたまったものではありません。
少し脱線しますが、最近全日本柔道連盟の不祥事が後を絶ちませんね。これひとつとっても皆さんは体質とか言いますがそれは違います。全て「個」の問題でしょう。
友達が泥棒すれば自分もやるかと言っているようなものでそうはいかないでしょう。なぜなら、人にはそれぞれ理性というものがあって決して負の連鎖に流されないものなんです。
仮に、悪いこと(いじめ等も含め)をやった人を棚卸ししてみて分かることがありますね。
それはいきなり悪いことをするには至らないはずなんです。
原因は残念ながら家庭環境であったり友達関係が影響していることも否めません。
思いやりや優しさの中でいぱいの愛情を受けて育った子供たちが悪い方向へ進むといったケースは非常に少ないはずです(無いとは言えない表現)。
ものごとの善悪は教育で学ぶのではなく愛情で育まれるからです。
ただ、いくらそうした素晴らしい環境で育ったからといって全ての人が明るいわけではありません。
血液型や生年月日で出てくる占いのように、それがもって生まれた性格として身に着くものはなかなか難しい。
素晴らしい子供に育てたいとしたら、「生後3歳でその方向性(能力)は決まる」とさえ言われていますね。
これはほとんど正しいです。
3歳までに徹底して何かを叩き込まれた子供とそうでない子供はその違いが顕著です。
だからと言って、自然の中でのびのびと育った子供はまた別です。梨園という言葉がありますが、歌舞伎のような世界を環境に持つ子供はこれもまた別であることは周知の通り。
それと同じように、そうした中で経営者の質は決められてゆくわけです。
従って、中小企業の二代目といわれる御曹司?は面倒な人が多い(勿論良い事例もたくさんありますが)。
私が考えるに、つまりチヤホヤされて育った子の岐路が問題なんですね。
立派なご両親に英才教育を受けて二代目に引き渡された人も実際に多くいますね。
ところが、この真逆だと全く手に負えません。
つまり、「俺は社長の息子だ!」とそう思っただけで違って来るわけです。
子供が可愛くない親などそういるものではありません。ぐうたらな息子ほど可愛いというのもそのものずばり。
さて、問題はこうした様々な人が従業員(ひと)の上に立つという現実。
今まで紹介した事例は決して良い事例とは言えませんね。 それは「自分が、自分が・・・・」で歩いて来た証拠です。
ごまをすって機嫌をとるなどというケースは五万とあります。
自分(経営者)に反発などしようものなら一巻の終わりなんて話も五万とあります。
つまり、経営ではありませんね!
びくびくしながら本領を発揮できるなんてまずあり得ません。
平均台の上で演技しようとする選手に、「いいか!絶対に落ちたら承知しないぞ!」等では力の発揮のしようがありません。
自己中心的な人物が上に立つと昨今の「日本柔道連盟」のような失態が起きるんです。
立場を利用し何でもやって良いという最も卑劣な人物の集大成がそこにあるだけですね。そこに弱い性格の人間がいたらまさにそれは氷山の一角でしかないも同然です。
如何でしょうか!? それってみんな「心の持ち方」で全て解決できていた出来ごとだと思いませんか?
それでは次回は私自身はどんな職場でどんな行動をしていたのか、その実践編でご説明してみたいと思います。
「おもてなしの心」の一角が見えるのを是非ご期待ください。
(つづく)