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 青春できる喜び

青春

やっと退院して来ました!!

ヘルニアとタカをくぐれない非常に恐ろしい症状にすっかり疲れました。
誰よりもスポーツが好きで、ずっとずっと動き回っていた私が3ケ月も歩けなかったなんて今も尚
想像できないでいます。

もう2度と味わいたくない激痛で形相が変わってしまったのではと思えるくらいでした!!
泣いて、騒いで治るんならそうもしましたが、痛いだけでなく歩けない。
つくづく健康の有り難味を味わいました。

まだ外を歩こうと思っても暑さが静まらず本格的なトレーニングはもう少し先になりそうです。

この激痛の中、恒例のデンマーク行き指導が重なっていたので5回ほど伺いましたが、今考えた
らよく行ったものだと複雑な心境です。

ある意味、この中学校の生徒たちに救われたのかも知れません。
指導していて思えることは、「心の持ち方」の大切さでしたね!
この子たちはまさに青春の真っ最中です。 吸い込まれるような躍動感! 素晴らしい。
この子たちはこれからです。
こうした事業に参加することで一歩一歩大人になる過程が見えるのもある意味役得かも知れません。

躍動感、青春時代。 誰にでもあった筈です。
私の青春時代は本を出版できるほどの人生であったと確信をもって言えますね。
性格なんでしょうか!? こうした人生の歩き方は一向に収まりがありません。
いまだ夢に向かって突き進んでいるようで「いつまでも若いな~!!」・・・・と感じる毎日。

でも、違うんですね!?  当然私の青春時代はとうの昔に終わりました。
でも、ときどき思います。 現在青春時代の真っ只中にいる若者よりはるかに私の方が青春している
と思えることです。
つまり、とっくに青春時代は終わりましたが、「青春」ならずっと出来るということです。
失われない情熱はどこにあるんだろう!
だから、こうした学校行事(指導)でもきっと生徒や先生が私のことを厳しい・・・というより「変わった
男だな」・・・と思ったに違いありません。
本当に心に情熱がないとそうはならないんだろうな・・・と未だ思っています。

今回帰国した子供たちに「報告会」で聞いてみようと思っています。
「笑顔って大切だったかい!?」「伝えるって大変だったかい!?」そして、「感謝の気持ちが湧いて
来たかい!?・・・・」って。
私が伝えたかったことはそこだからです。

言われたから輪になって「頑張ろう・・・・」と言うのなら言わなくてもいい。
鉄は熱いうちに打てという言葉がありますが、心が柔らかな内に叩き込まないといけない人間として
の宝があります。
この宝物を掴んでくれるように大人が心を砕いて指導しなければいけないんではないだろうか!?

こうして語っていますが、そうした行動がとれる今の私は本当に幸せ者だと思います。
まさに青春できている証ではないだろうか!?
考えてみれば「生まれて」「生きて」「生かされて」の人生三段論法の中で、まだ懸命に生きている私
は若造でしかありません。
しかし、心とは裏腹に体調を崩したりヘルニアになったりはやっぱり人間なんです。

動けなくなって味わう健康の有難さ。
歩く・・・   この歩くなど、何も考えなかったことです。
つまり、歩くことは当たり前だったということですね。
この「当たり前」ほど大切なものはない・・・ということも改めて悟りました.
そうです。  もう「生かされて」生きていることを忘れてはいけないんですね。

出来るだけ人のために頑張ろうと歩いてきたつもりの人生です。 だから人一倍「青春」し続けて来れ
たんだと自負していますが、再度自重していかないといけません。

病院のベットで眺めた真っ白い天井。
いろんな光景が見えました。  確かに、もう生かされているんだなって自覚も必要のように思います
しね。
私が子供たちに伝えて来た笑顔(躍動感)や伝えることの大切さ。
やはり最後は「感謝」ということでした。

昭和から平成、来年どんな元号(とし)になるのか分かりませんが、失くしてはいけないのが「心」で
しょう。  若者がどう思うか分かりませんが、少なからず昭和には温かい心がありました。
歌を聞いたら分かります。  
平成(べんり)になって本当に人の想いはどこかに隠れてしまいましたね。

私一人ごときがどんなにあがいても世の中が変わるとは思いません。
でも、私が青春できるかぎり正しい心の在り方を伝えていきたいと思います。

青春できる喜びは若者には判りません。 それが青春時代なんでしょうからね。
ヘルニアで動けなくなって得た健康の有り難味。 多くの人に心配をかけ迷惑をかけてしまいました。

当たり前のことをやっている人たちを改めて紹介しましょう。
私は全身麻酔で3時間の手術でした。 お陰様で手術は成功し、きちんとリハビリをすれば元通りに
なります。
しかし、退院までの12日間、本当に献身的な医師や看護士さんのお世話になりました。
嫌な顔ひとつ見せず、苦しんでいる患者の傍らで面倒をみてくれた看護士さんには心から感謝しか
ありません。
世の中に、「職業」というものがあります。 彼女たちは職業では出来ませんね。
つまり「聖職」のジャンルにいる聖母たちと言って過言ではないでしょう。

私が子供たちや教室の生徒さんに出来ることと言ったら、この看護士さんたちに負けない心根で取り
組んでいきたいと思えたことです。
この気持ちはきっと伝わると信じています。

本気になれない子(生徒等)を叱咤することがありますが、多くの難しさや矛盾と闘って来ました。
しかし、それを貫くのは信念です。 この信念こそ青春そのものでしょう。

私もこの輪に加わって、「頑張ろう・・・・」「笑顔で・・・・!」 と叫びたい。

プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

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