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 波島陽子の2019年

本年も1年お世話になりました。
挨拶-1

平成から令和に移行した記念すべき2019年でしたね。

残念ながら今年も多くの災害が日本を襲いました。  自然災害だけは誰をも恨むことができず、被災された皆様にはお見舞い申し上げるしかないのが歯がゆいくらいです。「頑張って欲しい・・・」としか言いようがないのも辛い年でした。

それでも、頑張れる人は前向いて・・・。そうなんです。前向くことが何よりの「勇気」なんですね。
そしたら、明日に希望がいっぱいになりました。  波島陽子日本舞踊教室は前述のように、コツコツと歩いてとうとう日本舞踊教室のランキングで1位にまで登りつめました。

家元波島陽子に言わせると「お陰様で・・・」となりますが、この謙虚な姿こそ日本の文化なんだと改めて確信が持てた年でした。

お陰様で今年も本当にいろんな人との出会いに恵まれ、まもなく2019年の幕が降りようとしています。
こうして振り返ることは大切ですね! やはりありがとうの1年でしたもの。

生徒さんが多いと、楽しいことだけじゃなく辛く苦しいことも少なくありません。 ご存知のように日本もすっかり様変わりしてしまいました。 正直言葉(会話)など涙が出て来るほど乱れてしまっています。それを若者用語というなら更に悲しくなってしまいますね。テレビや映画で時代劇を観ても、そこに美しさを求めることは本当に困難になって来たことは事実です。

「時代劇は初めてです・・・・」と女優さんが波島に指導を仰ぎにやって来ます。 その動けないといったら目を覆いたくなるほどです。勿論、波島教室にも役者さんになりたい・・・・と頑張っている人は少なくありません。基本からしっかり学びみなその日を待っています。
私が嬉しいのは習いに来る生徒さんの心根です。   さすがに、礼儀正しい人が多いですね。それだけに責任もありますよ。
ところが、今年も1人とても残念なことがありました。可能性があるとみて大舞台に新人を大抜擢したまでは良かったのですが、襦袢他様々なものを貸してあげての出演でその舞台が終わったらまったく音沙汰が無くなってしまいました。勿論お稽古にも来ません!!連絡しても全て通じません。普通事件か事故が起きたのでは・・・・と思いますがその気配なし。 不思議な出来事も5年に1人くらい出てきます。
勿論事情があったんだと思いますが連絡がとれないのはアウトですね(涙)

絶対数がまともな生徒さんが多いだけに不思議を感じています。 いろんな経験をしてハッキリ言えるのは、人生なんでも「覚悟」のない者は大成しないということです。
他人の庭は綺麗に見えると言います。 私は波島の側にいてつくづく感じています。誰一人隔てがなくみな平等に、そして思いやりいっぱいに受け入れ指導する姿は観音像にさえ見えることがありますよ。    だから、この教室の門を叩いた生徒さんには「良かったね・・・」と声を大きく言いたいくらいです。
ご年配の中には足が痛いここが痛いと年齢とともに襲い来る病魔と闘いながら頑張っている人も少なくありません。そんなときの波島の対応はまるでドラマの中を覗いているようです。

こうして今年も無事に終え今年を振り返ってみました。
ディナーショーを含め、2月にはGINZASIX観世能楽堂での舞台で平成の幕を降ろし、令和とともに来年の波島陽子芸能生活35周年特別公演が故郷湯沢市に決定との朗報。
長年都内の中学校の生徒を指導(日本舞踊)して来た功績を称え・・・と教育委員会に特別表彰されたこと。
「頑張ってきて良かったね」・・・でした。

生徒さんやお弟子さんも成長し来年はその舞台で頑張ってもらえる・・・・。 故郷での公演にどれほど心強いでしょう。


艶-1

その相手に地元湯沢市の「湯沢湯乃華芸妓」の皆さんに白羽の矢を充てました。 嬉しかったですね。  ここでも(湯沢)こんなに頑張っているチームが居たんだ・・・と。
このチームについては「湯沢湯乃華芸妓物語」で何度かご紹介済みですが、まだ目を通してない方は是非このブログをさかのぼると閲覧できますのでゆっくりご覧ください。

日に日に評判を上げるこの湯乃華芸妓のみなさん。 主宰者の心根なんでしょうね。 出来れば来年の舞台(タイトル)は「粋と艶の花舞台」としたい・・・・と考えているところです。

長い伝統が消えつつある中、なんとか甦らせたいと立ち上がった主宰者阿部さんこそ「ふるさと再生の旗頭」と言って良いでしょう。

何で!!?、絶えたものを復活させるまるでコンダクターのようなものですね。それがなんと来年5周年になるそうです。

普段、一般には観ることのない「お座敷」の再現は画期的な舞台になることでしょう。
「艶」を担当する湯乃華にはまたとない絶好のチャンスですね。 「この舞台を観ないと損をする」、まさにそんな舞台になること請け合いです。


粋-1

片や波島陽子の代名詞と言われる「粋な世界」。

先日私はたまたま歌舞伎の「瞼の母」を観ました。 長谷川伸先生の作品ですね。映画も舞台もいろんな人が忠太郎を演じて来られました。
しかし、忠太郎をやらせたら淺香光代先生の忠太郎の右に出る者はいない・・・と断言できます。 もしかするとたかが女剣劇くらいにしか見ていない人もいるかも知れない・・・・。 とんでもありません。カッコ良くて粋でいなせで艶があってね!これが芸術だと言って良いでしょう。
その淺香先生にしごかれしごかれ磨きをかけた波島陽子。 全国の新舞踊愛好者のみなさんが、波島陽子が振付けた作品以外踊れない・・・・と豪語するほどです。勿論、本人波島は「とんでもありません、私よりはるかに素晴らしい先生は沢山いらっしゃいます・・・」と本当にどこまでも謙虚です。
そこに、作品に品のようなものが備わるんでしょうね。

来年はその波島陽子が芸能生活35周年、湯乃華芸妓が創立5周年。波島は外に飛び出し東京(えど)は浅草という芸どころでとうとう花をさかせました。そうした外で頑張っている波島と内に居る阿部チーム(湯乃華)が芸で結ばれてふるさと創生の為立ち上がったのです。

これほど素晴らしいお話しは近年耳にしたことがありません。

お互いの世界を観る上でもその相乗効果は計り知れないものがありそうです。

その準備をしながら令和2年の幕を開けようとしています。

今年も本当に多くのみなさんに目を通して頂いた「幸せ探しの部屋」、少しは楽しんで頂けましたでしょうか!?

まもなく2019年から東京オリンピック開催の2020年。
波島陽子も、この記念の年に最高の舞台をお見せしたいと準備に余念がありません。 是非双方の集大成としての「粋と艶の花舞台」にご注目ください。

嬉しいことに、全国から多くの波島作品愛好者の皆さんが駆けつけてくださるとご連絡を頂き、ますます身の引き締まるおもいです。

湯沢湯乃華芸妓のみなさんの踊(ぶたい)も是非楽しみにして頂き旅行のご計画をお立てくださいね。

今年も1年、本当にありがとうございました。  

それではみなさん、どうぞ良い年をお迎えください。 




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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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