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 江戸は浅草の波島陽子

波島陽子インドでの暴れ打ちが大好評

インド公演

波島作品には粋でいなせな作品がたくさんあります。

外国へ行くときはいつも作品で悩みますが、このインド公演(グジャラート)では祇園小唄や暴れ太鼓の乱れ打ちに拍手喝采でした。

今秋のふるさと湯沢公演ではタイトルも波島らしく「粋」でまとめたいと作品を選定中。今回は地元湯沢に芸舞妓たちが登場ということでVS「粋」となりました。

何が凄いってやはり江戸は浅草で淺香光代先生直伝のかっこよさ。 振付作品(DVD)でお稽古している日本各地の波島作品愛好者のみなさんはなんとか同じように踊りたい・・・とお稽古に励みます。

お芝居でもそうですね。芝居心がある無いでは大きく舞台は変わります。 教室にも多くの役者希望の若者がおりますがこの教室を選んだのは本当に運が良かったと思う。

新春の時代劇がつい先日幕を降ろしましたが波島の指導には脱帽でした。 波島の振りがそこに入っただけで舞台が締るって凄いことだと思います。
まさに日本の伝統を華やかに艶やかに演出するマジシャンのようです。

湯沢文化会館(10/24)まであと1年・・・と思っていたのにもう8ケ月とチョットになりました。湯沢班の艶に対し浅草の粋と絞られると難しい点もありますが、そこが波島陽子の力の見せどころのようです。会場に足を運ぶみなさんはラッキーですね。演出する私が身震いするんだからまず最高の舞台が仕上がりそうです♪

芸能生活35年の凄さ、50年・60年の先輩諸氏から比べたらひよっこのようだと言われるのが芸の世界。しかし、波島の取り組み方の違いは舞台で判るから素晴らしい。
人を敬い、大切にして来た生き方が時にオーラとなって表現できるのはまさに「日本の心を表現できる第一人者」そのものです。

世の中が段々変化する中で、人の心までも味気ない世の中に・・・と嘆く人が少なくありません。徹底した波島の心はいい加減な気持ちで取り組んでいる若者には「はっと・・・・」何かに気づかされることでしょう。 そしてそこで2つに分れるんですね。
つまり、「素晴らしい先生だ・・・・・」と先生を信頼し尊敬しきってお稽古に打ち込む人。勿論そうした生徒さんが一番多いのですが、世の中には「やりたい…」気持ちに勝てない若者も少なくないということです。一般的な言い方をすれば、「やりたい」のと「やれること」は別と言う現実。往々にして挫折する人は「覚悟」の無い人がそこに当てはまります。

しっかりと自分の意志を持つ。
波島の35年という歳月は決して中途半端ではなかった。指導力や多くの舞台で実証されています。

よく厳しい指導・・・と言いますが、波島陽子の指導は「優しい」の一言です。 そして、根気が良すぎます。だから生徒さんにしたら安心して学べるということです。
前にもお話ししたかも知れませんが、それでも時々どっちが先生で生徒か分からなくなることがあります・・・と言いました。 まず波島は怒ることがありません。会社の上司が、或いは社長が。また学校やクラブでの部活動での指導者の怒号や威張り加減は周知の通りです。
私はそばに居て、「なぜだろう・・・・」でした。勿論、数年前に確信を持って言えるようになったのは、つまり「指導力があるから怒らなくて済む」・・・という論理でしょう。

「お稽古は楽しくないと・・・・」、常にそう言ってお稽古に取り組んでいます。踊りを習う前に、そうした心を学べるってなかなかどこにもあるものではありませんね。「波島陽子日本舞踊教室」が、日本舞踊教室のランキングで1位に君臨している現実は他の追随を未だ許さないのも納得です。

「技術があって謙虚」、誰よりも歴史に強い。 だから作品を振付(つくる)ときに不思議な魅力に映るのは全てに根拠があっての創作なんですね。
その波島が、いざ故郷の舞台を踏む・・・となったら楽しみ以外ありませんね。

その心知ってか、お弟子さんの取り組み方は一枚も二枚も違います。 波島の心の奥に潜む「日本の心」を悟り、心を合わせてその晴れ舞台に上がってくれることでしょう。

「粋と艶との花舞台」、夢のような企画ですね。 

是非楽しみにしていてください。



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岡部俊雄

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