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 心なごむお話(朝日新聞)

朝日新聞A


2020年4月7日
とうとう非常事態宣言が発令されました。 日本だけの問題ではなく、世界中が・・・とは分かっていても大変なことになったものです。

波島陽子日本舞踊教室も昨日からとりあえず5月末日までお稽古は休み・・・と通達。
昨日の満月を観ていると地球は平和です・・・と言わんばかりに素晴らしい輝きを放っていました。何かとっても救われる想いがするほど見事な美しさでしたね。

私も経験がないので何とも申し上げようもないのですが、とにかく命を守る観点から率先して国の指示に従おう・・・と。その決断からか不思議と「覚悟」はできましたね。あとはとにかく健康でいること。

生徒さんが多いのでいろんな面で心配が無いと言ったら嘘になります。
しかし、生徒やお弟子さんから届くメールに励まされます。 その殆どが、「お稽古が待ちきれないからそれまで自宅で自主練を続けます。今お稽古中の音源を送ってください!」
波島が聞いたら泣いて喜ぶでしょう。 「お稽古出来ないってこんなにも悲しいとは思わなかった」「陽子先生に会いたい・・・」と続きます。
非常事態宣言はとりあえず5月6日までと決まりました。 そこから3ケ月も過ぎたらきっと日本は落ち着いてくれる筈。
そんなことばかり考えていたら、今朝の新聞(朝日新聞)にこんな記事が載っていました。

なにかとっても懐かしくさえ思いますね。

私の母もとても器用な人で、私が子供の頃から上京するまでは本当にこの記事のような生活でした。
ずっと前にも母のことに触れたことがあったと思いますが、特に私の母は町でもその特技は有名でした。
「和裁」「洋裁」「編み物」「レース編み」「組紐」「生け花」「料理」そして「書道(ぺん字)」、ほとんどその先生でしたから自宅にはいつも4~5の生徒さんが楽しそうに教えてもらっていました。
だから、私はいつも新調なったセーターやシャツを着ていたことを覚えています。変わったところと言えば、つまり注文を受けた余り毛糸で編みますからとてもデザインが斬新です。

毛糸を丸める手伝いをすると10円のお小遣い・・・・、懐かしいな~
そこには母との会話が生まれます。 本当にいろんな話を聞きました。この光景は今では想像もつかないでしょうね。

改めて良き時代に生まれ育ったな・・・と。 生活が穏やかで、温かな人間関係、そうした豊かな心に包まれた夢のような時代でした。

当時の私の家は縁側が2つもありました。
祖父がお花いじりが大好きで家の周りは季節の花でいっぱいです。 藤や牡丹を楽しみ、菖蒲やダリヤに囲まれた家でした。

空気は美味しい、水は最高、ご飯はコシヒカリ。 季節の山菜をたくさん食べて育ったのが私です。
今朝の「ひととき」という記事に目を通し、一瞬でも非常事態宣言を忘れてしまいました。

昔の人が教えてくれたのはこうした「愛情」に溢れた生活であったんですね。 私が日頃生徒さんに接するときに自然と取る行動(おもい)はみな良き時代の心であることに改めて気づきます。

現代っ子が殆どの相手です。 伝わる伝わらないを考えたらとても出来ません。 良いことは人生の先輩が伝える義務がある。そう思うと今回のコロナ騒動、心の知識を伝える大切な時期なんじゃないかと思います。

与えられた試練とも言うべき今回の騒動。命の大切さは勿論ですが、心の持ち方の大切さを学ぶ良い機会と捉え美しい日本を守っていきましょう。




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岡部俊雄

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