爽やかなスポーツの日
昨日は朝起きて「アッ! 今日はスポーツの日だ・・・」、そう思ったら居ても立ってもおられずに外に飛び出した。
一昨年ヘルニアの手術をしてまもなく3年が経とうとしている。歩けなかった100日を思い出すだけで当時の恐怖は未だに癒えないでいる。
術後10ケ月もプールで毎日1時間歩いた。 ホントは誰よりも泳ぎたいのにただひたすら歩く。足腰の弱った症状はとても自分の姿とは思えなかった。
その後、プールから隅田川の散歩に変わった。勿論雨天中止だがこのコースは毎日同じようでいてまったく別の顔を見せてくれるから楽しい。
自宅を出て、まず雷門をくぐり浅草寺の本堂へ向かう。 朝早いときは仲見世のシャッターが全て閉まっていてこの町に住んでいないと味わえない光景が目に入る。
日中は、それは賑やかでよく映像でみる風景そのままだが、そこに身を置くと何故か元気をもらえる。
観音様(ほんどう)に手を合わせ、次に隣の浅草神社をお参りし二天門から一直線で隅田川に向かう。
ここでもスカイツリーが1日として同じ顔を見せない。いよいよスタートだ。
最初にくぐる言問橋。ここから眺めるスカイツリーは絶景。私の一番好きなスポットです。
日曜祝日は何人かのランナーとすれ違う。
次に桜橋が見えてくる。この界隈で隅田川の花火大会打上げのメイン会場となるのだ。この橋を渡ると墨田区と変わり復路となる。ここの桜並木がつまり観桜会のメイン会場となる。
それが、このコロナ騒動で今年は全て中止。今はマスク軍団の通り道でしかない。
ところが、最近浅草の東武浅草駅から直線でスカイツリーまで行ける道が整備された。台東区からは吾妻橋か言問橋を渡って向かったスカイツリーも今では東武鉄道添いに隅田川を渡れる橋が整備された。
その橋から観た吾妻橋がこちら!
向こうに見えるは「吾妻橋」、この光景は一般の人は初めてのはずです。
床は温かな木製で今では多くの人がスカイツリーへと利用しています。橋には「恋人の聖地」とある。
少し予断でしたが、昨日はスポーツの日ということで初めて「白髭橋」まで足を延ばしました。普段は桜橋で折り返すと6kmの道程ですがなんと初めて渡る白髭橋。
ここまで来て興奮するほどの達成感だが、これが折り返し!!「・・・・遠い!!」
墨田区側(白髭橋から)を今度は吾妻橋まで歩く。 途中、時期なのか朝顔が実に綺麗だった。先日あの豪雨で大被害を被った九州地方。そのつもりで堤防をみるのだがさすが東京と言えるほど素晴らしい設備。頑強さは頼もしくさえ覚える。もしこの堤防が決壊したら都内は大変なことになる。絶対とは言えない世の中に複雑な思いがよぎる。
ゆっくりゆっくりのウオーキングは10kmにも及んだ。 帰宅まで丁度2時間。 少し疲れたが気分は最高。
考えてみたら、毎日観音様に手を合わせることのできる環境は本当に幸せだと思う。
夢の実現と言っても健康でなければ果たせない。 そう思って少しでも歩こう・・・・と思っている。
無理は出来ないが爽やかなスポーツの日であった。