幸せ探しの部屋

先にご紹介した素晴らしい経営者に共通していることは、「嘘がない」ということでしょう。最近の結婚詐欺事件が殺人にまで至っている現実は恐怖ですが、すべて自分勝手な嘘で相手を騙し、傷つけそしてあってはならない事件に発展しています。
私が、「婚活のススメ」を連載した理由がまさにこうした危険に巻き込まれないように、そして間違っても自分がその対象者であってはならないことを危惧し腰を上げました。
何も、仮に事件になんかならなくとも、あなたに出会ったばかりに相手の人生を駄目にしてしまったとか、また甘い言葉を信じたがために不幸な人生を送ることになったでは後悔しきれません。
嫌なら離婚すれば良い。それも選択肢のひとつかもしれません。しかし、ここで忘れがちなことが大問題として残るのです。それは離婚を選んだ二人の間に残された子供たちの人生です。
結果的に、別れれば別れたで、何とか子供は育っていくものです。ただ、愛情に飢えた子供がどうやって自分の人生を築きあげていくのでしょうか？　本当は大学まで行きたかったのに、経済的な問題で当然行けなくなってしまう。その他、数えきれないほどの諸問題が生じるはずです。
昔が何故良かったかと言えば、家族に心がいっぱいあったからです。「心の持ち方」に力を入れてお話してきたことは、人として心の大切さの意味を考えて欲しかったからに他なりません。
島根県の女子大生が無残な姿で発見されましたね。こんな自分勝手な行動がどこにあるんでしょうか？
こうした事件は、金欲や性欲によるものが大半のようですが、国が｢人間形成｣の目的で大問題として対応していかなければならない時代なのかも知れません。道路の補修も、年金も介護も重要課題は山積しています。
総理大臣！、もし貴方のお子さんが仮にこんな悲惨な事件に巻き込まれたらどうしますか？政治が、住みやすい社会づくりを求めるなら、徹底してこの問題に取り組んで頂きたい。
つまり、心の弱さや自分本位がいとも簡単に人の命を奪うような社会は断固立て直さなければならないということです。島根の事件を知って涙が止まりませんでした。
簡単に、小さな嘘が段々と大きくなってしまうことも多いようですが、努力の出来ない人に限って口が達者だと思っても良いくらいです。一時的な優しさや旨い話を出して来る人は、基本的に信用しない方が賢明です。
特に、相手をものにしたいと考えたときに何故か嘘を語ってしまう人が多いのです。その嘘とは「性格」のことだと考えてください。（つづく）

■　人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■　【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。（毎日掲載しています）