2ntブログ

 目先の嘘 7

私も、多くのタレントさんと接して来ましたが、素晴らしい人も、有頂天になっている残念な人も沢山見て来ました。学べたことは、みな人間だということです。
今でも尊敬している芸能人のみなさん。見てはいけないものを見た残念な芸能人。様々です。芸能人は決して特別な人間ではありません。あなたも、あなたにしか持っていない素晴らしい面を自信をもって前面に押し出してもらいたいですね。
そうすることで、簡単に口車や甘い話に乗ることはないと思います。と言うか逆に甘い話はやって来ません。あなたにその姿が備わることを祈ります。
まったく環境も育ちも違う者同士が結婚する訳です。そして、いままで生きて来た時間よりも長く一緒に生活をするわけです。ここは慎重であるべきですね。
先日、テレビで戦争の悲劇が放送されました。召集令状が来る少し前に、ある二人は結婚しました。引き裂かれるようにフィリピンに渡り、まもなくして終戦を迎えます。当時の大統領が日本国に対する憎しみからか、フィリピンに残された日本兵は順番に処刑されていくのです。サンフランシスコ条約が結ばれ、日に日に日本は復興を目指します。ところが昭和が25年になっても処刑の恐怖に晒されている中にその男性はいました。
「モンテンパウロの夜は更けて」をもって歌手渡辺はま子は現地の留置所を訪れるのです。
教誨師香川先生と渡辺はま子の心は、大統領の心を打ちその時点で残された30名ほどの日本兵を解放してくれました。ところが、母国で待っているはずの女性は、夫が戦死したと思い再婚していたのです。
何も知らない彼は日本の地に足を降ろします。帰国して知った現実はもっと地獄だったことでしょう。ところが、再婚相手の男性が身を引くというドラマが待っていました。戦争という悲惨な状況に多くの人が苦しめられました。 私は、身を引いたことを知り、あまりにも切なく、その方が辛く涙が溢れました。
その後、夫婦は素晴らしい人生を送ったそうですが、身を引いた男性への感謝の気持ちはずっとずっと大切に過ごされたそうです。 選ぶなんてことが出来なかった時代かも知れません。 それでも、フィリピンにいる時に生まれた娘と一緒に手を合わせて生きたようです。
どんなに時代が変わっても、相手に対する思いやりや感謝の心、生きることに真剣であったことを思えば、家庭って何かを、平和ボケしてないで一生懸命考える必要がありそうです。
21世紀の素晴らしい人生を築きあげるためにも、選ばれるに相応しい人間を目指して努力すべきですね。

■ 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■ 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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