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 優しい人 6

世の中には、本当にいろんな人がいて、これが良いとかそれは悪いと一概に言えないことの方が多いでしょう。ここで説いているのは基本的な一般論かもしれません。 「基本的」、そうです。この基本が大切なのです。少し乱暴気味の方が好きなんて人もいない訳ではありません。ここでは、特例を出して反論する必要もありません。
弱々しい男性が好きだなんて女性もいますし、無口が良いという人もいるでしょう。これこそ、それぞれに生きてきた道程(みちのり)や性格等が別々で、だからこそ人間の妙味なのかも知れません。
どうでしょうか?そうだとしても、やはり人間的に優しさのない者は決して結ばれるべきではありませんね。
山崎豊子の作品で、「華麗なる一族」でも人の心を見ることができます。最初の頃にも話ましたが、この物語の万俵大介の生き方は、このコーナーで説明するに値します。いくらそれが大介の生き方であったとしても、妻を妻とも思わないその立ち居振る舞いは凄かったです。裕福な環境にあれば何をしても通る? そんな中で、真っ向から反発するのが心の優しい鉄平でした。
ドラマですから、憎まれ役を大きくクローズアップすればそれだけ優しい役柄の人に共感がいく。でも、実際に万俵大介のような人もいるでしょうね。この物語の結末はともかくとして、やはり結婚ということになれば、尚更思いやる優しさのない者は駄目です。生まれてきて良かったと言える人生は、出会う人で決まると言っても過言ではありません。
もう少し待っていたら、もしかするともっと違う人生(相手)があったのかも知れないという人は五万といるはずです。でも、選んだその瞬間に貴方の人生は決まってしまうのも事実です。そこで選ばなかったから、遅くなったけど、その十年後に出会った人を選んだ。 それもその人にとっては間違いではありません。出会ったその人と幸せになれたかなれないか? やっぱり、前に会った人と一緒になるべきだったと後悔する人もいるかも知れません。
違いますよ。それは反対にあなたがそう思われているに違いありません。どんな性格の人と結ばれるかは分かりませんが、普段から、決して慌てることなく焦る必要もなく「基本的なものの考え方」を整理し、愛される人間像に向かって修行すれば良いのです。 基本も出来ていないのに、結婚にまで進むからおかしくなってしまう。
私の知っている若者で、どうしても彼女が欲しいと騒いでいた男性がいました。彼が25歳で、選んだ彼女はひとつ年上。彼女がいないと寂しいようでした。付き合い初めて2ケ月もしたころ、彼は私にその相手を紹介してくれました。とっても純真で可愛らしい彼女を見て、私は彼に言いたいことでいっぱいでした。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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