幸せ探しの部屋

生菓子職人の彼は、西脇健一君と言って鳥取県境港市から単身上京し修行中の身。ある縁で知り合い、何度か飲みに行きましたが好青年です。　紹介された女性は保母さんとして頑張っているとのこと。
現在、品川勤務の彼は埼玉県蕨市で働く彼女とは少し距離がありますし、お互いの休日も合いません。それだけにデートできる日はとても重要になります。「ああ！こんなお譲さんなら一緒になったら彼には良いパートナーになるんだろうな～」と好意的に見えるのですが、当の本人の心が軽いというか定まらないというか。
年令から言って、彼女は当然将来を真剣に見据えて行動します。　会っても、それらしき雰囲気は伝わってきますね。ただ、こればかりは当人同士の問題であって、こちらからこうしなさい、ああしなさいとは言えませんが、やっぱり気がかりなことが浮上してきます。
若者特有の簡単な付き合いなんですね。決っして嘘をついているとかではなく、休みの日にデートをしたり、思いを果たしたい等の欲望が先にしか見えない点です。
会ったその日にエッチしたい。そう考える男性は少なくないんですよ。最近は女性もその点では割り切っている人も多いとか。時代が変わったんでしょうか？
嫌なら別の相手を探せば良い。「いま彼氏いない歴３ケ月」とか、「彼女いない歴半年」なんてよく聞く話です。
ですから、３ケ月前に紹介してもらった相手じゃない彼女を連れて現れるなんて、最近は決して不思議ではないようです。私は個人的には不思議と思いますがね。
勿論、徹底して付き合って（恋愛）いくうちに、その相手を生涯のパ－トナーとしたいと思う日も来ます。ところが、ただ快楽の中ではセックスを重ねていくうちに離れられなくなる女性が可愛そうだと思うのです。言い方を変えれば、遊ばれてしまうと言うことです。付き合っているうちはそれを遊びとは男性は決して言わないでしょう。
西脇君を見ていると、そんな軽い行動に見えて仕方なかったぞ。
全く結婚は考えていないと言いながら、今年の夏休みに彼女を境港の家に連れて行ったそうです。当然２～３泊の行動でしょうから目的が見えません。　「今付き合っている彼女なんだ！」と紹介したんでしょうが、両親は面喰ったでしょうね。
彼の友人から聞いた話ですが、「お盆に連れて行ったらしいけど、あいつの行動は分かんないや」と。宿泊絡みで親に紹介。ここがポイントです。　あとで、真意を聞いても、全く結婚を考えもしない、ただガールフレンドとして連れて行ったとのこと。前に付き合っていた女性を知りませんが、嫌なら別れる。自分が選択できる状況か？と話したことがありますが、付き合う方法が分かっていないように思う。そう彼に告げました。（つづく）

■　人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
■　【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。（毎日掲載しています）