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 優しい人 18

性格が顔に現れる。もっと言えば、その人の生き方や人間性が顔に現れるとも言われます。傾向として、それらに近い多くの人を見て来ました。どうでしょうか?そういうものってバーセンテージで表せるものでしょうか?やっぱり傾向で見るしかないかも知れませんね。
第一、鬼のような顔をした男性が、なんとも心の優しい人でなんてこともありますから!
「おとなしそうで恥ずかしがり屋なあの女優が好き」なんてフアンがいますよね。恥ずかしがり屋?人前に出るのが苦手?その人がどうして歌手や役者ができるんでしょうか?
人前に出て演技が出来る人にも2通りくらいに分かれるようです。やはり、内面は強い性格で恐いもの知らず的な面を持ち合わせている、おおよそイメージとは違う性格が潜んでいる場合。もうひとつは、本当に性格的にはおとなしく静かで控えめな人。しかし、芸事が何よりも好きで、観衆というよりも役そのものに没頭することに人には分からない快感や感動を得られる人。もしかするとこうした役者さんが本物かも知れません。
現在のテレビ界を見ると、ある面でそうした光景が見られます。つまり、あのバラエティ番組の多さにです。言葉で表現するなら、馬鹿なことをやってお笑い芸と勘違いしている傾向です。しかし、ゲストとして参加している男優や女優を見て感じるんではないでしょうか?
間違いなくお笑い芸人(?)さんとは違うと感じます。いえ、時には違和感すら感じます。笑いにも時代があるのかも知れませんが、昔の古典落語にも本当に楽しく心を癒され大笑いした落語家さんの寄席は沢山足を運んで楽しんだものです。その頃は笑いにもおしゃれを感じましたね。
漫才なんかでも、現在は「正統派」と言われる漫才師にはなかなか会えません。裸になってみたり、ゲテモノを口にしてみたり、心で笑えるものでない別の角度で瞬間の笑いを獲っているようにも思います。だから、長続きしないのは分かります。
つまり、心から本物を追求している芸人さんには魅かれますし感動すら味わえます。私は仕事がら、そうした芸人さんの舞台裏に接することも多々ありました。そこで、素の芸人さんに何度か出会えたのです。
自分は芸人だからと、わがまま放題に立ち回る人間も見てきました。実名を出して本にしたらきっと売れるだろうとする出来ごとは本当に多かった。
そんな中で、八千草薫さんや三田寛子さん、松原千恵子さん等は違いましたね。全ての人に会った訳ではありませんが、滲み出てくる優しさを感じることのできた役者さんでした。でも、なんとなく表情に表れていると思いませんか?(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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