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 価値観・感性・相性

では、分かっていることを実践できたらみな順調にうまくいくのでしょうか? 
それは違います。 人間には「相性」というものがあったり、「感性」というものがあり、価値観というものがそれぞれに違っていて、このことを無視してはおそらく苦しい家庭生活が待っていると言っても過言ではないでしょう。
資産家だからお金には困らないのでと玉の輿のつもりでも、人間というのは良くしたものでこうした感性や相性に問題があると目に見えない亀裂がそこに入り必ず破たんが待っているか愛情のない家庭の中で苦しむことになります。 「人は金じゃない」とはここを指します。
時代劇の名セリフに「お主も悪よの~」というのがあります。 金に目の眩んだ典型的な悪者どものシーンですが決して良い人物像は描かれておりません。 金が無いより有った方が良いでしょう。 しかし、もっと大切なものがあることを基本的に知っておく必要があります。 持って生まれた天性ならいざ知らず、人は十人十色一人として同じ人はおりません。 よく、何であんな男(ひと)を選んだのか理解できないと言う人がいます。 相性であったり、価値観が合って幸せであればそれは最高のカップルです。「何であんな可愛い女性をヤクザみたいな男が」なんてと思いますが、ひょっとしたらその男性の愛情はその相手にとってはかけがいのない素晴らしいものなのかも知れません。
感性や価値観はその人の育った環境によっても大きく左右されたりもするので、なかなかひと言では言えませんが「ものの見方考え方」を養うことで今からでも良い方向に進むケースはたくさんあります。今頃そんなこと言ったってと諦めの境地に落ち込みやすい人をよく見かけますが、この気持ちの持ち方こそ「自己形成」にとっての大きな障害になることを覚えておいてください。
何でもそうですが、「駄目だ」「出来ない」と思った瞬間駄目であり出来ないんです。
橋の無い小川を飛ぼうかどうしようかと迷った話を私はよく例題に出します。1mくらいの川幅の川を「飛んでみて」と聞くのです。 20歳前後の若者に聞いた事例ですが、なんの躊躇もなく飛ぶんですね!「簡単だよそんなの」と言わんばかりに。 当然話は終わりません。川幅はどんどん広がっていくからです。 では1mを少し過ぎると意見は大きく分かれます。 心の中ではその幅は無理だと先に決めつける若者が増えるからです。 つまり先に諦めが姿を現すんですね! 飛べないと口に出しているんですから飛べません。 無理だと思っているんですから「無理」なんです。
このことはどんなことにも当てはまります。 勉強が出来ないと父親に言われたり先生に言われたたらもう最悪でしょう。 自己暗示に近いもので「出来る出来る出来る」と同じように、「出来ない出来ない」がこれに当てはまります。
生まれ育った環境が価値観を育て感性に影響を与えたのかも知れません。 育った環境の違う二人が出会い、縁があれば一緒にとなるのです。 その縁は価値観や感性の出来るだけ合う人が良いと思いますがこればかりは難しいですね。 それほど感性や価値観は大切です。
相性が良いとはそれらを包み込むものを言うのでしょうから。
野球等で「あの投手は結構打てるんだ!相性がいいんだよな!」と聞きますがここでの相性は勿論違いますね。


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岡部俊雄

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