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 純粋な心 6

心ひとつで幸せになれるって言うけど、まさにそうですね。人間は、みな平等のはずなのに、生れた環境やその他様々な要因で極端な言い方をすれば貧富の差がそこについてしまう。
こんな笑い話があります。「ぼくはお父さんの子になんか生れてくるんじゃなかった・・・」、と息子に言われた父親がとってもユーモアのある人で、「馬鹿を言いなさい!それは違うよ!お父さんはね、お前に是非と頼まれて、お母さんと相談した結果お前を産む努力をしお前を産んだんだよ! 何を隠そう、実は、他の子からも頼まれたけど、それは断ってお前だから産んだんだよ~」って。
人生を見るようですね。金持ちの子に生まれるのか、貧乏な家の子で生れるのか、それは極端にしても人間味豊かで、正義感に強い親の子として生を受ける場合や賭けごとや遊び人の親を持った場合等々、子供には何の責任もないのに、そうした親の影響や環境で人生のスタートにも大きな差が生じます。
七光りと言って、政治家の息子が必ずしも政治家で成功する訳ではありませんが、特にタレントや俳優においてはこの七光りの恩恵を受けているのが大きいようです。
この場合、貧乏な親から生まれたのと違って、ある程度裕福な環境で生れてはきますが、その子が思いもよらぬ事件(麻薬等)等で生き方を見失い、親不幸している話も最近はときどき耳にします。
確かに、子供の行動も悪い。しかし、子の育て方を誤った親も実際にはいるのです。しかし、どんなことがあっても、どんなときにでも、人間である以上持ち合わせている「純粋な心」を甦らせ、原点に戻ることは出来ると信じます。
前回お話した、腕に職(技術)をつけた若者が、自らの職業に張り合いや自信を持てる機会を得て、人間の尊さに触れながら得た体験をみても人は捨てたもんじゃないと思いましたね。ドタバタと賑やかなバラエティ番組の多い中でも、こうした企画を通すプロデューサーがいると思うと嬉しく思います。
人間は、一人ではなんにも出来ないのに、集団で事件を起こす怖い時代だと思っていましたが、携帯やパソコン等の普及によって、思い違いの中で「一人の世界」をつくり、殺人などという事件を自ら起こしているのが最近の傾向とも言えます。欲しい物が手に入らないことへの瞬時の心の葛藤なんでしょうが、被害者はたまったものではありません。
純粋な心は、必ず相手の心の扉を開きます。今からでも決して遅くなんかありません。それほど心の持ち方は大切です。人間ってふしぎなもので、親切にしてあげたらきっと親切にしてもらえるようになっているのです。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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