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 豊かな感性 1

前に少しだけ感性について触れましたが、いろんな性格の人が出会い、友となり恋人となり結婚へと進んでいきます。 無いより有った方が良い「金(かね)」と言いますが、何度も言うようにもっと大切なのが「心」と言い続けてきました。 冷たいとか、優しいといった性格的な部分を占める心。美しいとか素晴らしいと感ずる感性を支える心。 感性というのは努力によって磨くことの出来るものです。 名曲に耳を傾ける!素晴らしい人の話を聴く。 素晴らしい絵画や感動ものの映画、ときには話題作。歴史を訪ねて旅に出る。 それぞれの四季を味わうといった具合に自分を成長させてくれる手引きはどこにでもあります。
それには、自らが出向くことです。味わいたい、触れたいと思いながら・・・。 磨かれた感性はその人の魅力となって相手にその雰囲気を伝えます。
これは、専門分野を学び、知識を身につけることとは違います。それが証拠には、一生懸命勉強をし、東大に入り、学力があったり知識があっても、それが魅力にならないというのと同じなんです。
分かりやすく言えば、その人と話していると楽しくなってくるとか、その人から漂ってくる雰囲気がたまらないということに繋がるのです。優しさが滲み出てくる中に、感じ方が素晴らしいから言葉では言い表せない魅力に、ある意味虜になってしまうこともあります。
「お客様を30分ほどかけて車で駅までお見送りした後、数日してお手紙を頂きました。」、こんな話を聞いたことがあります。お手紙を下さった人は有名な映画の監督さんだったそうです。
何気なく交わした車中での会話に、監督さんは送ってくれたその人の何とも言えない魅力にとりつかれたのだそうです。
彼は1年後、監督から声がかかり映画に出演が決まりました。それがとっても重要な役だったのです。
演技指導も良かったのでしょうが、見抜く力もすごいと思いましたね。放った彼の感性もまた映像の中に採り入れようとされたんですから凄い話です。
営業マンがこうしたことで成功する例は多いですよ。 私はそうした話を聞く度に、その感性に気付いた人物を注目します。 どんな素晴らしい感性であっても、それに気づかずにいる人もいるんですから。
外国の歴史の方が長いかもしれない。日本の文化は中国や韓国から持ち込まれたものの方が多いのかも知れない。しかし、同じ庭園ひとつとってみても日本の庭園の素晴らしさは決して真似ることの出来ない最高傑作です。他国と違うのは、与えられた自然(四季)の美しさがあってなのかも知れません。
私は、これこそ日本人の感性の豊かさだと思うのです。伝統と言ってもいいかも知れません。こんな素晴らしい財産を受け継いできた日本です。日本人同士なら尚のこと肌があうのではないでしょうか?

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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