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 実行に移す訓練 14 (動物編2)

驚くことがひとつあります。猿は仕方ありませんが、他の動物は散歩するときに決して首輪をしないでも大丈夫だったということです。勿論訓練は必要ですが、何よりも大切なのはやはり「愛情」以外にないと言うことでしたね。
人間の言葉を発することはありませんが、話しかける内容はきちんと聞きわけて行動するんですから驚きです。こうしたことから息子が何を感じ何を体験することが出来たかは本人でないと分かりませんが、きっと素晴らしい心を形成してくれたんではないかと思っています。
今年成人式を迎えましたが、これからは彼が自分の力でそうした経験を踏まえながら生きてくれることと思っています。
考えてみればこうして動物も育ってくれる訳だから、人間が出来ないということは嘘ですね。良いと思ったことをやらないだけです。
動物は可愛いと思うでしょう?しかし、実際に面倒をみよう(飼う)とすると、これだけは途中で止める訳にはいきません。前にある会社の猟犬について話したことがありますが、飼い主が犬の面倒をみないのは決して飼い主とは言えません。というよりそうした人は飼う資格がないと言った方が正しいでしょう。それを見て育つ息子への教育になど決してなりません。
ある日たんぼ道をゴールデンレトリバーを連れて散歩をしていた時のことです。勿論こちらは鎖でなど繋いでいませんから彼(犬)がどう行動しようが自由です。ずっと私のすぐ右か左を同じ速度で着かず離れずの均等を保って歩きます。あるところで急にワンワンキャンキャンと凄い勢いで吠えまくる犬に遭遇しました。鎖がちぎれんばかりに前足を上げ吠え続けていると、中から飼い主の奥さんらしきご婦人が何事かと様子を見に玄関まで出て来たのです。
私たちを見て吠えていることに気づくと、すかさず吠えまくる犬に言ったのです。「うるさいね~馬鹿犬!あっちはお前なんかと違うんだ!????」と吠えまくる彼に怒号を浴びせたのです。
私の愛犬は自由のはずなのに、吠える犬に耳を貸すわけでもなく素知らぬ顔で散歩です。
動物は当然しつけが重要になりますが、これを怠っている飼い主に限って怒って納めようとしますね。
これは本当に人間でも同じことが言えるでしょう。相手の心に話しかけないかぎり伝わらない典型です。こうした訓練の出来た人は心も穏やかになり広く大きな愛情を持ち合わせることになる訳です。自身が幸せになりたいのであれば、愛情の一方行為を施せる実践、つまり訓練を重ねることですね。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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