2ntブログ

 親の愛に育まれて 3

これから結婚する人からメールが届きました。「それでは親の愛情がなくて育った子供は駄目なんだろうか?」と。
それは無いですね。ただ、親の愛情があるか無いかは大きな影響があることは事実です。自分の親なんか恥ずかしくて人になんか会って欲しくないと言っている人もいます。親が子に無関心でほとんど何にも干渉もしないと言う家庭があるのも事実です。
あんな親のいるところへなんか友だちを連れて行けないなんて人だっています。だったらどうすれば良いのか?
ここで一番大切なことは後ろ向きにならないことですね。つまりマイナス思考は良くないと言うことです。前にも述べましたが、努力して「明るく良いものの考え方」で過ごす訓練をしてください。
駄目だと決めつけると本当に駄目になってしまいます。ある親が自分の息子を語るときに、それも本人のいる前で「うちの子は本当に馬鹿なんだから・・・」と常に馬鹿馬鹿と決めつけて言います。
これは怖いことで、そんなことを言い続けていると、まるで暗示にかけているように「本当にぼくは馬鹿なんだ」、とか「本当に馬鹿かも知れない」と決して良い方向になんか進みません。
もしも、親の愛情が無かったと感じるのであれば、そのときから意識的に自身が愛情のかたまりのように周りに優しく思いやりをもって接する努力をすることです。つまり、自分が嫌だと思ったこと、自分にはこのように接して欲しかったと思えたことをあなたが実践するのです。
人間だからきっとできます。中には口べたで、思うように子供にものを伝えられない親だっていたのかも知れません。決して決めつけて「駄目だ」とするのでなく一歩踏み込んで、それが誰であっても構いません。とりあえず話のできる友でも結構、職場の同僚で結構、明るく振る舞い心を開いてみることです。
男の子だから厳しく躾けたかったと言って若い両親が7歳になる坊やを殴り蹴るでとうとう死に追いやった夫婦がいます。犬や猫だってそこまで出来るものではありません。逮捕された時の言い訳にすぎない内容に切なくなって来ました。それは間違っても愛情などとは遥かにかけ離れています。
どんな少年時代少女時代を送ったんでしょうね。でも実際にそういう人が存在していました。そのどちらの相手(夫婦)にもきっと普通の人ならそういう人とは縁は無かったと思いますね。いろんな環境で育つとはそういうことで、どんな環境であっても良い友を得る努力をし決して親のせいにはしないでくださいな!

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード