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 親の愛に育まれ 9

親元を離れて立派に成長する子供も沢山いますし沢山知っています。それは少なからず子供時代に基本を教え込まれているか、親の素晴らしい背中を見て育ったに違いありません(例外は別として)。
それほど親の愛、親の指導(教育)は大切なのです。結婚するときに、「いいんだ料理なんか出来なくっても!」と話す男性もいます。好きだから?当然料理が苦手な人だっていない訳ではありません。
「そうだよ!苦手なんだから仕方ないじゃないか?」とかばう男性もいるでしょう。どうでしょうか?365日出前で生活が出来るでしょうか?一時的には下手で苦手で良いかも知れない。
しかし、私が欲しいのは、少しでも上手になりたいなと思う気持ちと努力です。苦手は苦手なりに、下手は下手なりにその努力の成果は必ず表れるはずです。
私の家内は実に料理が上手です。本人は謙遜していますが、どれを食べても美味しいと感じます。どちらかと言えば、食にうるさい私ですから評価は辛口の方ですが毎食満足ですね。
これはお世辞でもおのろけでもありません。私のためにと料理してくれる心、それが最大の調味料となっているのかも知れませんが幸せ気分に浸れるひとときでもあります。
別に特別豪華な食卓を整えているわけではありませんが、私は心から感謝の気持ちを添えながら頂くことが出来ています。嬉しいことですね。
料理が下手でも良いと言ったからと何の努力もしないとしたら大きな問題ですが、実際にはそういう人もいるらしいですね。でもどうでしょうか?食卓に出された料理に首をかしげることがあっても、どこか良いところを褒めてあげるとか、ときには美味しい料理を一緒に食べに行きながら、楽しく料理について少しだけ語り合ってみるとか?
ほんの少しだけの興味や好奇心の入り口に誘ってあげる努力も必要なんだと思います。しばらくして子供が誕生する。何が何でも料理をしなければならない時も来るんです。
この子のためにとそれなりに注ぐ愛情が不可欠となりますね。ですから、子供が生まれる前から、多少苦手であっても旦那のためにと愛情を注ぎながら台所に立って欲しいと願います。
自分はそういう風に育って来なかったと諦めずに、気付いた時点からでも決して遅くはありません。
困ることは、気づいても実行しないことです。私のために、自分のために、家内のためにとその心が伝わるだけでも大成功です。
他人(ひと)のふり見てわが身を直すと言いますが、謙虚さと感謝も添えながら自分づくりに励んでください。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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