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 さよならの季節 2

そう言えばこの季節、卒業という別れの時期を迎えていますが、考えてみると大学は別として中学や高校時代のクラスメートとは卒業と同時にあれからまだ一度も再会していない人も多くいますね。
同級会や同窓会に顔を出せばまた別ですが、おとなしかった友、やんちゃだった友、とっても仲良しだったのに全く消息が分からなくなった友。 あんなに一生懸命遊んだ仲間なのに、あんなに一生懸命勉強し会った友なのに、会わない人は本当に会わない。
現在とっても仲良くしているのはやっぱり会社関係であったり近所の人。「遠い親戚近くの他人」とも言いますが、疎かにしているつもりはないのに月日(じかん)は本当にあっという間に過ぎていく。
あの時こうしておけば良かったな!等々みんな後の祭り!こうした人間関係は世界の中でも日本のそれは最も人間らしい絆のようなものが見えるのに、それも薄れてしまったのだろうか?
だからと言って、現在東京にいるのに、仲良しだった友や級友を追いかけて関西や九州まではそう簡単には訪ねられないのも現実。出来ることは、いま接することの出来る人たちに、それも出来る事なら出来るだけ若い世代の人たちに日本の良さや人間の心の大切さを少しでも伝えられたらと思いますね。
若い人の中にも感性豊かな人がいていろんな話をする中でとっても幸せを感ずることが多いのです。常識をわきまえ一生懸命自分磨きをしている人もいます。
ある人にこんなことを言われたことがあります。「そういう若者と出会えるということはあなたの心が綺麗だからですよ」と。嬉しい言葉ですが自分などまだまだだっていつも思いますね!
そういう若者に会うと、自分の経験談を夢中になって話します。「ああ!少し話しすぎたかな?」っていつも反省。心の中では一人でも多くの人(わかもの)が幸せになって欲しいと思うから、これが私の役割なんだと思っちゃうのかな?
興味や好奇心を多く持てた性格のお陰で、本当にたくさんの経験や想い出をつくることができました。だから、基本的には多くの話題も、決して他人の話をせずに済みます。これは一番大切なことのように思いますね。
今回綴っている「俊介の部屋」は、経験プラス実際にこの目で見て肌で感じたことを述べています。
「便利と心」の話をしましたが、便利の中で育った若者がこれからどうやって心を語っていくのかと思うと少し不安なのかも知れません。(つづく)

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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