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 社会に飛び出す若者たちへ 7

東京タワーから東京スカイツリーへ。時代の変遷を表す象徴がこんどはどんな日本人を見届けていくのでしょうか?下町墨田区の界隈では、さあ!外国人に対する英語の勉強だ、また新タワーにちなんだお土産品だと大変な騒ぎ。実際にまだ半分しか進んでいない工事でも、東京タワーを超したとなれば連日1,000人もの見物客だそうです。
観光面では確かに効果があるのは否めませんが、ここで大切なのが「日本人の心」です。東京タワーが完成した時代は更に家族の絆が生れた時代でもありました。東京スカイツリーの完成を待つ現在は「離婚式」が登場するといった凄い時代になってしまいました。
幸せになろうと結婚したはずが、どういう訳か子供たちを片親にしてまでも別れてしまう。これは女性も社会進出を果たし自活できる環境になったことも見逃せない。だからと言って簡単に離婚するような時代は寂しく思う。
勿論昔だって離婚が無かった訳ではない。しかし、当時のそれは本当に苦しんで苦しんで悩み考えた末の決断が多かったはず。別れた父親が子供たちと離れることも、母親の元で子供は育つべきだとその愛情はいっぱいだった。子供たちと離れた父親の淋しさや悲しみはおそらく理解できないだろう。もし、理解できるような相手であればおそらく離婚にまでは発展しなかったはず。
こうした時代であったことも参考にすべきではないかと思う。人間は、神様ではないのだから完璧な結婚など無いに等しい。結局「性格の不一致」が一番の原因だったのだろう。
しかし、近年のそれは相当事情が違うようだ。秘密裏に行動できる小道具が多いのと環境が整いすぎている。
どんな環境であろうと本当にしっかりした心を持っていれば、結婚ばかりか仕事においても友だち付き合いにおいてもきっと上手くいくはずなのだ。
夢を持つことと同じように、純粋に人を愛する心も育てていって欲しい。
離婚率が景気の変動と同じ傾向を表していることを見ても分かるように、不景気の時代ほど離婚率が高いのも怖い感じかしてならない。まるで金の切れ目は縁の切れ目と言っているようで恐ろしい。
どんな状況下にあろうとも、心で結ばれることのできる相手に巡り合えることを祈りたい。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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