2ntブログ

 ゲゲゲの女房 おばあちゃん

若いおじいちゃん!もっと若いおばあちゃん! 昔の感覚からすればそのイメージは大きく変わりましたね。始まったばかりの朝ドラ「ゲゲゲの女房」に出演している女優野際陽子さんが昔々のおばあちゃんを見事に演じていました。
野際さん演じる登志ばあちゃんは、新たな店舗を出すことを計画し商売の手を広げすぎることによって稼業が不安定になることを望まず主人公の父・源兵衛(大杉漣)と鋭く対立していました。その登志が脳こうそくで倒れ、予断を許さない床についたまま見舞う布美枝(松下奈緒)に励ましの言葉をかけるシーンがあります。
家族の温かさが素晴らしく描写されたひとコマでしたが、亡くなってから源兵衛が母(登志)の思い出の品を川に流す下りは更に泣かされました。どこかで味わったことのある温かく懐かしい展開に見入ってしまいます。
今回のタイトルが「ご縁の糸」でしたが、「絆」と言ってもいいでしょうね!一生懸命ではあるのですが息子(源兵衛)は何をやってもうまくいかない。家を手放すことになるようなことは断じて許さないと息子と口論になりながらもやはり母子、温かい雰囲気が漂っていました。
孫(布美枝)はおとなしく女の子が余りにも背が高いことへの劣等感を抱いていましたが、なんとも優しく見守っていたのがおばあちゃん(登志)だったのです。
現代に欠けている何かを思い起こさせるドラマの始まりに最近になく期待してしまいました。
話している内容、話している口調、話しているときの相手に対する眼差し。大切なものを思い出させてくれています。
考えてみれば最近の大人(老人)に、なかなかこうした姿を見ませんね。やはり大切なのは家族の在り方のように思います。一緒にテーブルを囲むそうした家族の団らん。小さなお子さんや中高校生のいる家庭などは、子供たちのために今からでも頑張って絆を築きあげる努力をして欲しいと思いました。
昔が良いばかりではありません。今が悪いばっかりでもありません。しかし、心がギスギスしているような生活がそこにあるとしたら、それを他人のせいにするのではなく、あなたの心で温かさを取り戻してください。さすがNHK,素晴らしい番組に挑戦しているなって思いました。
相手を思いやることは時代がどんなに変わっても出来ないことはない筈です。心の問題は金は一切かからない訳だからやってみませんか?おじいちゃん、おばあちゃんの役割って本当にあるんですよ。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード