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 残念な花まつり  浅草寺

好天に恵まれて浅草寺恒例の「はなまつり」も最高の盛り上がりを見せていました。仕事の関係で春の風物詩を収めようとカメラ片手に雷門へ。
まるで子すずめたちがはしゃいでいるような光景がまず目に入り、周りはインスタントカメラマンでいっぱい!お釈迦様を乗せた白い象を多くの園児たちが引きながら本堂へ向かいます。素晴らしい天候に一段と賑やかな仲見世通り。

ところがです。ここで残念な光景が目に入って来ました。パレードを囲む大勢の観光客。園児の傍には父兄のみなさんでいっぱい。すると、若い園児の父親が凄い剣幕であるカメラマンに文句を言い出したのです。
彼は我が子をビデオに収めようと一生懸命のようでしたが、自分が撮影するのを妨げられたわけでもないのに一人の一般カメラマンに食ってかかっているのです。その言い方が凄いのなんのって!
「どけよ!ほら・・・! そこをどけよ!」、何回も何回も一般男性にそこをどけ・・・と言っていました。
どうしたんだろうと目をやるとつまり邪魔だとでも言いいたかったようです。自分は関係者なんだ。彼の言い方で喧嘩にならなかったのが不思議です。
写真の好きな人なら分かると思いますが、やはり良いポジションで撮りたいのは誰もが同じです。よく見ると一般男性は決して邪魔でも迷惑をかけている訳でもありません。

   パレード
             パレードする園児たち

あまりにもしつこい彼の文句に一般男性も少し切れかかっていました。しかし、楽しいはずの行事に水をさしてはまずいと我慢したようですがこれは大きな問題ですね。 まして仏様の境内で学ぶ園児の父親です。どう見ても「俺はこのパレードに参加している関係者だ」と言わんばかりです。
こういう言わばまだまだ若輩者が勘違いする光景に周りのおおくが不快感を覚えました。
多くの人が楽しみ、穏やかに過ごしたい日に本当に残念なひとコマでした。私は一般のカメラマンに近寄り、肩を叩いて言いました。「よく我慢しましたね!」と。
広い心とか、譲り合うとか、思いやる等の心のカケラも見当たらなかった若いパパ。自分が中心なんだというような振る舞いに怖さすら感じました。子供の前で喧嘩にならなくて良かった。しかし、幼稚園側でも考えなければならない問題のようです。これでは浅草寺幼稚園は特別なんだという感じがしてとても不愉快でした。周りの数人も若いお父さんに呆れていましたが本人だけが気づいていないようでとても残念でなりませんでした。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

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