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 人はなぜ怒るのか 1

ここでは怒る対象を職場の上司、経営者、教師、そして親と考えてお話してみましょう!
よほどのことが無い限りこの人たちは部外者の前では怒ったりの態度は見せないものです。これも全て経験や実際身近で見てきた事柄を総括して考えてみました。
以前、あれこれと経営者の実態をお話しましたが容易に解釈できるのはそうして怒る者たちは人間だからです。怒ってしまった後に「あれほど怒鳴らなければ良かった」と後味の悪さを感じているはず(そうであって欲しい)。まだそう感じてくれるなら救われます。
つまり、一様にこの人達は決して良い指導者や親に恵まれなかったと言って良いでしょう。子供は親を見て育つ典型ですが、特に悪いことは良く似るものです。
怒る理由は至って簡単です。まず自分が思っているように動いてくれないと爆発しますね。特に親子でない社員などは育った環境や性格、ものの考え方が本当にそれぞれです。またそれで良いのです。個性があってこそ人間らしくもなりますがそれを自分に合わせようとする上司がいます。ここから間違いは始まりますね。
そして自分の考えと教育の名の元で一生懸命教えたつもりになるのです。従って何かの指示命令を下したときにそれが出来ないと「どうしてできないか?」となります。
「野球は人生の縮図」と言った人がいますが、良く考え整理し理解してみてください。本当にその通りです。全員が投手をやったらゲームになりません。誰がどのポジションに適しているかを見極めようとコーチ監督フロントは必至です。投手が良いと思って獲得しても一塁手等に転向したなんて事例は沢山あります。有名な話ですがあの世界一になったホームラン王の王貞治選手。学生時代は早稲田のエースとして活躍し注目され読売巨人軍に入団しました。彼がもし最後まで投手だったら一体どんな野球人生を送ることになったでしょうか?
当時王選手のコーチだった荒川氏がその打力を見抜き徹底して打撃の指導を施しました。
そこで生まれたのがあの一本足打法です。フラミンゴと言われ歌にまで歌われました。期待を裏切らずとうとう世界の王になった話はあまりにも有名です。
王選手の性格や特徴、何よりも彼の一番素晴らしいところを見出してそこを指導したコーチ監督の功績です。そして彼は不動の4番となり1977年国民栄誉賞第一号となります。
こんなに素晴らしいお手本がありながらその夢に憧れ怒りまくっている指導者が少なくありません(つづく)。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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