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 心の詩 (童謡) 11

   背くらべ      作詞 海野 厚  作曲 中山晋平

柱のきずは おととしの
五月五日の 背くらべ
ちまきたべたべ 兄さんが
計ってくれた 背のたけ
きのふくらべりゃ なんのこと
やっと羽織の 紐のたけ

柱にもたれりゃ すぐ見える
てんでに背伸(せのび)していても
雪の帽子を ぬいでさへ
一はやっぱり 富士の山

端午の節句に背丈を計った光景はよく分かりますが、これは親が子供の背丈を計ったのではなく作者の弟さんの成長を作者本人が描いたようです。そうだとすれば仲の良い兄弟だったんですね。
この詩に曲をつけたのが中山晋平です。素晴らしい感性に裏打ちされたのは事実ですが人というのはいかに出会いでものごとが変わるかの典型でもあったようです。
島村抱月や松井須磨子、野口雨情等々の出会いの中で画期的な作品に偶然であったわけでないことがよく分かります。
中でも「カチューシャの唄」や「船頭小唄」「波浮の港」等その後歌謡曲の進む道を決定づけたとも言える素晴らしい作品が次々に誕生するのです。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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