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 心の詩 (童謡) 29

七夕さま     権藤はなよ/林柳波作詞 下総皖一作曲

ささの葉さらさら
のきばにゆれる
お星さまきらきら
きんぎん砂子(すなご)

五しきのたんざく
わたしがかいた
お星さまきらきら
空からみてる

ささの葉さらさら・・・という唄い出しで始まる「七夕さま」
最近はなかなか歌われなくなった童謡が多い中で、今も全国に流れ歌われる作品のひとつです。短冊に願い事を書いて笹の葉につるす行事は最近の幼稚園でも行われていますね。着実に次の世代にまで伝えられている嬉しさを感じます。
たしか4~5年前だったと思います。 ある会社の社員旅行の企画の中にこの願い事の行事を採り入れました。
時期が7月の頭であったこともあり、楽しいバス旅行の帰り道、40名弱の社員全員に短冊を配布しました。
1枚は個人的な願いごと、もう1枚は仕事に関する願い事を書いてくださいと2枚を渡したのです。いきなりだったので全員が恥ずかしさや照れもあってみなさん驚いていました。私の狙いは全員に素直な気持ちでいて欲しかったのです。
その短冊は翌日とんでもない大きな竹につるされました。私は願いが叶うと思いましたね。この歌がこれほどまでに単純でありながら美しくロマンチックであるように、いつの時代にも人の心は子供のように素直が一番だと思えたからです。 翌年からこの行事が続いたかどうかは分かりません。
七夕の話には、織姫は天帝の娘で機織りの上手な働き者の娘であったことは知っての通りです。同じく働き者の牛使い(彦星)と仲良しで天帝は二人の結婚を認めました。しかし、夫婦生活が楽しくてしかたがなく、織姫は機を織らなくなり、彦星は牛を追わなくなってしまったため、天帝は怒り、天の川の両岸に二人を引き離したのですね。ところが天帝の情けによって年に1度、7月7日に限り会うことが許されるのです。
多くの逸話が世界中で語り継がれてきましたが、そのほとんどが正しい生き方をしてくださいねと願っての作品ばかりであることが分かります。本当に心の持ち方の良いお手本ばかりです。
殆どの子供たちがこの話を聞きながら、そして七夕さまを歌ったのです。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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