2ntブログ

 美空ひばりの命日

平成元年6月24日「美空ひばりさん逝く!」と悲しい報せがあってあれからもう21回目の命日です。
各テレビ局共に追悼放送が続く中、改めて女王ひばりの歌唱力に驚かされる。これぞプロだという人も多いが彼女ほど歌う為に生れて来たと言ってふさわしい人はいないだろう。まさしく歌の申し子だった。
今聞いても美空ひばりほど上手い歌手はいない。どんな歌でもひばりが歌えば名曲になる。死の間際に出たみだれ髪などはまさに名曲中の名曲です。ひばりが歌ったからです。
1時間番組でも3時間番組でも延々と流れるひばりの番組はあっという間に終わってしまう。しかもその魅力に取りつかれているのだ。戦後、日本国民が頑張れる勇気を与えてくれた一人であることは周知の通り。
若い人たちはそこまでは知らないだろうが本当のスターであったことには間違いない。中村錦之助、石原裕次郎、長嶋茂雄等その時代を語るときに欠かすことの出来ない心の太陽がいました。
まだ影響を残す長嶋さんは別として人はみな順番に迎えが来るのも仕方のないことですが、もう少し頑張って欲しかった人たちでした。そう考えると政治家なんかよりも社会に与えた影響は格段の差があるように思いますね。
そういう意味で改めて今日は美空ひばりさんのCDを流してみたいと思います。実は私にはこの命日を忘れることが出来ない理由があるのです。それは亡くなる4日前の6月20日に私の息子が誕生したからです。
喜びと悲しみが重なった6月でした。
7月になると石原裕次郎の命日がやってきます。昨年国立競技場で行われた法要に参加しました。裕ちゃ~んと叫んだ10万人の声の中に私も居たのです。それから2年後に誕生した息子に「裕」の字を1文字頂き命名しました。多くの人に愛された国民のヒーローにあやかったのです。
親が名づけた想いは必ず子に伝わり、その名にふさわしい人間に成長してくれるものと信じています。それはどこの親でも一緒だと思う。
今日こうして美空ひばりを思い出し綴っていますが、気持ちが折れそうになってもまたこの日をきっかけに勇気を出して目標に向かうことが出来るんですからやはりヒローは不死鳥です。
歌のジャンルや曲調がどんなに変わってもこうしていつまでも心に残る歌が現実に存在していることこそこれぞ「日本の心」と言っていいのではないでしょうか?
懐かしさに浸っているのではなく作品によってその時代がアルバムのように人それぞれの人生を思い出させてくれるのだから改めて美空ひばりの偉大さに驚かされます。ただただありがとうですね!

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
プロフィール

岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
チーフ・プロデューサー
演出家

最新記事
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード