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 好きになる心が大切

ホタルイカさんありがとう (^_-)-☆
富山県入善町のホタルイカさんから深刻な(笑)メールを頂きました。相手を好きになること、ものを好きになることが大切ですよと説いたことにご意見を頂いたものです。
これは実際に私が経験した話ですが、私が名古屋の老舗で店長をしていたときのことです。当時は勿論まだ私も独身で3店舗の責任を負っていましたが働く店員は全て20才前後の女性が殆どでした。可愛い子もいれば全くもてないタイプ(一般的にブスと言われますが =失礼!)も当然いるわけです。
私の役割は信用を築いていくとともに当然売上(業績)を求められます。真剣に考えれば分かることですが、信用(人気店)とはその店を見れば一目瞭然。全員が一体となって取り組むことがどんなに大切かが問われもします。人間関係がギクシャクしていては店長の訓示や行動計画など上の空となります。それは、人が多ければ必ず一人や二人へそを曲げるものがいるからです。えこひいきなどもっての他!
しかし店長も人間です。店員も全て店長に快く言うことを聞くとは限りません。私が実行したのは、いわゆるもてないタイプの人間(女性)に普通の人の3倍声をかけながら仕事を進めました。
心開くことが少なかった人が笑顔で取り組めるようになるとそれはもう素晴らしい結果が待つのみです。そして「私たちは日本一の販売員を目指そう」と目標に向かうわけですから鬼に金棒。
効果はたし算ではなく掛け算だということが如実に表れるのです。仕事を好きになれば出勤時から顔も心も違います。商品を愛すれば更にその知識を得ようとします。同じ目標を持った人が集まればその効果はとんでもなく大きく膨らむのです。
ホタルイカさんの迷いは「果たして現実にそんなことが出来るでしょうか?」ということでした。
人間だからこそ出来るんですね。俺が俺がと意気がっている内は半人前と言いますが、今回のサッカーワールドカップデンマーク戦でその素晴らしい姿を見ませんでしたか? 大方の想像は3点目のゴールはあそこで本田選手が蹴っていただろうと思ったはずです。しかし、今の本田選手は違います。ゴール前でなんと岡崎選手にパスしたのです。3点目は確かに岡崎選手の功績ですが、心に余裕の持てた本田選手のなんとも心に憎いアシストであったのです。ときには仲間割れもする団体競技。チームワークの原点に本当の仲間意識が芽生えないとそうしたシーンにはならないと思うのです。世界の新聞各紙がそこを報じていたのは嬉しかったですね。
やるやらないは本人次第。人を好きになることはときにエネルギーが要ることもあります。代償を求めるのは論外ですが実践すれば豊かな心になれることは確かです。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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