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 中村久子と相田みつをから学ぶ

ほんの一瞬でも霊界を垣間見た後に私は不思議な出来ごとに出会うことになった。
浜松の駅前のプラザの前で友人と待ち合わせている間、私の目に飛び込んで来たのが「中村久子」という人の遺作品。 それと「相田みつを」の作品だった。 会議用の長机に白いテーブルクロスを張っただけの展示台。
時間をもて余していた私はぶらりと展示室に入り目を疑ったのだ。
両手両足の切断という重い障害を抱えながらも、人生をたくましく生き抜いた1人の女性中村久子さん。
この女性(ひと)が作ったのか??
そこには無手足の身に裁縫・編み物・刺繍・口での糸結び・短冊書きを芸として製作した作品がずらり!
ここで初めて「生れて・生きて・生かされて」の壮絶な人生を知ることになった。
後に高山市の真蓮寺三島多聞氏にお会いし縁あって久子さんの娘さん(富子)に出会うことができた。娘さんと言っても80歳を越えており深いお話を聞くたびに感動感銘を受けた。「すごい人がいるんだな~!」。できれば皆さんも、ヘレンケラーにも天皇陛下にもお会いしている久子さんの「生れて・生きて・生かされて」を一度見て頂きたいと思う。それは願いでもあります。
生きている今の自分をもう一度見つめ直すことが出来るはずだから是非! 同時に開催されていた相田みつをのコーナーはまた中村さんとは別の意味で心を奪われた。
それから3年ほどして有楽町で相田みつを美術館(ギャラリー)がオープン。浜松とは全く装いも新たに心に触れるギャラリーとしては素晴らしい展示館となっての登場だった。
心の持ち方の素晴らしさを学ぶことになるのだが、特に相田みつをの作品は「もっともだ」、「上手い表現だな~」等々キーホルダーを買い、作品の印刷されたハガキやカレンダーの多くを求め友人や社員たちにプレゼントした。
「ひとの世の幸不幸は、人と人とが逢うことからはじまる、よき出逢いを」、以来私の部屋にはこの掛け軸が毎日の自分の心をコントロールしてくれている。
数年後有楽町の会場から山手線反対側の国際フォーラム地下に新たな展示館としてオープンすることになる。
私はどちらかというと有楽町の展示館が好きだった。表現できないほど厳かで落ち着いた会場内はそこにいるだけで心を癒され続けたからだ。
人は出来るだけ本物に触れ一流を観て味わうことで素晴らしい成長に繋がると言われるが本当にそう思う。私が事故に遭遇し、霊界を見てからというもの、中村久子さんや相田みつを作品に出会うとともに長嶋茂雄巨人軍監督(当時)・音楽家の山本直純先生と食事をしたり旅をする仲になるのだから不思議だった。
何も霊界になんか行ってみなくても、これは本当の話なのだから若い人たちがいろんな学びの中から心のあり方を構築していって欲しい。あなたの心で人生は決まる。その通りですよ!
まさに「生れて・生きて・生かされて」です。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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