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 心で過ごせる時間

誰もがきっと「子供の頃はとっても1日が長く感じた」とか「最近はもうまた夏がやって来たのか!」と思っているでしょう。それは確かですね。勿論その長さ(時間)に昔も今も違いがある筈がありません。
私がはっきり覚えているのもそうです。あのサリン事件や阪神淡路大地震はまるで昨日のことのようですし、つい先日花見をしたばっかりと思っていたのがもう8月になろうとしているのがそれです。
最近は朝の時間の使い方、計画の整理を確実に少しでも効果的な1日が過ごせるように心がけています。
先日私が子供の頃からずっとお世話になっていた叔母が亡くなりました。叔母との思い出だけでも語り尽くせないくらい沢山あります。一番近い親戚であったという他に隣り町だったので交流も頻繁でした。
そうした大人たちから学んだことも数えきれないほどあります。しかしそれはとっても長い時間だったように思います。
父が死に母が死にとうに私も父の年令を超えました。父の青春時代と私の青春時代。余りにも大きな環境の差があったように思います。ところが平成になってもう22年です。この22年の内容も昭和のそれとは違う大きな環境の変化がありました。
出始めの携帯電話の大きさと重さ、便利でしたがここまで普及するとは思いませんでした。
7年ほど前に何度か続けてモンゴルを訪れましたが、当時でさえモンゴルの貨幣価値は低く1万円も持っていたら大変なものでした(外国からの観光客は別)。ところがそれでも当時モンゴルで圧倒的に普及していたのが携帯電話でした。こんなに高い商品をどうやって若者は購入するんだろうと思い不思議でした。
便利と言う時代は人間の心を大きく変えてしまっています。情報が簡単に入手できる時代に「我慢」という心は弾き飛ばされていく。そんな中で尚時間はあっという間に過ぎていくのだから余程しっかりとした行動計画を立てていかないと「大きな時間の無駄」を生みかねません。
平等に与えられた「時間」です。 よく、怒っても1日、泣いても1日、笑っても1日。どうせ過ごすなら笑って過ごす1日がいいと誰もが話します。それでも出来ないんですね。
子供の頃は夏になるとほたるをとりによく出かけたものです。平成の今、ほたるをとりにいくようなそんな状況はその辺にないものだろうか・・・。
これから10年も20年も過ぎたころ、「平成20年前後は」って語れるようなそんな風情を今の若者にも是非味わって欲しいと思う。
便利だけを追い掛けて愉しむのではなく、心に刻み込んで生涯忘れられない思い出に出来るそんな時間の使い方をしていきたいですね。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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岡部俊雄

管理人 : 岡部俊雄
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