2ntブログ

 不思議なたばこ愛好者

交差点でミニバイクを運転する23~4歳らしき女性に出会った。彼女はヘルメットが半分頭から外れた状態でサンダル姿。口には煙草を銜えていて軽快にふかしながら交差点に進入して来たのだ。
昔ならそれほど珍しくなかったように思うがどうも似合わない。 まだまだ煙草が止められない人は多いようだ。 いくら癌になる可能性が高いと言われようが、煙草税が上がろうが愛好者は絶えないみたいだ。
5~6年前に会社勤めをしている時の朝を思い出した。 毎朝社員の出勤前に会社前の道路の清掃をするのが日課だった私が戸惑った経験をしたときのことだった。 会社前の100m前後を毎日掃除するのだが驚くほどゴミって絶えないものだった。そんなある日前方から女子校生が自転車で私とすれ違おうとしたのだが、驚いたことに彼女は片手運転で手に煙草を持っていた。 勿論吸いながらだがただただ驚いてばかりの自分。
この時代、この程度のことで驚くことはないのかも知れないが、まだ朝で一人で学校に向かう途中だ。制服が可愛らしいと遠くには見えたが近づくにつれて唖然とするだけ!しかも私とすれ違って20mも行ったところでポイ捨てだった???
私は何を持っていたんだっけ!? 右手にほうきと左手には塵とりとごみ袋を持っているのだ!
おいおいおいと思うが彼女はとうに小さくなっていた。 20年も前だったか、学生服姿の男子高校生2人が田舎の道を煙草を吸いながら歩いて来たことがあった。 車ですれ違おうとした私だったが余りの様子に車を止め2人に注意したことがあった。 制服でなければ通りすぎたかも知れない。「煙草を捨てなさい!」と言う私に「関係ないじゃん!? 先公かよ!?」「いいや!」、すると「じゃ!ポリ公か?」と聞いてきた。違うと答えると気を大きくしたのかまったく言うことを聞かない。 毅然とした態度で語気を強め「煙草を捨てなさい!君等が私服なら何にも言わなかったかも知れない。 しかしいかにも高校生と分かる制服で天下の往来を銜え煙草とはどういう態度だ。社会をなめるんじゃない!」それでも喰ってかかって来たので「それじゃ一緒に学校へ行こう・・・」そう言うと2人は側溝に煙草を投げ捨てた。
「いくら吸うなと言っても無理なんどろうが、せめて制服で吸うのは止めなさい」繰り返して諭した。たまたま会社に帰るとそこに同じ学校のアルバイト生(女子校生)がいたのでその話になった。
すると彼女はこう言ったのだ。「殴られませんでしたか?気をつけた方がいいですよ!」と。
私は健康に悪いと思うし自分には体調に合わないので吸わないが今言われている迷惑だけではないのだ。
今日のバイクの女性もあれから決してどこかの灰皿に捨てたとは思わない。みんなは知らないかも知れないが毎日道路が綺麗なのは誰かが毎日一生懸命掃除しているからだと言うことも知るべきだ。
どうしてポイと捨てることができるのか不思議だ。
全員とは言わないが煙草を吸っていたらどうしたってだらしなくなってしまうことも知っていた方がいい。

 人名、会社名等(著名人は除く)は仮名ですが内容は全てノンフィクションです。
 【俊介の部屋】は平成21年6月4日にスタートしました。(毎日掲載しています)
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